乳頭温泉郷 黒湯温泉 全てが高レベルでまとまった温泉

  

乳頭温泉郷の秘湯、黒湯温泉に行ってきたのでレポします。

黒湯温泉とは

秋田県仙北市の乳頭温泉郷にある温泉。温泉郷の最奥部先達川上流に位置する。乳頭温泉郷で一番高い標高800m地点にある(WIKIより抜粋)

現在、乳頭温泉郷で一番人気の温泉といえば鶴の湯温泉ですが、以前はこちらの黒湯温泉が一番人気の温泉だったようです。

そして秘湯の宿としても名高い乳頭温泉郷の温泉ですが、一番奥まったところにあることもあり、より秘湯感が高めな温泉です。

その歴史も古く、開場は300年以上も前だそうです。

訪れてみてその長い歴史を垣間見ることができました。

泉質

黒湯温泉とありますが、東京の温泉によくあるような黒湯ではなく乳褐色の「硫黄泉」です。

利用時間・料金

客室は旅館部と自炊部に分かれており、それぞれ値段が大きく異なります。

旅館部

11,000〜15,500円で人数やお部屋によって値段が変動します。ちなみにここは一人宿泊OKです。

炊事部

通常期 3,930円 繁忙期は5,010円 と格安。

炊事用具・ガスコンロ・冷蔵庫・電子レンジ・洗濯機なども自由に使うことができます。

長期での湯治に訪れるのであればこちらを選ぶといいでしょう。

別荘もあり、こちらにも宿泊できます(一人32,400円とお高め)

また、日帰り入浴も受け付けており時間や料金などは以下の通りです。

時間・料金
受付時間 9:00~16:00
中学生以上600円・小学生300円
障がい者手帳ご提示の方 中学生以上540円・小学生270円 

なお、黒湯温泉は乳頭温泉郷で唯一冬季は積雪の為、営業しておりませんのでそこは注意が必要です(4月中旬~11月上旬営業)

アクセス





公共交通機関でのアクセスですとJR田沢湖駅から乳頭温泉郷行きバスで50分、
終点乳頭温泉郷で下車。料金は820円です。

乳頭温泉郷バス亭からスタート

このバス停から宿までバスでの送迎サービスもあるようですが、歩きたかったので私は歩いて行きました。

ちなみに田沢湖駅の時刻表はこんな感じです。

だいたい一時間に一本程度ですね。

バス停

バスを降りると目の前には蟹場温泉が。

この温泉は帰りによりましたが、露天が最高でした。

次回はここに宿泊したいですね。

蟹場温泉

蟹場温泉から反対方向へしばらく歩いて行くと、黒湯温泉まで続く山道が始まります。

トレイル

ちなみにすぐ左手には乳頭山への登山道があります。

乳頭山には翌日登りました。

乳頭山登山道

バス停から黒湯温泉までは一キロちょっと。

山道といってもほとんど平坦なゆるい道なので、登山装備でなくてももちろん大丈夫です。

山道

が、写真を見ればわかると思いますが、当日は雨が結構降っておりました。

宿にいた人の話によると早朝はバケツをひっくり返したかのような雨で大変だったのだとか。

途中で見えた乳頭山もガスがかかっておりました。

乳頭山

途中にはこんな橋もあります。

橋

すぐ下の川は一目で増水していることがわかりました。

川

また、水場もあります。

水場

そして次に現れたのは孫六温泉

孫六温泉

いかにも通が好みそうな鄙びた外見。

孫六温泉

硫黄泉が多い乳頭温泉郷の温泉ですが、ここはラジウム泉。

この温泉も帰りによりましたが、熱めのさっぱりとしたいい湯でした。

孫六温泉

孫六温泉を抜けると黒湯温泉まではあと少しです。

トレイル

黒湯温泉到着

バス停からここまでゆっくり歩いて30分ぐらいでした。

黒湯温泉

まずは湧き水が出迎えてくれました。言うまでもなく美味しいです。

湧き水 看板

右手に見える建物に受付があります。

黒湯温泉

お部屋の様子

受付を済ませてお部屋の鍵をもらい、お部屋に直行しました。

こちらが宿泊した一人用のお部屋です。

黒湯温泉

まずはアメニテイなどをチェック。

温泉宿では定番のお茶菓子、黒湯温泉ではかりんとうでした。

おわん

お茶一式

お茶

浴衣、手鏡、うちわ、バスタオル、ミニタオル、巾着袋、歯ブラシなど。

浴衣とか

金庫とテイッシュ

金庫

押入れには布団。

夕食の時に敷いてくれました。

山奥の湯治宿と聞いていたので、サービスやアメニテイは最低限のものしかないだろうと勝手に思っていたのですが以外としっかりしております。

ですがエアコンやテレビはありませんでした。

エアコンは個人的になくても全く問題なし。

真夏に泊まりましたが、窓を開けていても少しも暑いとは感じず、むしろ夜は肌寒いぐらいでした。

布団

内部の様子

宿泊棟の中だけですが撮影することができましたので紹介します。

玄関はこんな感じ。

混浴の露天風呂などに行く場合は靴を履かなければいけないのですが、宿にあるサンダルなどは自由に使っていいとのことでした。

いちいち靴を脱ぎ履きするのは面倒だったので、ありがたかったです。

玄関

宿泊客に限りですが、傘も貸し出ししておりました。

当日は雨が降っていたので私も使わさせていただきました。

傘

廊下はこんな感じ。

歴史ある宿なので古さはあるものの、きちんと清掃は行き届いておりました。

廊下

食堂はこちらです。

食堂

外観

部屋で少しくつろいだ後は、外をぶらぶらと見て回りました。

自炊棟などは藁葺き屋根になっており、多少改装はしているようですが、基本は昔のままです。

外観

自炊棟の中には入れませんでしたが、何人か宿泊しているようでした。

自炊棟

こちらは源泉

かなりの高音で有毒ガスも発生しているようなので、入れません。

源泉

この源泉も観光スポットの一つとなっているようです。

源泉

近くには黒光りした卵が。

卵

名前がついているようで「くろたまちゃん」というようです。

標識

そのほかにはギャラリーなる建物もありました。

ギャラリー

中には田沢湖やその近辺の山の写真が展示されておりました。

写真

展示されている写真はほんの数点ですが、無料で見れるので立ち寄った際は訪れることをお勧めします。

写真

ちなみに夜の写真もとりましたが、ランプが灯った夜のが雰囲気がよかったです。

   古き良き

夕食

毎度の楽しみでもある食事はこちらです。

山奥の宿の食事なのでやはり山の幸がメインでした。

夕飯 豆腐 筑前煮 料理 夕食 夕食 夕食

朝食はこんな感じです。

夕食も朝食も派手さはないものの、どれもとても手間暇かけて作られており、とても美味しかったです。

やはり山の宿はこういった素朴な料理が一番ですね。

ただ、全体的に薄味で量もそれほど多くはなかった為、若い人は少し物足りないかもしれません。

朝食

浴室の様子

では、メインの温泉にいきましょう。

温泉は全部で三箇所あります。

宿泊部の中に一つ、南側に一つ、北側に一つ。

どれも繋がっているわけではありません。

なのでいちいち服を着たり脱いだりしなければならないのでそこが面倒といえば面倒でしたが仕方ないですね。

まずは宿泊部の浴場から。

こちらは男女別に分かれております。

内湯

脱衣所にはカゴがあるだけで、ロッカーなどはないので貴重品はあらかじめ部屋においておいた方がいいです。

脱衣所

そして湯船はこちら。

湯船が一つあるだけのシンプルな浴場でした。

湯治宿によっては環境保護の為、シャンプーやソープは使えないところがありますがここはOKでした。

備え付けのシャンプーなどがありました。

浴槽

山の温泉にありがちな注意書き。

湯あたりといいますか、大抵の虫は昇天してしまっておりますけどね^^;

注意書き

湯温はぬるめ、長時間の入浴も可能だと思います。

そしてどの浴槽でもそうでしたが、入浴すると硫黄臭がまとわりついてなかなかはなれません。

たまたま一緒になったおじさんが山好きな方でして、山談義に花が咲きかなりの長風呂となってしまいました。

でもこういった交流も楽しいものです。

温泉

続いては南側の浴場。

こちらは内風呂一つに

浴槽

露天もあります。

晴れていれば満点の星空が見えるのだそうですが、残念ながら私が訪れた比は雨。

空は真っ黒で何も見えませんでした。

それでも十分気持ちのいいお湯でしたが。

ちなみに湯温はやはり露天の方が若干低かったですね。

露天

また、すぐ近くには打たせ湯もあります。

打たせ湯

そして私が一番気に入ったのが混浴の露天風呂。

ですがこちらは撮影NGだった為、公式HPから写真をお借りしました。

こちらの露天風呂は目の前に森が広がっており、その美しい森を眺めながら入浴できるのです。

浴槽自体はコンパクトで5人も入ればいっぱいになってしまうほどのサイズですが、運良く貸切で入ることができました。

こちらの写真は紅葉の時のものとなっておりますが、紅葉でなくても十分綺麗でした。

夜は景色こそ見えませんでしたが、ランプの明かりが灯る下での入浴は風情があり、最高でした。

このほかに内湯や打たせ湯、シャワーなどもあります。

ただ、脱衣所こそ男女別に分かれてはいるもののあとは目隠しらしいものはないので、女性の方には少し厳しいかと思いました。

女性専用時間帯もこの温泉にはないようです。

露天風呂

まとめ

黒湯温泉は「これぞ日本の温泉」といえるような温泉らしい温泉でした。

宿も温泉も食事も全てが高レベルでまとまっており、非の打ち所がありません。

乳頭温泉郷の中でも奥まった位置にある為、アクセスはあまりいいとは言えませんが、それでも行くだけの価値は十分あると言えます。

また、意外にも若い方が多く見受けられましたが、それは随所に適度なモダンさがあったからだと思われます。

本格的な湯治宿の面影は残しつつ、現代的な要素も多く見受けられました(ウオッシュレット、WIFIなど)し、古くても汚い感じはしないので利便性・清潔感を求める方にも受け入れやすい宿だと思います。

 

 

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みくぞう

みくぞう

山の魅力にとりつかれたソロハイカー。 山には主にトレーニングで登っています。 最近はトレランがメインになりつつありますが、ハイキングもあいかわらず好きです。 気づけば山や温泉のことばかり考えているようになったので、細かく役立つ情報を発信していきます。
  

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