飯能にある天覧山、多峯主山を歩いてきたのでレポします。
目次
天覧山〜多峯主山について
飯能にある奥武蔵を代表する山の一つです。
この二つはセットで登る方が多く、駅からも近く気軽に登れるため人気があります。
wikiによると年間の登山者数は年間8万人から9万人にものぼるのだとか。
天覧山の標高は197m、多峯主山の標高は271とどちらも超低山ながら展望が良いのも特徴の一つです。
両方合わせてのコースタイムはゆっくり歩いても3時間にも満たず、午後から用事があるときなど時間がないときにでもサクッと登れるという所が一番のお気に入りの所です。
参考おすすめガイドブックはこちらです。
天覧山も多峯主山も詳しく記載されております。
アクセス
アクセスは飯能駅から登山口まで徒歩30分ほど。
ギリギリ駅近といえる距離かと。
天覧山への標識はあちこちにあるので、登山口までの道のりはわかりやすいです。
飯能駅南口からスタート
今回は気分的に南口からスタートしましたが、北口からでもいけます。
ファミリーマートの方向に直進していきます。
市街地をしばらく歩いていきます。
歩いてしばらくすると天覧山への標識が現れます。
この標識の通り、近道もあります(距離的には大して変わりませんが)
急いでいればこちらの近道を利用しましょう。
標識に従って進んでいくとまもなくして天覧山登山口に到着します。
パッと見、公園の入り口のようにしか見えませんが、ここを進んでいきます。
天覧山登山口
ここが天覧山登山口になります。
出発前に近くにあるこの地図を見ていくことをお勧めします。
登山道といっても初めはこの通り、舗装された道を進んでいきます。
なので歩きやすくはあるのですが、あまり登山道っぽくはないかも。
高尾山の一号路のような雰囲気です。
傾斜もとても緩やかなので本当に山というよりは整備された公園といった感じです。
訪れたときは12月中旬だったので紅葉はすでに終わっており、草木は冬枯れしておりました。
ですが冬枯れした森の中を歩くのもとても気持ちが良いものです。
舗装された登山道が終わるとウッドチップが敷き詰められた広場のような所に出ます。
この上を歩くとフカフカして、とても気持ちが良いのです。
近くには東屋があり、休憩することもできます。
東屋には天覧山の交流ノートがあるので見ておきましょう。
これがまた何冊もあるので、かなり見応えがあります。
交流ノートにはたくさんのヤマノススメのイラストが。
ヤマノススメもすっかりと山漫画の一つとして定着した感がありますね。
結構クオリテイの高いイラストがいくつもあるのでビビります。
一見の価値ありですよ。
また、立派なトイレもあります。
トイレ付近にはまだ残っている紅葉がありました。
なお、紅葉真っ盛りの時だとこんな感じです
真っ赤に色づいていてとても綺麗でした。
なお、ここから山頂に行かず、高麗峠方面へと向かうこともできます。
山頂に行った後、高麗峠まで足を伸ばすのも良いかもしれません。
そしてウッドチップが敷き詰められた広場を抜けるとようやく登山道らしくなってきます。
とはいってもとてもよく整備されているので、スニーカーでも問題ないレベルです。
途中で分岐点があり、左はちょっとした岩場を経由して山頂まで向かうルートです。
左のほうが面白いのでいくならば左をお勧めしておきます。
階段を上っていくと
お地蔵様が見えてきます。
お地蔵様の下にあったお酒。
天覧山のお酒もあるようです、この時初めて知りました。
お地蔵様を過ぎると岩場に突入。
といっても手すりもあるし、全く大したことはありません。
そして早くも山頂が見えてきます。
山頂到着
なんと登山口から山頂まで15分程度しかかかっていません。
走ったわけでもなく、急いで登ったわけでもないのにこの早さ。
高尾山よりよっぽど簡単に登れてしまいます。なにせ標高は195mしかありませんからね。
ですが山頂からの景色は侮ることなかれ。
晴れていれば飯能の町並みはもちろん、丹沢、奥多摩、富士山まで見渡すことができます。
多峰主山へ
そして眺めは良いのですが、さすがに天覧山だけでは物足りない方も多いとおもいます。
天覧山だけでは登山の醍醐味の一つである達成感も今ひとつ感じることができませんしね。
ですので、天覧山だけでは物足りないというときは多峰主山まで歩いていくことをお勧めします。
山頂標識のすぐ横に多峰主山へと続く階段があるのでここを下っていきます。
多峰主山へと続く道はとにかく雰囲気が良い。
天覧山は山というより丘陵といった感じなのですが、多峰主山へと続く道は近所の里山といった趣でどこか懐かしさを感じさせます。
この沼地もとても雰囲気が良い。
6〜7月にはホタルも観れるようです。
ただし、マムシが出るようなので一応注意した方が良いでしょう。
沼地が過ぎると登りになります。
ですがここも傾斜は非常に緩やか。
ガチ登山とは違い、余裕を持って自然を楽しむことができます。
その登りもすぐ終わりまた平坦な道となります。
この時は暖かくもなく寒くもないちょうど良い気候だったので冬の澄んだ空気を存分に堪能することができました。
途中でまた分岐があります。
石段を通って多峰主山山頂ルートはちょっとした鎖場もあります(ただし、鎖は使わなくても全く問題は無いレベル)
そちらのルートはやや急なので、まったりといきたい場合は雨乞池を経由して山頂へと向かうルートをお勧めします。
前回は鎖場のルートから山頂まで向かったので今回は雨乞池を経由して山頂へ向かうルートをチョイスしました。
こちらのルートは引き続き平坦な道が続きます。
そして間もなくして雨乞池に到着。
落ち葉が池全体を覆っていて、池の中はほとんど見ることはできませんでしたが落ち葉の隙間から鯉が数匹いることはかろうじて確認できました。
前回来た時は大量のおたまじゃくしが泳いでいたことを覚えております。
雨乞池の近くには東屋もあります。
とても雰囲気が良いのでここで休憩していくのも良いでしょう。
近くには黒田直邦の墓があるので余裕があれば寄っておくと良いでしょう。
これといって特徴の無い普通のお墓です。
また、この近くにはトイレもあります。
2016年の2月に新設されたばかりなので、とても綺麗です。
そして山頂へと続く階段を登っていきます。
多峰主山山頂へ
そして多峰主山山頂に到着です。
ここからの見晴らしもまた素晴らしいです。
晴れていたので遠くまでよく見渡すことができました。
あとは来た道をそのまま引き返すもよし、西南側の久須美坂、東坂を経由して飯能アルプスを歩くもよし
豊富なルート選択が可能です。
この日はそのまま来た道を引き返して帰りましたが、飯能アルプスはかなり歩きごたえのある縦走路です。
物足りなかったら是非お勧めします。
まとめ
この時は午後に予定があったため、超低山のプチ縦走だけで終わりましたがこういった時間の無い時にこのような登りやすい超低山は強い味方です。
がっつり登る時間はなくてもなんとか山に登りたい、という時にも短いながらもしっかりと山に登った感が味わえるのでとても助かります。
また、体調を崩していたりして長くブランクが空いた時にリハビリに登る山としてもお勧めできます。
この縦走路はほとんどアップダウンがなく、散歩の延長の感覺で登ることができるので体にあまり負荷もかかりません。
道も整備されており、迷いやすい箇所なども無いため、もちろん登山初心者の方にもお勧めできます。
何より里山特有のホッとする懐かしい雰囲気がどちらの山にもあります。
山は高ければ良いというものではないということを改めて思い知りました、多くの方にお勧めできます。
みくぞう
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この両山は大好きです。
ことしだけで、3回ほどいきました。
人気がありますよね。
多峯主山頂はいつも賑わってますし。
昨日、寒い中子の権現に行ってきました。
手水が、凍っていました。
コメントありがとうございます。
そうですね、この二つの山はアクセスも良く、登りやすいためか平日にいっても賑わっておりますね。
子の権現はしばらくいってないので、また行きたいですね!
竹寺にはまだ行ったことがないので、次行くときは子の権現を経由して竹寺にもいきたいです。