私は自宅から比較的丹沢に近いのですが、前回の山行でヒルの被害にあってから自然に足が遠のいておりました。
その時のYAMAPの活動日記がこちらです。
その時は津久井堂所山などの津久井の山にも登っておりますが、ヒルがついたのはおそらく南山だと思われます。
南山は手軽に登れて景色も良く、いい山なのですがとてもヒルが多い山でもあるようです。
その時もヒルの活動時期だったので対策は何もしていなかったわけではありません。
長袖にタイツ、手袋、厚手の靴下、足首サポーター、帽子、フェイスガード
と、できるだけ肌を出さないようにしてからいきました(もっとも丹沢だけでなく、他の山域でも常にこんな格好ですが)
これなら大丈夫、とたかをくくっていたのですが見事にやられてしまいました。
ちなみに吸血されたのは足首です。
厚手の靴下を履いていたのに、それで吸血されたのはかなり驚きでした
どうやら靴下の網目の隙間から器用に吸血したようで・・・
ヒルをなめていたようです。
そして噂通り、血が止まらないのにも驚きました。
これは吸血時にヒルジンと呼ばれる血液の凝固作用を妨げる成分を分泌させるのが原因のようです。
痛みはないのですが、結構血が出ていたのでそれでしばらくはもう丹沢はいいかなと思ってしまったわけです。
ですが丹沢でのヒルの活動期は、4月から11月まで。
これって結構長くないですか?
それもありこの時期の間、丹沢に入らないのはもったいない
と考えが変わるようになってきたのです。
遠いならともかく、東丹沢や北丹沢なら自転車でいける範囲ですから。
ですので今回は、ヒル対策としての強力なアイテムを導入して丹沢を散策してみました。
それがこちらです。
ヒル下がりのジョニーについて
内容成分は弱アルカリ性溶剤、高級ハッカ油、エタノール、植物抽出天然エキス、増粘剤、添加物
デイートは不使用で、危険性のある化学薬品も未使用とのことです。
ちなみにデイートとは虫除けスプレーの多くに含まれている成分ですが、生後6未満の乳児へのデイートの使用は禁止されております。
つまりそれだけ安全面に問題があるということですね。
ですがヒル下がりのジョニーはデイートは不使用なので、お子様にも安心して使用できると思います。
また、自然界で生分解される材料だけで製造されているので、人間だけでなく自然にも優しいようです。
それで肝心の効果ですがまずはAMAZONのレビューをみてみましょう。
軒並み高評価で評価の低いレビューもちらほらみられるものの
「被害にあった」というレビューは2〜3つほど。
あとは大抵「効果はあった」と評価されているようです。
この評価の高さが購入の決め手にもなりました。
そして実際、自分でもそのヒル下がりのジョニーの効果を早速試してみることにしました。
東丹沢のハイキングコースにて効果を実験
実験するなら特にヒルが多いという宮ヶ瀬湖周辺のハイキングコースにしました。
それもどれも人の入らないマイナーなコースオンリーです。
まずは三栗山ハイキングコース
知らない方が大半だと思いますが愛川町にあるハイキングコースの一つです。
詳しくはこちらをどうぞ。
ですが非常にマイナーなハイキングコースなのか、検索してもほとんどヒットしません。
道はこのような感じで綺麗に整備されておりました。
標識もしっかりと設置されております。
三栗山ハイキングコースの最高峰である牛松山。
展望があるところはここぐらいであとはいたって地味なので人気がないのだと推測。
ですが決して悪いコースではないんですけどね。
そしてここのハイキングコースを歩き終わって靴の中や服の中をそそくさとチェック。
結果は・・・ノーダメージでした。
ですがこれだけではまだわからないですし、歩き足りないので再びヒルがいそうなマイナーコースに行きます。
続いてはこちら
三増アルプス。
こちらもどこだよ!
という方が大半だと思いますが、実はこのコースを歩くのは2回目だったりします。
以前もブログで取り上げました。
ここも超絶マイナーなご当地アルプス。
展望0でアップダウンが激しく、道も入り組んでいるので物好きなハイカー以外はまず立ち入らないであろう領域です。
コースはこんな感じです。
三増アルプスはアップダウンが激しい上、前回訪れた時以上に枝葉や倒木が散乱しており、荒れておりました。
こういったマイナーナーコースはやはり整備する人もいないのでしょうね。
いかにもヒルがいそうなコースですが、ここでも被害はありませんでした。
そして最後は大峰から富士居山を縦走しました。
ここも知っている方はかなりの丹沢通ではないでしょうか?
コースとしてはわかりやすいものの、ここも展望皆無なので訪れる人はあまりいないと思われます。
縦走路はこんな感じです。
三増アルプスほどは荒れていなく、道もわかりやすいのですが人が通っていないのか蜘蛛の巣が結構ありました。
アップダウンもゆるやかで全長も5キロほどのショートコースなので他のコースと組み合わせることをお勧めしたいです。
そしてこの縦走路でも被害は0!!
ちなみに山に入る前に念の為スプレーし直していたので2時間に一回ぐらいのペースで掛け直していたことになります。
使用感・まとめ
というわけで、今回いかにも丹沢のヒルがいそうなエリアを歩いたわけですが前回とは違って被害にはあいませんでした!!
単に運がよかったか、ヒルがいなかった可能性もありますがやはりヒル下がりのジョニーの効果はあるように思います。
ヒル下がりのジョニーはかなり持続性はあるようですが、私のようにこまめにスプレーすればより効果的だと思います(私は特に汗っかきですので・・)
ちなみに勘違いしている方も多いようですが、ヤマヒルは木の上からは落ちてはきません。
ですので頭や首元でなく、足元・および下半身を中心に重点的にスプレーすることをお勧めします。
また、万一ヤマビルにつかれてしまった場合もジョニーを少量吹き付ければ離れるようです。
何にせよ丹沢を含め、ヒルのいるエリアでの山行には強い味方となってくれそうです。
そうそう、あとヒルはついていなかったのですが山行後にタイツに妙な平べったい虫がくっついておりました。
こいつが妙に防御力が高く、潰そうとしてもなかなか潰れなかったのですが試しにヒル下がりのジョニーをスプレーしたら一瞬で動かなくなりました。
どうやら他の虫を退治する時にも役立ちそうです。
みくぞう
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