南アルプス 御所山〜ドンドコ沢 青木鉱泉からのきつ~い周回縦走

トレイル

南アルプスの青木鉱泉を起点とした周回型の縦走をしてきたのでレポします。

今回縦走した山について

今回縦走したのは御所山、千頭星山(せんとうぼしやま)薬師ヶ岳、観音岳(鳳凰山)の4つの山ですね。

青木鉱泉から御所山方面へと登り、ぐるっと周回し青木鉱泉へと戻ってくるというコースです。

距離としては約22キロ。

距離としてはそれほど長くはないのですが、高低差が2512 累計標高が2,726とかなりハードなコースです。

逆周りの方が楽だったと思うのですが、青木鉱泉から御所山は破線コースで事前情報では急なガレ場だと聞いていたので、ここを下りで使うのは危険と判断し、登りで利用することにしました。

地図

そして上の地図をみていただければわかると思うのですが、観音岳から地蔵岳には向かわず、鳳凰小屋へとおりております。

もちろん、当初は鳳凰三山全てのピークを踏む予定だったので、地蔵岳にも向かう予定だったのですが予想以上に時間がかかり、地蔵岳まで向かえば日没までに下山できないと判断し、観音岳からは鳳凰小屋へとおりてドンドコ沢で下山することとなりました。

こちらの周回コースは途中ランを交えても10時間以上かかりました。

私は日帰りでしたが、日帰りだとよほどスピードや体力に自信がある方は別として今回のように時間に追われてゆっくりできないとなる可能性が大です。

ですので途中にある山小屋で一泊して回ることをお勧めします。

また、青木鉱泉から千頭星山、そして大馴鹿峠から苺平までは破線コースなので不明瞭で一部崩落箇所を通ったりと危険なところもあります。

体力も必要なハードなコースということもあり、山慣れしていない初心者の方にはおすすめできません。

アクセス

公共交通機関

JR中央本線韮崎駅から山梨中央交通バス約55分で青木鉱泉

時刻表などはこちらを参照

料金は大人一人1800円(荷物代は200円)

マイカー

青木鉱泉に100台収容可能な駐車場あり。料金は1日750円、1泊1500円です。

青木鉱泉からスタート

ここも宿泊可能です。

鳳凰三山への登山の起点となる場所で、ここで前泊してから登山するのもいいと思います。

なお、すぐ近くに水道があり、水を補給できます。

青木鉱泉

トイレもあります。

青木鉱泉のトイレ

青木鉱泉から御所山登山口へと移動します。

途中には標識もあるのですが少し分かりづらく、あちこちいったりきたりしてしまいました。

青木鉱泉

こちらの橋の先に御所山登山口があります。

橋

登山スタート

ここから山登りスタートです。

破線らしく終始踏み跡は薄いので、慎重に進む必要があります。

登山口

ですがマーキングはあちこちにあるので、マーキングにしたがって進めばOKです。

トレイル

ここ、ロープが垂れ下がっているので登っていけばいいのかな?と思ってしまいますが、登らず左に進むのが正解です。

鉄塔

よくみると左方向にマーキングと踏み跡が続いているのがわかると思います。

マーキング

崩落気味の斜面をトラバースします。

滑落注意です。

トラバース

これまでは急なガレ場でしたが、ここからはしばらく熊笹のトレイルが続きます。

刈り取りされておらず、足元が非常にみにくいのでゆっくりと進んでいきましょう。

くま笹トレイル

御所山山頂

ここまでひたすら急な登りだったので、早くも疲れてしまいました。

山頂は大きめな標識はあるものの、展望は0。

ベンチすらありません。

御所山

御所山を過ぎても熊笹トレイルは続きます。

熊笹

標高も高くなってきたので、この付近から涼しくなってきました。

ですがこの付近から虫(おそらくアブ)にずっとストーキングされることとなりました・・・

幸い被害はなかったのですが、不快で怖い思いをしました・・・

熊笹

この付近は笹が朝露で濡れており、靴がびちゃびちゃに・・・

草原

そしてこの付近で熊と遭遇!!!

二頭いました。幸い、私をみてすぐに逃げて行きましたがひやりとしましたね。

この時の詳しい記事はこちら。

南アルプスで熊と遭遇!その時私がとった行動と対策

2019年8月16日
トレイル

これまでは樹林帯の中でしたがだいぶ開けてきました。

ですが笹もだいぶ生い茂ってきたので、ここからはしばし藪漕ぎをしいられました。

トレイル

ここまでまともな標識はありませんでしたが、ようやくちゃんとした標識を発見!

こういう標識を見るとホッと一安心です。

標識

そして上の標識から千頭星山までは一般登山道なので急に道がよくなります。

それまでが踏み跡の薄い破線コースだったので、ちょっと感動。

トレイル

草原的なエリア。

お天気もいいこともあいまって気分最高です。

草原

千頭星山山頂へ

上の標識からはなだらかで歩きやすい道が続いいたので山頂までもあっという間でした。

山頂には標識が二つと三角点が一つ。

千頭星山

ですがこちらの山も展望は0でベンチもありませんでした。

アブもあいかわらずまとわりついてくるので、なかなか一休みすることができません・・・

三角点と標識

ですが千頭星山を過ぎてからようやくビュースポットが!

これから向かう観音岳や地蔵岳が見えます。

ですがまだ果てしなく遠い・・・

鳳凰三山

しかし千頭星山から先は再び破線。

また徐々に不明瞭となっていきます。

トレイル

しかもしばらく下りなので慎重に進んでいきます。

くだり

崩落箇所1

ここを落ちたらまず助からないので注意です!

崩落箇所

大訓鹿峠から苺平まではきつ〜い登り返しです。

ここの登りが今回一番きついところでした。

でもところどころ開けていて景色のいいところがあったのが救いでした。

綺麗な景色

そしてまた崩落箇所です。

ここは身を乗り出して進まなくてはいけないところで、とても怖かったです。

もちろん、ここもで滑ったりしたら一発アウトです。

崩落箇所2

そしてここでようやく本日一人目の登山者とあいます。

この先きついよ〜〜とのことでしたが現時点でもすでに十分きついのですが・・・^^;

トレイル

苺平到着

忠告通りのさらにきつい急登を喘ぎながら登りきり、ようやく苺平到着です。

ここから再び一般登山道です!

苺平

苺平から先は驚くほど整備された登山道でした。

そしてここから人が一気に増えます。

夜叉神峠から登ってきている人たちでしょうね。

トレイル

南御室小屋に到着です。

ここでは多くの登山者たちが休憩しておりました。

南御室小屋

ここで見逃してはならないのが水場です!

生!南アルプスの天然水です!

ここまで水場なしだったのでありがたさが身にしみます。

味はもちろん、いうまでもなく最高に美味しいです。

ぜひご賞味あれ。

湧き水

水を補給し一休みした後は薬師ヶ岳へと登って行きます。

今までの登りと比べたら笑ってしまうぐらい整備されており、緩やかな登りです。

登り

小屋から薬師ヶ岳までは2キロほど。

しばらく登っていくとついに森林限界を超えました。

白砂トレイル

これは素晴らしいです。

日向山のような白砂トレイルが青空に映えます。

白砂トレイル

改装されて綺麗になったという薬師岳小屋。

こちらには水場はないので注意です。

薬師岳小屋

それにしても本当に気持ちがいい素敵な景色です。

これまではきつかったですが、頑張ってきてよかったと思える景色でもあります。

トレイル

この付近にもたくさんの人がいましたが、人気なのも頷けます。

素晴らしい景色

薬師ヶ岳山頂へ

そしてついに鳳凰三山の一座である薬師ヶ岳の山頂を踏みました!

薬師ヶ岳

薬師ヶ岳から観音岳までもすぐです。

それにしても薬師ヶ岳から地蔵岳まで続く稜線は素晴らしいの一言です。

トレイル

観音岳山頂

続いて観音岳のピークもゲット。

鳳凰岳

ですが観音岳を過ぎたあたりから雲が出てきてしまいました・・・

雲

そして時間が押してきました。

地蔵岳までいけるのか、不安が募ります・・・

トレイル

鳳凰三山を象徴するオベリスクもついに見えましたが、ここで地蔵岳は諦め徹底することを決意。

無念の敗退でしたが、この判断は正解だったと思っております。

オベリスク

地蔵岳は諦め、鳳凰小屋へ直接おりるルートを通ります。

トレイル

鳳凰小屋到着。

ここでもたくさんの人が賑わっておりました。

鳳凰小屋

そしてここでも南アルプスの天然水がくめます。

驚くほど美味しいので忘れず補給しておきましょう。

南アルプスの天然水

ドンドコ沢で下山

帰りはドンドコ沢コースで青木鉱泉を目指します。

ドンドコ沢

ドンドコ沢コースもとても整備されていていいコースでした。

走りやすい箇所も多いです。

ドンドコ沢

ドンドコ沢コースの特徴としては随所で滝が見れるということ。

ですが今回は時間があまりなく、ゆっくりと見ることができなかった・・・

滝

足元の悪い急なガレ場も出てきます。ここは慎重に。

下り

徐々に暗くなってきました。

トレイル

ここまでくれば青木鉱泉まで後少しです!

トレイル

青木鉱泉に到着

長い旅を終えてようやく青木鉱泉へと戻ってこれました。

ここまでちょうど10時間。さすがアルプスの20キロは低山の20キロとは訳が違いますね。

青木鉱泉

そして私はこれで終わりではないのです。

輪行してデポしていた自転車で温泉へと向かいます。

自転車

今回の山行では見えなかった富士山がようやく顔を出してくれました。

富士山

湯めみの丘でゴール

20キロぐらい走り、山梨が誇る源泉掛け流しの日帰り温泉、湯めみの丘でゴール!

最高の温泉でした。

湯めみの丘

まとめ

この周回コースを登ってみての感想は「きつかった、でも素晴らしかった」ですね。

とにかく登りがきつく、全くスピードが出せませんでした。

その結果、最後の地蔵岳のピークは踏むことができず、不完全燃焼ではありましたが天候には恵まれ最高の景色は見ることができたのでその点はよかったです。

ですが破線コースを多く含むこのルートは正直、あまりお勧めできるものではありません。

悪路が多く、踏み跡も薄いところも多いので、実際に行ってみたら怖く不安な思いをしてとても楽しむどころではなかった、という感想にもなりかねません。

実際、私は熊にも遭遇しアブにもしつこくつきまとわれたので怖く、不快な思いをしました・・・

ですのでやはりいくのであれば、ドンドコ沢や夜叉神峠などの一般登山道を使うことをお勧めします。

一般登山道は驚くほどよく整備されており、登りもそれほどきつくなかったので(さすがアルプスの中でも初心者向けといわれていることはあります)

一般登山道はとてもお勧めできます。

何より森林限界を超えてからの稜線歩きは心に残る素晴らしいものがあるのでぜひ一度体験してみたいものです。

そして山小屋に一泊してゆっくりすることを強くお勧めします。

 

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みくぞう

みくぞう

山の魅力にとりつかれたソロハイカー。 山には主にトレーニングで登っています。 最近はトレランがメインになりつつありますが、ハイキングもあいかわらず好きです。 気づけば山や温泉のことばかり考えているようになったので、細かく役立つ情報を発信していきます。

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