埼玉県、飯能市にある「柏木山」に登ってきたのでレポします。
目次
柏木山について
飯能三名山の一つであり(他の二山は多峯主山と龍崖山)山頂からは大展望と豊富で賑やかなベンチやオブジェが楽しい山です。
また、奥武蔵の山は植林の山が多いのですが、柏木山は雑木林が多く、手軽に登れるのに豊かな自然や季節感が感じられます。
駅からのアクセスも悪くなく、登山道もしっかりと整備されているのになぜか人が少ない山でもあります。
ですので人の少ない静かな山行を楽しみたい方にも向いておりますね。
アクセス
公共交通機関
西武池袋線飯能駅からバスに乗車、永田大杉バス停にて下車。時間は約10分ほどです。
マイカー
圏央道狭山日高ICから県道347号、国道299号を行き、大河原信号を右折。
2キロ弱先のY字路を鋭角に左折すると右があかね尾根道コース入口で近くには約10台の無料駐車場があります。
あかね尾根道コースから登山開始
こちらがあかね尾根道コースの入口です。
入口は広いですし、このように標識もあるので迷わずにいけるでしょう。
カモシカのオブジェが可愛らしいですが、柏木山のあちこちでこのようなオブジェが出てきます。
あかね台自然広方面へまずは進んでいきます。
あかね台自然広場をすぎるとゆるやかな登りになります。
途中からフェンスにそって歩いていきます。
隣が飯能くすの樹ゴルフクラブというゴルフ場があるので仕方ないですが、情緒に少し欠けますね。
ですが道は良く整備されており、とても歩きやすいです。
道中にはこのようなかなり手の込んだ地図、標識がみられます。
となりの龍崖山もそうでしたが手作り感に溢れ、温かみがあります。
ですが自分でパワースポットといってしまうのはちょっと・・・
そしてご丁寧に杖までも用意されております。
使いませんでしたが、これはありがたい配慮ですね。
しかしこのような注意書きも。
犬連れ登山は自然生態系を破壊するため、とのことですが実際のところは実態調査が行われていないため、自然生態系への影響はわかっていないはずです。
また、自然公園内でも日本では犬同伴の登山を禁止する法律もありません。
ですがこのような注意書きがある以上、柏木山での犬連れ登山は控えたほうがいいかもしれません。
尾根道は登りでも急登はなく、自分のペースで歩けば息を切らすことなく歩くことができると思います。
この付近はヤマツツジやシュンランの自生地でもあるようです。
標識もこのように手が込んでいると見ていて楽しいですね。
柏木山山頂
そして山頂です。
登山口から30分ほどのお手軽登山でした。
夏場の低山だということもあり、山頂には誰もいませんでした。
ですが誰もいなくても賑やかで楽しい山頂でした。
まず思ったのがベンチが多い(笑)ご覧ください、この見事なベンチ群を。
ただ多いだけでなく、背もたれがあったり作りも凝っていたりして見ていて楽しいです。
しかもなんとそれぞれのベンチに小さな机まであったりします。
個人的に一番気に入ったのがこの赤く大きなベンチです。
やたら目立っておりましたが、外見だけでなく座り心地もよかったです。
これ、制作に相当時間かかっていると思いますので是非とも使ってあげてほしいです。
山頂にも杖がありました。
そしてこのような森の演奏隊のオブジェも。
見ているだけで楽しくなってきますね。
また、山頂にも全体の地図がありました。
そして忘れてはいけないのが景色です。
取材当日は曇ってはおりましたが、東側が拓けていてとても展望がいいです。
飯能や入間の市街地が一望できます。
また、南側は奥多摩末端の山を眺めることができます。
カモシカ新道で下山
お手製のベンチに座り、景色を堪能した後は「カモシカ新道」というコースを使って下山することにしました。
かもしか新道もいい感じの道でした。
はじめはやや急な下りでしたが、その下りを抜けると道幅も広くなだらかな下りとなります。
しばらく下っていくと、こちらの標識が出てきますので赤根ヶ峠方面へと向かって進みます。
赤根ヶ峠へのトレイルも良好です。
ほどなくして赤根ヶ峠へ到着。
赤根ヶ峠は江戸時代の後期から明治の半ばまで生産された飯能焼きに使用された陶土の産地であったそうです。
ここ、赤根ヶ峠のものは赤みを帯びた柔らかい粘土で鉄分が多く、粘着力にとむのでいい陶土の材料となったのだとか。
赤根ヶ峠から先も整備されたトレイルで、標識もしっかりしてあります。
途中はこんな工場横を通ったりします。
ここでひとまずゴール!
ですがここだけで足りないという方には是非続けてとなりの龍崖山にも登ってみていただきたいと思います。
ここも柏木山と同様、簡単に登れてしまう割りに絶景が見れる素晴らしい山です。
この山もセットで合わせて回ることをお勧めしますよ。
まとめ
柏木山の今回のコースの歩行距離は6.5キロほど。
コースタイムも二時間15分ほどととてもお手軽に登れる山です。
しかし、お手軽でも山頂からの景色はいいですし、他の山にはない手作り感溢れるものもたくさんみられますので飽きずに楽しく登れると思います。
山頂は特にのんびりと過ごしたくなると思いますので、ベンチに腰掛けながらランチをとったりするととてもいい時間が過ごせると思います。
なぜか近くの天覧山などに比べると知名度も訪れる人も多くないようですが、とてもいい山ですのでおすすめです。
強度の低い山でもあるので初心者の方にも向いております。
みくぞう
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