登山時は帽子かバンダナか?それぞれのメリット、デメリットについて

登山時のヘッドギアとして帽子やバンダナを使っている方は多いと思います。

私は主に状況や気分によって使い分けておりますがそれぞれに感じたメリットやデメリットを書いて見ようと思います。

帽子のメリット

ツバがあるので紫外線対策に役立つ

ツバがあるといっても私が使用しているのはハットタイプではなく、キャップタイプでツバも短めなので顔の下半分には日光が当たってしまうのですが、それでもあるとないとではだいぶ違います。

紫外線は疲労に繋がるってご存知ですか?

紫外線を浴びることで身体の自己防衛が働き、活性酸素が発生します。

活性酸素が増えることで疲労物質も体の中に溜まっていき、疲労に繋がってしまうのです。

山では樹林帯を歩くことも多いですが、森林限界を超えるような山など日差しが直接当たるところを歩く事も多いです。

登山は長時間行動するスポーツですので何も対策を行なっていないとすぐに疲労へと繋がってしまうんですね。

ですが帽子はもっとも簡単に紫外線対策できるアイテムと言えるでしょう(あとはサングラスですね)

なにせ被るだけですから。

私は主に紫外線が強くなる夏や改正時には帽子は必ず被っております。

怪我防止に

あまりクッション性が高いわけではありませんが、それでもないよりは全然マシでしょう。

とはいっても落石や滑落時などはほとんど役立たないと思いますが「登山道に突き出た枝」などからの保護には十分です。

登山をしている時はあまりないのですが、トレランしている時はスピードが出ているので登山道に枝などが突き出ていても気づかない(または反応しきれない)時が多々あります。

そんな時に帽子を被っているとダメージが軽減された感があって助かります。

ファッションとして

帽子はファッションとしても優秀なアイテムだと思います。

何と言っても「髪型」を隠せるのがいいです。(笑)

私の場合は登山やトレランに行く時は面倒で髪のセットなどはしないので多いに助かります。

これはバンダナも同じですが、髪がボサボサでも帽子はうまく隠してくれるので、そういった意味でも欠かせません。

また、個人的にはバンダナよりかはウエアに合わせやすいと感じておりますね。

特にキャップタイプは大抵のウエアには合いますね。

バンダナよりかは蒸れにくい

これは帽子の素材が何かもよりますが、メッシュであれば間違いなくバンダナよりは蒸れにくいです。

私が使用しているのは軽量かつ通気性も良いものですので、夏場でも頭が蒸れにくく助かっております。

帽子のデメリット

風で飛ばされやすい

帽子最大のデメリットは何と言ってもこれ!!

山では稜線などに立つと風が強く吹いていることも多いですが、そんな時に帽子を被っていると大変です。

今まで何度強風で帽子が飛ばされそうになったことか・・・

一度だけですが、吹き飛ばされたこともあります(涙)

私が使用しているサロモンのキャップは軽量でとても良いのですが、その反面風で飛ばされやすくて困ります。

上部の視界が遮られる

ですがそうなると問題になってくるのが上部の視界が遮られてしまうこと。
そのため、何度かトレイルに突き出た枝などに気づかず、頭部にガン!と当たってしまったことがあります。
これはトレランをする上では結構危ないんですよね・・・

ヘッドライトを装着すると帽子がずれてくる

帽子の上からヘッドライトを装着すると重みで帽子がどんどんと下にずれてくることがあります。

まあこまめに調整してあげればそれで済む話なのですが、なんどもなんども繰り返すので結構なストレスになるんですよね。

バンダナのメリット

汗止めになる。

これは帽子にはないバンダナならではのメリットですね。

帽子をかぶるだけでは汗止めにはならず、汗が目に入ったりすることがあります(これがまたうっとおしいのです)

しかしバンダナは額の汗が流れ落ちるのを防いでくれるので、それだけで不快感やストレスがかなり違います!

様々な使い方ができる

私が持っているバンダナはこちらなのですが

バンダナとしてはもちろん、フェイスマスク・ネックウオーマー、帽子、リストバンドなどにもなるので非常に重宝しております。
こんな感じの見た目はハンカチのようにしか見えないのですが優れものです。
バンダナ
私は高尾山などの近場の山に行く時は自転車を使っているのですが、秋・冬の時は自転車を漕いでいると顔や首が非常に寒いんですよね。
そんな時はこちらをフェイスマスクやネックウオーマーとして使用しております。
もちろん、防寒性はそれほどないのですが、あるとないとでは大違いです。
そして登山口に着いてからはバンダナ、あるいは帽子として使っております。
また、捻挫をした時の固定や止血にも使えると思います。
もちろん、他のバンダナでも同様に使えるはずです。

カッコイイ

バンダナは純粋にファッションアイテムとしてもカッコいいですよね。

似合うかどうかは別としてバンダナを装備するとテンションが高まります。

他の靴やザックにも同じことが言えますが機能的な面はもちろん、気持ち的な面にも影響を与えるので見た目も重要だと思っております。

風で吹き飛ばない

これもバンダナならではのいいところ。

しっかりと頭に固定できるので、どんなに強風でもバンダナは吹き飛んだりしません。

強風が吹いても頭を気にせず、走れる(歩ける)のは嬉しいところです。

バンダナのデメリット

似合うか似合わないかは個人差が激しい

個人的には頭の形がはっきりと浮き出るバンダナは、帽子よりさらに似合う似合わないかが分かれると思います。

ちなみに私は客観的に見れば間違いなく似合っていないでしょう。

でもいいんです、自分ではなかなか気に入っているので・・・

ツバがないので日差しを遮りたい時は不向き

ツバがないので顔面に直射日光ががっつりと当たってしまいます。

私はトレラン・登山時は必ずサングラスも装備しておりますが、バンダナ装備時はさらに日焼け止めクリームも塗るようにしておりますね。

ですが、すぐに汗で流れ落ちてしまうので正直塗り直すのはかなり面倒です。

紫外線対策はしっかりとしたいという方は帽子の方が向いていると思います。

まとめ

帽子とバンダナ、どちらにも良い点も良くない点もありますが、私は最近はバンダナの使用頻度が高いですね。

これを書いている時期が冬(12月)ということもあり、フェイスマスクとして防寒対策にも使えるバンダナの方が快適だからです。

バンダナとして使っても耳を隠せるので耳が冷たくなることもありません。

やはり帽子よりも様々な用途に使えるのが最大のメリットですね。

帽子派の人も一枚、ザックに忍ばせておくことをお勧めしますよ。

本当に便利ですし、非常に軽く薄いので負担もほとんどかかりませんしね。

最終的にどちらが良いかは好みだと思いますが、私はバンダナの方を推します。

 

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みくぞう

山の魅力にとりつかれたソロハイカー。 山には主にトレーニングで登っています。 最近はトレランがメインになりつつありますが、ハイキングもあいかわらず好きです。 気づけば山や温泉のことばかり考えているようになったので、細かく役立つ情報を発信していきます。

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