八王子周辺の山
みくぞう
八王子城跡でハイキング 歴史も同時に楽しめる城山
八王子城跡に登ってきたのでレポします。
八王子城跡について
八王子城(はちおうじじょう)は、16世紀の武蔵国(現代の東京都八王子市元八王子町)に存在していた日本の城である。wikiより抜粋
戦国時代の北条氏の名城跡で戦国時代の武将である前田利家にも名城と言わしめた山城の道溝が今でも残っております。
城跡と言っても城山であり、本丸へと至る道は山道そのもので歴史を学びながらハイキング、登山も楽しむことができる場所です。
また、かつて戦場であったことや悲劇的な背景などがあることから関東屈指の心霊スポットとしても有名です。
参考にしたガイドブックはこちら
八王子城後もしっかりとした山として認識されているようで記載されております。
春には桜も楽しめます。
アクセス
公共交通機関
高尾駅からバスが出ております。
西東京バスで霊園前、八王子城入口で下車します。
土日祝は登山口手前の八王子城跡までバスが運行されております。
また、高尾駅から距離にして4キロほどなので徒歩でも50分ほどでアクセスできます。
マイカー
八王子城跡内、また八王子城跡バス停前に駐車場があります。
ガイダンス施設前からスタート
今回は自転車できたので、中にある駐輪場に自転車を止め、ガイダンス施設前からスタートです。
以前は高尾駅から歩いてきましたが、4キロほどなので特に問題ありませんでした。
訪れた時は早朝なので空いておりませんでしたが、無料で見学できますし100名城スタンプも設置しております。
また、ここでガイドも頼むことができるので初めての方は訪れることをお勧めします。
詳細は下記の通りです。
営業時間など
営業時間:9時~16時(受付は15時まで)
ガイド料金:(無料)
ガイド時間:30分から一時間
駐車場、駐輪場はかなり大きいです。
休日でも余裕を持って停められるのではないでしょうか。
おとずれた時は本丸への登山口へと続く道が倒木のため通行止になっておりました。
ですが迂回すれば問題ありません。
この付近の木々は綺麗に紅葉しておりました。
登山開始
まずは本丸へと登ることにします。
ここから登山スタートです。
本丸方面の登山道では滑落事故が増えているそうです。
お隣の高尾山でもそうですが、あまり山だということを意識しないで観光気分で入られる人が多いようです。
実際に登ってみて確かに十分な装備は必要だと私も感じました。
初めの分岐点。
ここは新道の方へと進んでいきます。
登りは基本的に緩やか。
本丸(頂上)までの距離も短く、コースタイムは40分となっております。
八王子城のみだけを登るのであれば高尾山よりも楽だと思います。
一部、急な階段もありますが長くはありません。
金子丸へ
一見ベンチがあるだけで何もないように見えますが、尾根を雛壇状に造成して、敵の侵入を防ぐ工夫がされているようです。
が、そんな努力もむなしく八王子城はわずか1日で落城したと言われております。
金子丸を過ぎたあたりから木々の合間から景色がみれるようになります。
早朝だったので朝日が眩しいです。
柵門跡
本丸へと続く道の尾根状に築かれた平坦地のことです。
名前の由来など、詳しいことはわかっていないそうです。
そして八王子神社手前の尾根でちょうど朝日が上ってきました。
美しい・・・輝いております。
この尾根からは関東平野が一望できます。
この日は実に気持ちよく晴れていたので遠くまでよく見渡せました。
ちなみにベンチがあり、座ってゆっくりと素晴らしい景色を眺めることができます。
八王子神社手前の休憩所。
ちょっと一休みできるところが多いのがありがたいですね。
八王子神社
休憩所から少し階段を登れば八王子神社に到着します。
朽ちておりますが雰囲気抜群。
夜来たら怖そうです^^:
天狗の像もあります。
高尾山だけじゃなく八王子城跡にも天狗がいるのでしょうか?
天狗から先、富士見台からは北高尾縦走ルートに繋がります。。
ここはかなりアップダウンが激しいので行く場合は覚悟したほうがいいでしょう(それだけに人も少ないので静かな山を楽しみたい時にはうってつけですが)
また、八王子神社があるところが山頂ではありません。
本丸はもう少しだけ登る必要があります。
本丸到着
そしてまもなくして本丸跡に到着です。
ここが城の中心にしてもっとも重要な曲輪でもあります。
今は祠が一つあるだけですが、あまり広い場所ではないため、大きな建築物はなかったと思われます。
また、本丸跡からは景色が見えるわけではないので興味がなければスルーしてもいいかもしれません。
本丸付近にはトイレもあります(あまり綺麗ではありませんが)
また、見晴台もあります。ここからの景色が一番よかったかな。
休憩所もあります。
ここは松木曲輪と呼ばれる場所で高尾山方面を一望できます。
晴れていれば新宿や池袋まで見えることも。
一旦下山して次は御主殿跡に向かいます。
こちらは急な登りなどは出てきませんので、観光気分で回れます。
橋を渡ります。
大手の門跡と呼ばれる場所です。
こちらは当時の様子を想像して復元したものとなっております。
こちらは戦国時代に御主殿へと至る道として使われてきたそうです。
木橋をかけてある場所は敵からの攻撃を阻止するために掘削された堀切です。
こちらがその木橋ですね。
マムシ注意の看板。
森に囲まれた自然豊かな場所だけにマムシも出るようですね。
また、この石垣は土の中に400年間崩れずに残っていたものであり、現在も当時のままになっているそうです。
城山山中からの砂岩を利用して一つ一つ積み重ねていき、隙間には小石などを詰めて強固な石垣となっているようです。
その手間は並大抵のものではなかったと思います。
城や曲輪の出入り口である「虎口(こぐち)」です。
防御と攻撃の拠点となるべく工夫が施されております。
ここは今は何もありませんが、城主である北条氏の居館があったとされるところです。
ここでは庭園を眺めながら宴会が行われていたとか。
御主殿の滝
霊が出ると有名な滝ですね。
落城した際に御主殿にいた女性や子供たちが滝上で自刃して身を投げたと言われております。
こんなエピソードがあるのだから心霊スポットになるのも納得です。
私が訪れた時は水量があまりなく、少し寂しい感じでした。
普段はもっと水量があるようです。
まとめ
本丸だけでなく、御主殿跡を含めゆっくりと回れば半日は楽しめるスポットです。
本文中では触れませんでしたが、ガイドの同行がなければ入れないエリアもあります。
ですのでやはりはじめはガイドをお願いすることをお勧めします
無料でガイドしてくれるようですし、利用しない手はありません。
また、本丸への登りは結構本格的でなめてかかると痛い目にあいます。
本丸へと登る時はしっかりとした装備で挑みましょう。
北高尾山稜の起点でもありますので、八王子城跡から縦走すれば丸一日楽しむこともできます。
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山の魅力にとりつかれたソロハイカー。
山には主にトレーニングで登っています。
最近はトレランがメインになりつつありますが、ハイキングもあいかわらず好きです。
気づけば山や温泉のことばかり考えているようになったので、細かく役立つ情報を発信していきます。
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みくぞう
山の魅力にとりつかれたソロハイカー。
山には主にトレーニングで登っています。
最近はトレランがメインになりつつありますが、ハイキングもあいかわらず好きです。
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