大菩薩連嶺 縦走の旅 美しい稜線と森に魅せられる

稜線

大菩薩連嶺を縦走してきたのでレポします。

大菩薩連嶺とは?

wikiによると山梨県東部に位置する奥秩父山塊南端となる連嶺であり、鶏冠山(黒川山)を北端とし、大菩薩嶺、大菩薩峠、小金沢山、湯ノ沢峠を経て滝子山へと至る縦走路のことです。

長大な縦走路でして、通常は途中の湯の沢峠の避難所などに宿泊し、一泊二日・もしくは二泊三日で縦走する場合が多いようですが、私はトレランスタイルで日帰りでチャレンジしてみました。

コース・アクセス

私は塩山駅からスタートしましたが、塩山からバスが出ているのでそのバスを利用することをお勧めします。

登山客を対象としたバスはお値段お高めの印象がありますが、ここは安いです。

塩山から大菩薩峠登山口下車でなんと300円。

塩山からスタートする場合は退屈な車道を10キロも延々と歩くことになるので素直にバスを利用しましょう。

詳しくはこちらをご覧ください。

なお、スタート地点に戻ってくる周回型の縦走コースではないのでマイカーで行く場合は車の回収が困難です。

ですので大菩薩連峰を縦走する場合は公共交通機関を利用しましょう。

塩山からスタートし甲斐大和駅でゴールにした今回の私のコースはちょうど40キロほどでした。

時間はちょうど10時間ほどでいけましたが・・・よほど足に自信がある方を除いて一泊することをお勧めします。

なお、甲斐大和におりずに滝子山まで縦走し初狩駅まで縦走する方がコース的には面白いのですが、初狩駅まで縦走するとなると駅付近には「温泉がない」のでこのようなコースとなりました。

なお、逆側から北上する形だと登り基調となるので更にきつくなります。

楽に行きたい場合は大菩薩峠から南に縦走した方がいいです。

今回のコースはこのような感じです。

地図

塩山駅からスタート

標高410mの塩山駅から徐々に標高をあげてまずは日本百名山、「大菩薩嶺」を目指します。

なお、縦走当日は9月中旬でしたがまだまだ下界は暑かったです。

塩山駅

気温がこれ以上あがらないうちに、標高の高いところまで一気に行ってしまおう、とペースをあげて登ります。

お伝えしたように登山口までは10キロほどあるのですが、舗装路ですのでこれといって面白いものはありません。

ちなみに私が使用した道は「一葉の道」といいます。

一葉の道

なんでも樋口一葉は塩山に生まれ育ったようです。

裂石ルートから登山スタート

ようやく大菩薩嶺の登山口までやってきました。

このルートは上日川峠まで車道がなかった時代から存在するクラシックルート。

登山道

ですが今は上日川峠までバスや車で一気にいけてしまうため、この道を使用する方はあまりいないようです。

私は去年もこのルートを使用しましたが、誰もいませんでしたし、今回もまた誰とも遭遇しませんでした。

上日川峠からスタートした方が楽であっという間に山頂まで辿り着いてしまうのですが、このままでは廃道になってしまいそうです。

道が悪いわけではないのでみなさんももっとこのルートを利用してあげてください!

登山道

ですが裂石から大菩薩嶺までの標高差は約1200と結構あるので、それなりの覚悟は必要です。

逆に上日川峠からの周回コースだけでは物足りない!という方にはぴったりです。

なお、途中には千石茶屋という茶屋がありますがどうやら土日のみ営業のみのようです。

私は平日登山ですので、茶屋に入れないことが多い・・・

千石茶屋

茶屋を過ぎると岩が出てきて、登りも急になります。

登山道

道はやはり上日川峠からのコースと比べると整備はされておりませんが、山慣れした方であればなんの問題もないレベル。

迷いやすい箇所などもありません。

登山道

そしてそれまで晴れていたのに急にガスが出てきた。

あーこれはもしかして・・・と嫌な予感が・・・

ガスってきた

急な登りを登りきり、ロッヂ長兵衛に到着です。

やはりここから登る人が多いのか、山登り前の準備体操をしている方がたくさんいました。

ロッヂ長兵衛

なお、このロッジの横手には水場(というか水道)があるので補給が可能です。

水場

ロッジを過ぎると急に道がよくなります。整備された公園のようなトレイルです。

トレイル

大菩薩嶺は山小屋が多いのも特徴、こちらは福ちゃん荘。

福ちゃん荘は平日でも営業しておりました。

福ちゃん荘

福ちゃん荘からは唐松尾根という尾根を使って大菩薩嶺山頂を目指します。

このコースも岩や石がゴロゴロしており、やや歩きづらいです。

転倒などに気をつけてゆっくりと登った方がいいです。

また、急なので下りで使用するのはあまりおすすめしません。

唐松尾根

唐松尾根を登り切ってふりかえるとああ・・・やっぱりガスってしまっている(>_<)

てんくらではオールA判定だったのですが・・・

そしてここが山頂ではないのです、もう少し進んだところに山頂があります。

ガスった

大菩薩嶺山頂

こちらが大菩薩嶺山頂。

みんな写真を撮ったらさっさと引き返すことで有名な(笑)地味で何もない山頂です。

私も山頂標識を撮影したらすぐに引き返しました。

大菩薩嶺

大菩薩嶺が百名山とされているのは大菩薩峠までにいたるこのダイナミックな稜線があるからではないでしょうか。

大菩薩嶺山頂から大菩薩峠までの稜線歩きは本当に気持ちいいものです。

稜線

そして運のいいことに!なんと稜線を歩いているとガスが晴れてきたではありませんか!

稜線

完璧ではありませんが、やはり晴れていると稜線の美しさが際立ちます。

稜線

ほら、こんなにも美しい・・・

稜線

雲もとれて、爽快な青空も顔を見せてくれました。

青空

大菩薩湖も見えてきました。

大菩薩湖

大菩薩峠にも到着。

大菩薩嶺の山頂標識よりも大きくて立派なのは気のせいでしょうか?

ここが山頂だと勘違いする人も多そうです。

大菩薩峠

縦走路へ

ここまでも結構長かったですが、ここからがいよいよ本番。

大菩薩嶺の縦走路へと突入します!

縦走路

大菩薩嶺山頂付近や大菩薩峠付近はたくさんの人がいましたが、この縦走路へ入るとほとんど人がいなくなります。

やはり縦走する人は少ないようです。

ただ、今回使用した登山道は全て一般登山道ですので道がわかりにくかったり、踏み跡が薄かったり、などということはありません。

マーキングも多数あるので慎重に進んでいけば道迷いする可能性も低いかと思います。

森の中

森を抜けるとまたガスっておりました・・・

草原

大菩薩嶺の縦走路も稜線が美しいことで有名です。

晴れていればもっと綺麗なのでしょうが・・・

稜線

天狗棚山というピーク。

ですがどう見ても山頂というよりかは、ただの道です。

天狗棚山

ガスった稜線も悪くはありませんね。

稜線

この縦走路は森、草原、お花畑を行き来します。

変化があるので、長い縦走路なのにあきません。

稜線

そして激しい登り返しはありませんが、小刻みなアップダウンがあるのも特徴です。

アップダウン

小金沢山山頂へ

次なるピーク、小金沢山。

ここから短い間隔で山頂が連なっております。

小金沢山

ここも山梨百名山のようです。

ですがガスっていて何も見えないので、さっさと次に進みます。

山梨百名山

綺麗な草原。

ですが夏場は結構足元の草も生い茂っており、足元が見えない箇所も多かったです。

つまづかないように注意です。

森の中

そして草原からまた森の中。

森の中

牛奥ノ雁ガ腹摺山山頂へ

次なるピークは「牛奥ノ雁ガ腹摺山」

なんという山頂名か!

ちなみにこのピークには人がいました。

その人曰く、日本で一番長い山頂名だとか。

山頂

ここも何も見えないので黒岳方面へ進みます。

晴れていれば綺麗な景色が観れたのでしょうが・・・

真っ白

黒岳の前にもちょっとしたピークがあります。

こちらの標識は字が消えかかっているので、解読不可能でしたが川胡桃沢の頭というようです(こちらもすごい名前)

川胡桃沢の頭

ガスが一層濃くなってきて雨が降りそうな気配。

トレイル

黒岳山頂

黒岳山頂で一瞬だけ晴れ間が!

ですが本当に一瞬だけでまたすぐにガスが出てきてしまいました。

黒岳

景色が見れないのでサクサクといきますよ。

続いて湯の沢峠です。

湯の沢峠

湯の沢峠はお花畑があるのですが、9月も中旬ということでほとんど終わりかけていました。

湯の沢峠

ここも晴れていればなあ。

湯の沢峠

大蔵高丸山頂

次のピークは大蔵高丸

だんだんと標高が下がってきております。ちなみにここも山梨百名山。

大蔵高丸

大蔵高丸から先もお花畑を進んでいきます。

9月中旬だったので一部藪が鬱陶しい場所も。

アザミもあるので、半袖短パンでは行かない方がいいですね。

湯の沢峠

ハマイバ到着

今回の縦走での最後のピーク、ハマイバ到着です。

本当にこの近辺はユニークな名前のピークが多いです、由来を知りたいです。

ハマイバ

ハマイバから先も細かいアップダウンを繰り返しながら進んでいきます。

ガスも一層濃くなってきて雨も降ってきました。

熊さんが出てきそうな雰囲気でちょっと怖い。

ガス

こちらの米背負峠から下山をします。

標識に従って甲斐大和駅方面へ進みます。

標識

下山路も良好で特に危険箇所などはありませんでした。

下山路

テープも豊富にあるので迷うこともないと思います。

テープ

林道に出ました。

ですがここから温泉までが長いのです。

下り基調ですが5キロほどあります。

途中にはライトのない真っ暗なトンネルも通りますのでヘッデンはあったほうがいいです。

林道

温泉へ

そしてようやく温泉へ。

ヤマト天目温泉、とてもいい温泉でした。

ヤマト天目温泉

温泉のあとは駅まで歩きます。

が・・・温泉から駅まで6キロもあり、途中まではなんと街灯もほとんどありません。

ヘッデンを持っていたからなんとかなったものの、素直にバスを使うことをお勧めします。

温泉

甲斐大和駅でゴール

長い旅を終えてようやくゴール。お疲れ様でした。

甲斐大和駅

まとめ

距離は長かったですが、その分心も体も充実した山旅となりました。

晴れていればもっと満足度は高かったですが、それは仕方ありません。

距離も40キロで累計標高は2700を超えていたので、やはり途中の避難小屋で一泊しての縦走をお勧めしたいです。

そして私は塩山からスタートしてしまいましたが、料金も安いのでバスを使って登山口まで行った方がいいです。

また、夏から秋にかけては藪が深いところが多く、足元が見えなくなっている場所も多かったです。

快適・安全にいきたいのであれば晴天率が高く、藪も枯れた晩秋から冬にかけてがいいかもしれません。

ただし、その場合は山レコなどで積雪がないかなどの最新情報をチェックすることをお勧めします。

 

The following two tabs change content below.
みくぞう

みくぞう

山の魅力にとりつかれたソロハイカー。 山には主にトレーニングで登っています。 最近はトレランがメインになりつつありますが、ハイキングもあいかわらず好きです。 気づけば山や温泉のことばかり考えているようになったので、細かく役立つ情報を発信していきます。

関連コンテンツ



稜線

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

みくぞう

山の魅力にとりつかれたソロハイカー。 山には主にトレーニングで登っています。 最近はトレランがメインになりつつありますが、ハイキングもあいかわらず好きです。 気づけば山や温泉のことばかり考えているようになったので、細かく役立つ情報を発信していきます。