秩父の名峰、武甲山に登ってきたのでレポします。
武甲山とは
武甲山(ぶこうざん・ぶこうさん)は、埼玉県秩父地方の秩父市と横瀬町の境界に位置する山である。秩父盆地の南側にあり、標高は1,304メートル[。日本二百名山の一つに数えられる。
秩父地方の総社である秩父神社の神奈備山である。無形文化遺産の秩父夜祭は、武甲山と強い関わりがあるとされている。
wikiより抜粋
石灰岩採掘により大きく削られた山容は非常に特徴的であり、山座固定のできない私でも容易に判別が可能です。
遠くからでもその異様ともいえる姿は非常に目立っており、秩父のシンボル的な存在でもあります。
アクセス
アクセスは主に西武鉄道西武秩父線、横瀬駅。
または浦山口からのアクセスとなります。
浦山口駅からのアクセスは比較的容易ですが、横瀬駅から登山口までは6キロ近くあり、タクシーを使う方も多いです。
横瀬駅からスタート
横瀬駅にはハイカー待ちなのか、タクシーが何台か待機しておりました。
上記でもお伝えした通り、横瀬駅からだと登山口まで6キロ以上あるので、急いでいる場合などはタクシーを使っていくのも一つの手です。
ですが私は当然走っていきます。
登山口までは車道が続きますが、結構見所もあるので徒歩で行くことをオススメしたいです。
しかしここからだと武甲山がかなり遠くに感じられますね。
ちなみに見所というのは工場地帯の事です。
大きな工場で、その近くを通っていくのでかなり見応えがあります。
武甲山で採掘した石灰石を原料にコンクリートをここで作っているようです。
道は徐々に登り坂になっていきます。
途中には延命水という名の湧き水があります。
石灰石で磨かれたミネラル豊富なこの湧き水は遠くから汲みに来る人もいるのだとか。
確かにきりりと冷えていてとても美味しかったです。
延命水から先もさらに車道が続きます。
こういう時グループだとおしゃべりしながら楽しく登れるのだと思いますが、ソロだとただひたすら変化のない道を登らないといけいので、精神的に少しきついものがあります。
鳥居が見えてきました。ここまでくれば登山口はもうすぐそこです。
しかし平日なのにも関わらず、駐車場は車でいっぱいでした。
いかに武甲山が人気の山であるかがわかります。
鳥居の横には狼の石像。
武甲山もまた狼信仰の山なので、狼が祀られているのです。
しかしこれだと狼にはちょっと見えないですね・・・
登山開始
鳥居からようやく登山道に入ります。
最近できたというヤギがいるカフェ。
コーヒーが名物のようですが鹿肉のケバブも美味しそうです。
燻製のイワナも高いですが、美味しそう。
ですが残念ながら土日営業のようで、平日はやっておりませんでした・・・
ちかくには生簀がありました。
ここのイワナを使うのでしょうか。
表参道コースの傾斜は終始ゆるやか。
標高差はそれなりにありますが、初心者の方にもいいのではないでしょうか。
舗装路からようやくトレイルへ。
不動滝
小さな滝ですが、登山道のすぐ横にあるので見応えや迫力もそれなりにあります(写真では残念ながらうまく伝わりませんでしたが)
この不動滝の下にも水場があり、もちろん飲めます。
ここの湧き水もまろやかでとても美味しい。
表参道コースはさすがメジャーな山のメインルートだけあって綺麗に整備されております。
階段率は結構高めです。
ちょろっと岩も出てきますが、大した事はありません。
山頂へ
登山道から山頂まではあっという間でした。
しかし駐車場に止まっていた車の数からも大体の予想はついておりましたが、人が多い!
やはり人気の山は平日でもそれなりに賑わっているものですね。
とても登りやすかったですが、私の走力では走って登れるようなところはありませんでした。
傾斜もきつくないので、トレランするならここを下りに使う方がいいかもしれません。
山頂にも何人かおりました。
山頂からの景色は残念ながら靄ってしまっておりました。
快晴ではあったのですがね、冬場であればすっきりとしたクリアな展望が得られていたと思うのですが。
このあと向かった羊山公園。
ちょうど芝桜が見頃の季節だった事もあり、山頂からでもとても目立っておりました。
裏参道コースで下山
裏参道コースは浦山口駅へと出るコースです。
途中にある半崩壊している避難所。
もはや避難所としての機能を保持しているとは思えませんが、雰囲気は結構好きだったりします。
裏参道ルートは表参道とは対照的に傾斜が急でザレている箇所が多いです。
そのせいかはわかりませんが、裏参道ルートでは一人としかすれ違いませんでした。
また、ところどころにビューポイントがあります。
ここを登りで使った事もありますが、当時はあまり山自体に登り慣れていなかった事もあり、結構きつかったです。
個人的にこういったザレている斜面が苦手でなんども滑りそうになりました。
こういうところを颯爽と駆け抜けられる人はすごいです。
雰囲気の良い尾根、ここはなんとか走れました。
終盤はひたすらつづら折りが続きます。
道幅も狭いので滑落しないように慎重に進む必要があります。
橋もちょこっとだけ出てきます。
新緑が綺麗。
登山道が終わり、林道に出ます。
ここから浦山口駅まではほとんど林道になります。
下り基調な事もあり、ここは気持ちよく走れました。
浦山口駅手前にある不動名水。
ここにも湧き水があります。
武甲山は水場が豊富にあるところもいいところですね。
まとめ
秩父の名峰、武甲山。
これで三回目ぐらいの登山でしたが表参道から裏参道へと抜ける王道コースは実は初めてでした。
バスを使わず、駅から駅へと抜ける事ができるのがこのルートの良いところですね(横瀬からの場合は駅近とは言えませんが)
そして表参道コースで登った場合の標高差:は784mと低山ながらそこそこあるので、しっかりと登山した感もあります。
もっとがっつりと登りたい方は傾斜が急な裏参道から登り、そこから武川岳方面へと縦走していくルートがオススメです。
また、登ってみればわかりますが、見た目とは裏腹に登山道にはしっかりと緑が残されており、自然が溢れております。
特に湧き水が豊富で見た感じの印象とはまた違った一面を見る事ができるでしょう。
見るだけで満足してしまう方も多いようですが、やはり登ってこそ真の魅力が味わえるもの。
自分のレベルやニーズにあったコースで一度登ってみてはいかがでしょうか。
みくぞう
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