相模原にある小倉山に登ってきたのでレポします。
目次
小倉山について
標高333mの薮山です。
恐らく地元の人でもあまり知る人はいないと思われる知る人ぞ知る山です。
なにせガイドブックにものっておりませんので。
ちなみに私はグーグルマップでこの小倉山の存在を知りました(笑)
グーグルマップってマイナーな低山でも登録されていたりするので山を探すときにも結構便利だったりします。
私は自宅から比較的近かったので登ってみましたが、遠方からわざわざ訪れて登る方はあまりいないのではと思います。
小倉山は丹沢山塊に位置する山で丹沢の北東に位置します。
近くには津久井城山や南山などがあり、縦走することもできます。
また、採石が行われている山でもあり、山の裏面は武甲山のように痛々しく削られております。
なので山座固定がしやすい山とも言えます。
丹沢山塊なので小倉山もヒルの生息域。
ヒルの活動時期(4月上旬から11月頃)はさけたほうが無難でしょう。
薮がかれて、虫も少なくなる冬がベストシーズンだと思われます。
アクセス
橋本駅南口から小倉(相模原市)バス停で下車。
徒歩15分ほどで小倉山登山口にアクセスできます。
登山スタート
バス停からここまで歩いてきました。
延々と登り坂が続いたのでちょっと大変でした。
正面に見えるのが小倉山です。
小さいですが、写真中央に歩道橋のようなものが見えますが、そこから登山口へとアクセスできます。
小倉山はイノシシ駆除実施中。
罠がしかけてあるようなので、登山道を外れないように注意です。
こちらの歩道橋を登ります。
歩道橋を登りきるとすぐに登山道に入れます。
標高はわずか333mではありますが、いきなり結構な急登からはじまります。
途中にある分岐。
一見何も標識などはないように見えますがよくみるとマジックで案内書きがあります。
こちらの矢印が示す先は書いてある通り、旧神社のピークであり小倉山の山頂ではないので注意です。
平坦で歩きやすいところもあります。
訪れる人は少ないと思われるのに意外と整備されている印象です。
小倉山山頂へ
15分ぐらいで小倉山山頂へ到着。
ですがこの通り、山頂標識以外はなにもない寂しい山頂です。事前調査で山頂の様子などはある程度わかっていたので、特に落胆はしませんでしたが何も知らず初めて訪れる方はがっかりされてしまうかもしれませんね。
小倉山だけのピストンだけではあまりにも物足りないので先に進みます。
こちらは小倉山山頂から少しすすんだところにある急登。
ざれているのでずるずると滑り登りづらかったです。
横にある補助用のトラロープを使うべきでした。
急登から少し進むと現れる分岐。
消えかけていて読みづらいですが、「展望台」「小倉山山頂」と書かれております。
ですが事前調査によると展望台といっても今は薮に覆われており、ほとんど展望はのぞめないそうなので(かつてはいい景色だったのでしょう)
スルーして三増峠方面へと進むことにしました。
上の分岐から先は踏み跡が薄くなりトレイルの枝葉も散乱しており、一気にバリルートっぽい雰囲気になります。
冬だと薮も枯れていて快適に進めましたが、他の時期はちょっと遠慮願いたいですね。
ですがテープによるマーキングはあちこちにあったので、迷わずにいけました。
しばらく下っていくと林道に出ました。
が、ここを進みすぎないように注意。
すぐ近くに三増アルプスへの取り付きがあります。
その取り付きがこちらです。
わかりにくいところにあるので、私は気づかず通り過ぎてしまいました。
この山域でよくみかけたのがこちらの注意書き。
人がいないのでマウンテンバイクで走る方がいるのでしょうね。
ですが禁止されている以上、この森をマウンテンバイクで走るのはやめましょう。
三増アルプススタート
ここからご当地アルプスである三増アルプススタートです。
ですがマイナーすぎて検索してもほとんどひっかからない・・・
この三増アルプスの特徴は繰り返される執拗なアップダウンです。
こんな急登を登ったと思えば
またこんな急登が現れる。
ホッとしたのもつかの間、またまた急登が現れるという(笑)
一体どれぐらいアップダウンを繰り返したことでしょうか。
同じご当地アルプスでは飯能アルプスに近い感じでした。
展望は皆無でアップダウンだらけの修行のようなコースです。
途中、ゴルフ場が木々の間から見えたりしますが、これといったビュースポットはありません。
お地蔵様。
ベンチなどもないので休憩が取れません。
三増アルプスはテープに行先が書かれていることが多いので見逃さないように注意深く見ていきましょう。
三増アルプスは台風の影響がまだ残っており、倒木や枝葉も多く荒れておりました。
なのでスピードもあまり出せなかったです。
三増峠到着
ここは武田信玄と北条氏の軍が衝突した場所。
標高が319mとのことですが、小倉山(333m)からほとんど標高が下がっていませんね。
ちなみに三増峠へは車でもこれるみたいです。
次は雨乞山を目指します。
ここから関東ふれあいの道となります。
ここでようやくベンチも登場!ようやく一息つくことができました。
さすが関東ふれあいの道なだけあって今までの道はなんだったのか?と思うほど快適で整備された道が続きます。
雨乞山到着
雨乞山山頂も特にこれといったものはありません。
強いて言うならば可愛らしいミニ鳥居があるぐらいです。
雨乞山から先も道はしっかりとしており、標識も多数あります。
快適に歩けますよ。
途中にある分岐から桜山というピークにも行けるようです。
今回はスルーしてしまいましたが、桜の季節にまた訪れたいですね。
登りもいままでと比べ、とても緩やかです。
高尾山でも同じような標識を見かけましたね。
ひらけた場所に出るとどうしても景色を期待してしまいますがここもやはり今ひとつ・・・
鳥居をくぐります。
一旦舗装路に出ますがまだバス停までちょっとだけトレイルがあります。
今回はスルーしてしまいましたがここから津久井城山までは3キロほどです。
健脚の方であればさらに縦走するのもいいと思います。
蝋梅の花が咲いておりました。
三ヶ木行きバス停でゴール
時刻表はこのような感じです。
橋本駅行きは土日祝日でも本数が少ないので要注意です。
まとめ
小倉山〜三増アルプスは地味の一言でした。
特にこれといった見所もありませんし、アップダウンだらけです。
そのためか、いいお天気なのにも関わらずすれ違った人は0。
ですが街に近い里山なのに結構山深い雰囲気があり、なかなか楽しかったです。
こればかりは写真だけではどうしても伝わらないのが残念ですが・・・
一人静かに自分と向き合いたい、低山ながら歯ごたえのある山を楽しみたい、という方にはぴったりの山だと思います。
ですがやはりポイントとなるのは訪れる時期ですね。
冬がやはり一番快適に歩けると思います。
みくぞう
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