前回は登山中の怪我や痛みのリスクを軽減するため、実践していることについて書きました。
ですが私は登山中だけでなく、日常生活の中でも快適に山が登れるための体力づくりや免疫力アップのための習慣がいくつかあります。
今は週に2〜3日登り、趣味というよりはもはやライフワークとなった登山。
ですのでここまでやる人はあまりいないと思うのですが、需要はあると思いますのでそれらを公開したいと思います。
目次
快適な登山のため心がけている習慣
マイカーは絶対に持たない
まずはこれです。
いや、登山するなら車は必須だろ?
と、思われたかもしれませんね。
確かに住んでいる場所や環境によっては車は必須なところもあるでしょう。
ですので「これは絶対にするべき」と主張したりはしません。
ですが私は幸い、車がなくても特に買い物などにも困ったりしないところに住んでおりますし、独身で子供がいるわけでもないので環境的にも車がなくても特に支障がないわけです。
もちろん、登山をする上ではマイカーがあった方が圧倒的に便利であることはわかっております。
しかしこちらの記事にもあるように
なんとマイカー利用者の62パーセントほどは運動不足に陥っているようです。
私は現在は他の同世代と比べたら運動量はかなり多いと思いますが、それでもマイカーを持ったら運動量が落ちるのは目に見えております。
なぜならマイカーは維持費がかなりかかるので持ったら「使わないともったいない!!!」という思考に陥ると思うからです。
ですのでマイカーを持ったらその維持費の高さと便利さゆえに、運動量がへり、それに伴い筋肉量やスタミナも減少しそう、という懸念からマイカーは決して持たないように心に誓っております。
人間、便利さ・楽さを知ってしまったらその文明の利器にたよりっぱなしになり、なかなか元に戻るのは難しいですから。
移動の基本は歩く・走る・自転車
これも結構、いいトレーニングになっていると自分では思っております。
もちろん、電車は使いますが歩いていける、または自転車で行ける距離であれば電車は極力使いません。
そしてバスやタクシーは山行中であってもできる限り使わないのが私のこだわりです。
そうすれば交通費も浮かせることもでき、一石二鳥というわけです。
買い物にも歩きか自転車を使っていきます。
愛用のバッグはノースフェイスから出ている大容量荷物が入るこちらを使っております。
そしてできるだけ一度にまとめ買いをせず、毎日のように買い物をするようにしています。
「なんで?非効率だろ!」と思う方もいるでしょうがこれはトレーニングはもちろん、NEAT(非運動性熱生産)による効果を狙ったものです。
日常的な何気ない動作によるカロリー消費のことですね。
ですので買い物に限らず、ちょっとした無駄な動作を多めに取り入れるようにしております。
人間は20歳以降で一年で一パーセントほど基礎代謝が落ちていきますので、歳をとった状態で若い頃と同じように食べて同じ運動量だと確実に太ってしまうわけです。
ですのでこれは肥満防止の意味もありますね。
山行中に自転車をうまく取り入れる
これはこちらの記事で詳しく書いておりますが・・・
私は最近は、山に行く交通手段として自転車も取り入れるようになりました。
以前は徒歩かランニングだったので格段に便利になり、スピードも上がり、行動範囲も広がりました。
そしてそれだけでなく、自転車はトレーニングにもケガの防止にも有効だったりします。
なぜなら自転車は全身を使う有酸素運動であり、その上脚や体に負担がかかりにくいからです。
同じようなスポーツとしては「水泳」があげられますが水泳だとジムなどに通ったりするお金がかかりますよね。
ですが自転車は一度買ってしまえば車と違ってほとんど維持費はかかりませんし(カスタムにはまれば話は別ですが・・・)何よりも山への移動手段として使えるのです。
私は舗装路の移動が多い山行時に自転車を有効活用しております。
登山時で特に足に負担がかかり、痛みやケガに繋がりやすいのが「舗装路の移動」です。
圧倒的にトレイルに比べ、舗装路は脚へのダメージが大きいのです。
特に下りだとより負荷がかかりやすく、痛みやケガにも繋がりやすいです。
長い舗装路歩きで脚が痛くなった、という方も多いのでは?
ですが自転車だと長い舗装路の移動で本領を発揮できます。
足に負担がかかりにくいだけでなく、トレーニングにもなります。
いきはヒルクライムでがっつり追い込み、帰りは爽快なダウンヒルで楽しむのが私のスタイルです。
遊びとしても楽しめるので一石三鳥ぐらいの効果はあると実感しております。
食事制限はせず、偏りなくバランスよく食べる
最近、糖質制限などが流行っておりますが私は一切食事制限はしておりません。
そもそも食事制限は医師の指導の元行うべきことであり、素人がダイエットや健康目的で行うものではないと考えているからです。
そして現代人が危惧するべきは糖質の摂りすぎよりも「運動不足」です。
こちらを見てもわかる通り
現代人の多くは運動不足に陥っているようです。
やはり健康の基本は睡眠、運動、食事だと思うのでこの三つには特に偏りなく、こだわっていきたいと思っていきます。
食事に関しては10品目リストを作り、できるだけその食品を1日の間に摂取するように心がけております。
何らかの事情で10品目を下回った時は翌日にカバーする感じですね。
好き嫌いはない方ですので炭水化物、野菜、果物、肉、魚、乳製品、卵、発酵食品などバランスよく摂取するようにしております。
チョイスする食材に関してはこちらの本で紹介されている抗酸化物質が多めに含まれている食材を選ばれているようにしております。
そろそろ老化を意識すべき年齢となってきましたので、見た目だけでなく体力面もできるだけ衰えないようにすることが目的です。
スロージョギングをほぼ毎日実践
これは登山のためのトレーニングとしてはもちろん、健康法としても超お勧めしたい!
スロージョギングとはざっくりと説明するとちょこちょこと短い歩幅で歩くぐらいの速度で走る走法のことです。
ゆっくりと走ることで(足の付け根で着地するフォアフット着地で走るのがポイント)足への負担を極力抑えることができるのでお勧めです。
更に歩くのとあまり変わらない速度なのにカロリー消耗量はウオーキングの三倍もあり、健康寿命も伸び、糖尿病改善・認知症予防・衰えやすい筋肉を効率よく鍛えることができる・スポーツ障害を起こしにくい、心肺も鍛えることができ、スタミナアップにつながる!
などなど非常にたくさんのメリットがあります。
走るのはきつい、と抵抗がある方はたくさんいると思いますがスロージョギングは全くきつくありません!!
なにせ繰り返すようですが、歩くのとほぼ変わらないペースで走るわけですからはあはあと息も上がらないし、バテません。
もちろん、運動に慣れていない方ははじめはそんなに長距離は走れないでしょうが、続けていくうちにどんどんスタミナがアップして長距離走れるようになります。
山登りも今よりずっと楽に登れるようになるはずです。
実際、スロージョギングを始めてから体力ついたな、と実感しており今では40キロ越えの山行が当然となってきました。
先述した自転車もいいのですが、自転車ばかり乗っていると骨がもろくなってしまうようです。
足に負担がかからないのは大きなメリットですが、骨にある程度のインパクトも与えてあげないと骨も弱くなってしまうのです。
その点、スロージョギングは足に負担もかかりにくく、骨にインパクトも与え骨も足腰も強くなるというわけです。
健康法としてもトレーニングとしても非常にいいと思っておりますので、これはぜひ実践することをお勧めします!
私が参考にしている書籍はこちらです。
酒・タバコは摂取しない
これも基本ですね。
酒やタバコは嗜好品ではなく、一度手を出したらやめにくい依存性薬物であり、体のパフォーマンスを低下させます。
もともとどちらも大嫌いだということもありますが、これら二つは避けるようにしております。
特にタバコの副流煙は避けるように徹底しております。
居酒屋など完全禁煙ではない店にははいりませんし、喫煙者の近くにもよったりしません。
また、お酒は少量であれば百薬の長になるともいわれておりますが、最近の研究によるとお酒は少量でも体に悪く、ガンのリスクも高まるとの発表が出ております。
つまり、お酒も飲まないにこしたことはないというわけですね。
喫煙・禁酒している方は禁煙・禁酒をお勧めします。
まとめ
どれも自分には無理!という方が多いかもしれませんね。
このような習慣を心がけて毎日送っているわけですが、別にストイックというわけではなく楽しんでゲーム感覚で行なっているだけです。
とはいえ、全てを実践しましょう!と多くの方にお勧めする気はなくあくまで私はできるだけ長く、今のような登山を続けたいため、このような習慣を心がけた生活を送っているわけです。
その成果は出ており、以前に比べて目に見えてスタミナがついてきましたし、免疫力も上がってきたのか病気にもなりにくくなりました。
私の習慣の中で誰にでもお勧めしたいのは「スロージョギング」です。
誰にでもできることだと思いますし、散歩の延長で気軽に取り組めるはずです。
それなのにメリットは非常にたくさんあるので、健康や体力づくりのために役立ててほしいです。
みくぞう
最新記事 by みくぞう (全て見る)
- 高尾にある知る人ぞ知る里山「初沢山」(初沢城跡)に登山!コースの組み合わせ次第で楽しめる山です。 - 2021年12月3日
- Apple Watchでの登山が快適すぎてやばい!そのメリットと快適さについて - 2021年11月30日
- 高水三山 初心者お断りの神塚尾根を使って登る - 2020年1月24日
コメントを残す