ホカ オネオネのトレランシューズであるEVO MAFATEを購入したのでレビューします。
ホカ オネオネ EVO MAFATEについて
ホカオネオネのシューズはミッドソールの厚さとクッション性の高さが特徴です。
高いクッション性からか、長距離レースや足に故障を抱えている方などが主に愛用しております。
私もたまに膝の痛みが出るので、常に不安を抱えて走っておりました。
ですので少しでも膝の痛みが出なくなるような靴がいいな、とこのホカオネオネの靴を購入することにしました。
EVO MAFATEもロングレース向けのシューズでして世界で最も厳しいコースの一つとされる、レユニオン島の100マイルレースに相応しいシューズとして開発されました。
メタロッカー、アクティブフットフレーム、スーパークッションミッドソール、メガグリップなどのテクノロージが盛り込まれており、ホカオネオネの特徴であるクッション性はもちろん、高いグリップ力も誇ります。
そのスペックもまた魅力的でしたが、それ以上に鮮やかなカラーリングと近未来的なデザインに一目惚れして、購入するに至りました。
外観
全体図。
鮮やかなブルーとイエローが映えます。
トレランシューズは汚れてなんぼ的なところはありますが、このシューズはあまりにもかっこいいのでできれば汚したくないという気持ちが大きいです。
ですので私はあまりコンデイションのよくなさそうな時(雨上がり直後)などはこのシューズは出来るだけ避けるようにしております。
そしてEVO MAFATE、というかホカオネオネのシューズ最大の特徴である分厚いミッドソール。
ミッドソールのカラーリングもグラデイエーションになっており、非常に綺麗です。
そして採用されているのがメガグリップです。こちらはビブラム社が新たに開発したアウトソールでして
従来のビブラムソールより約30%グリップ力が向上されているとのことです。
湿地、泥、木の根、乾いたトレイル、岩場などあらゆる路面に対応できます。
また、グリップ性だけでなく、優れた耐久性も誇ります。
まさにあらゆるサーフェイスのある長距離レースにぴったりなシューズと言えます。
ラグはかなり大きく、深めになっております。
アッパー部分はケブラー繊維を織り込んだMATRYX®ファブリックが採用されております。
やや硬く、初めて履く場合は若干違和感があるかもしれませんがしばらく履き続けていれば柔らかくなっていき、なじみもよくなっていきます。
ファブリックは鋼鉄の5倍の強度があるそうですので、これといった補強もありません。
ですが耐久性としては十分だと思います、かといって通気性も悪くなく、蒸れることもありませんでした。
トレランシューズとしては横幅もやや広めな方ですね。
トレランシューズを買う場合はやや大きめのサイズを買う方も多いと思いますが、こちらのシューズはジャストサイズでも特に問題ないと思います。
タンもまた特徴的です。
非常に薄くてクッションもほとんどありません。
なのでより足とシューズとの一体感がある感じがします。
ただ、この薄いタンも好みが分かれるところかもしれません。
インソールも優秀で、特に交換などはしておりません。
といいますかこのインソールあってこそ、このシューズの性能が引き出されるような感じがしますので、あえて交換する必要はないといった感じですね。
使用感・まとめ
ホカオネオネのシューズ自体、初めてでしたがまず履いて走って感じたのはミッドソールの「粘り」です。
地面に吸い付くような、そんな他のシューズにはない粘りがありました。
この粘りこそがEVO MAFATEに採用されているメガグリップによるものだと思われます。
そして売りのグリップ力は抜群でした。
あらゆるコンデイションのあらゆるトレイルで試しましたが、驚くほど滑らない。
また、トレイルに限らず濡れたロードにも強いですね。
トレランシューズは種類によってはトレイルでは滑らなくてもロードだと、滑りやすいものもありますが、EVO MAFATEはロードでもしっかりとグリップしてくれます
また、ロードでも特に違和感なく快適に走ることができます。
クッション性の高さもはっきりと感じました。
ミッドソールはやや固めですので、ふわふわとした雲の上を走っているかのような感覚こそはないもののしっかりと足の衝撃を抑えてくれる感覚がありました。
特に長距離を走る時の後半の足の持ちが他のシューズと比べ違います。
私は30キロをすぎると膝の痛みが出ることがあったのですが、EVO MAFATEでは膝の痛みが出ませんでした。
おそらくこれも高いクッション性によるものだと思われます。
足への突き上げが強い岩場やロード区間が多いレースなどでも使えると思います。
ただ、重さはそれほど感じないもののスピードにこだわる方にはあまり向いていないかな、とも思いました。
長距離を一定の速度で刻むように淡々と走るときにその性能が存分に発揮されるシューズだと思います。
みくぞう
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