登山中のデポ(ザックや荷物を山小屋や登山ルートの途中に置いて山頂などを目指すこと)って私はやった事がないのですが、割とよく登山道の横にザックや装備が無操作に置かれているのを見かけます。
身軽な状態で山頂まで行きたい、という気持ちはわかります。
特にテント泊などで重装備の方ほど、そう思う気持ちは強くなるのでしょう。
ですが私は前々から「これ大丈夫なのかな?」と疑問に思っておりました。
何が大丈夫なのか、というと「盗難」です。
日本人はよく喫茶店などでも座席にバッグなどを置いて場所取りしておりますが、かなり危ない行為ですよね。
いくら日本は平和で治安が良いからといっても犯罪が全く無いというわけでは無いですし、盗む人は盗みます。
そしてそれは山でも同じなのでは無いか?と思い調べてみました。
するとやはり盗難された、という人はいるようですね。
そしてデポる事のデメリットも改めて見えてきたので盗難を含めまとめてみました。
目次
デポのデメリット
野生動物を引き寄せる
ザックの中の食料の臭いにつられて野生動物が引き寄せられる事があるようです。
野生動物に人間の食料の味を知られると、また人間の食べ物を求め人間を襲う事もあるようです。
また、熊は自分のものには異常な執着心を見せる事があります。
熊にザックを取られたからといって取り返そうとすると、追撃にあったりなど非常に危険です。
もしもの時にザックが無いと何も出来ない
ちょっとそこまで、とわずかな距離だからと荷物をデポってもその僅かな距離の間に道迷いや滑落する可能性もあるわけです。
滑落は意外といかにも危険そうな場所よりも何て事の無い場所で起こる方が多いようです。
つまり僅かな距離でも平坦な何て事の無い場所でもデポっている間に滑落する可能性はあるわけです。
滑落して一命を取り留めてもザックが無ければ食料も水も無い中、助けを待たなければいけません。
そうなれば本来は助かるはずだった命も助からない事もあるでしょう。
また、急な雨などにもザックが無ければレインウエアを取り出す事もできないのでずぶ濡れになってしまう事もありそうです。
盗難される事もある
そして盗難です。
調べてみるとさすがにザックそのものを盗られたというケースは無いようですが財布やペグ、アイゼンなどの小物類を盗まれた方は割といらっしゃるようです。
また、シュラフやアウターを盗られたという方も…
シュラフやテントを盗まれたら場合によっては命に関わる事もあるでしょう。
まとめ
山に登る人は良い人しかいない、と言われる事もありますがやはり山好き全員が全員良い人というわけではありません。
中にはちょっとした隙をみて、他人の装備品を盗む方もいるでしょう。
そしてデポっている最中に遭難してしまう可能性もあるわけです。
そうならない為にもザックをそのままデポるのではなく、一部の荷物のみをデポり軽量化を図った方がベターだと思います。
デポって身軽な状態で山を楽しめるのは大きな魅力ですが、同時に大きなリスクも背負う事になるわけです。
パーテイならば何か装備を盗まれたりしても、助け合う事ができますがソロだとそうもいきません。
特にソロハイカーの方はデポる時は十分な注意が必要だと思います。
みくぞう
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