津久井城山へ登山 短いながら登り応えあり!

津久井湖などの景色

相模原にある津久井城山に登ってきたのでレポします。

津久井城山について

城山(しろやま)は、神奈川県相模原市緑区にある山である。標高375m。津久井城山(つくいしろやま)とも呼ばれる。

鎌倉時代に三浦氏によって津久井城が築城され、戦国時代には後北条氏の家臣の居城となった。津久井城は1590年の小田原征伐の際に落城し、その後廃城となった。

現在では、城山ダムによって形成された津久井湖の南側に位置しており、城山から津久井湖にかけての一帯は神奈川公園県立津久井湖城山公園として整備されている。

wikiより抜粋

戦国時代の山城でして城主たちが住んでいた「根小屋」が今も残っております。

秀吉による小田原攻めにともなって落城しましたが山中には道構も残っております。

サクラや紅葉の名所でもあります。

下は公園になっており、散歩の人などでも賑わいますが城山へと至る登山道は本格的なものとなっております。

また、津久井城は北に武蔵国、西に甲斐に接する相模の西方部に位置しており、津久井地域は山林資源に恵まれ、経済的にも重要な地域でもあったようです。
参考にしたのはこちらの書籍です。

アクセス

公共交通機関

JR横浜線橋本駅から三ヶ木行き神奈中西バスに乗り、津久井湖観光センター前バスにて下車

マイカー

津久井湖城山公園観光センターの無料駐車場が利用できます。中央相原ICでおり、県道510号から国道413号へ出てセンター駐車場へ

津久井湖観光センター前バス停からスタート

バス停

時刻表はこのような感じです。

平日、土日祝日共に結構本数はあります。

時刻表

そしてバス停の目の前に登山口があります。

バス停からほんの数十秒程度で登山ができるのは本当にありがたいですね。

ちなみに周囲に観光センターなどの売店や自販機もありますのでそこで補給することも可能です(平日でもやっておりました)

登山口

登山口の手前には津久井城山のハイキングマップが。

デジカメや携帯のカメラなどで撮影しておくとあとあと便利です。

地図

結構色々なコースがあるようです。

どこのコースで行こうか迷ってしまいますね。

地図

はじめは舗装路。

下は公園になっております。

訪れたのは1月だったのでやや地味な感じではありますが、この付近はたくさんの桜が植えられており、桜の季節はそれはそれは綺麗な光景が広がっているようです。

舗装路

途中にある東屋。

ここからも津久井湖が見渡せます。

東屋 景色

ここから本格的な登山道になります。

山頂までの距離は1.2 キロです。

トレイル

津久井城山の森はかながわの美林50選の一つとして数えられているようです。

看板

こちらのひのきの林は江戸時代の末期に植林されたそうです。

樹齢は約120年にも及ぶそうです。

江川ひのき

山頂までの距離は短いですが、登山道自体は本格的です。

トレイル

結構傾斜がきついところもありますが、途中でベンチも多数あり、休憩しながら登っていけます。

登山道

こちらは宝ヶ池

津久井城の水の手の一つであり日照りや雨が続いた年でもいつも安定して水を蓄えていたそうで、雨乞いの行事などでも使われてきたそうです。

ですが今はご覧の通り、枯れてしまっておりますね・・・

他のレポでは水があったのでたまたまでしょうか。

宝ヶ池

宝ヶ池から少し登るとビューポイントがあります。

奥に見えるのは小倉山ですね。

武甲山のように採掘で山肌が削られているのでわかりやすい山です。

見晴らし

手前にベンチがあるので、景色を見ながら休憩することも可能です。

更に進むと飯綱曲輪が出てきます。

標識

策で囲ってありますが、なかなか立派です。

飯綱曲輪

続いては太鼓曲輪。

今はもう何もありません。

標識

 

こちらは堀切とかつて引橋があった場所のようです。

戦になると普段使っている橋をはずして本城曲輪へ攻め入ることが困難になる仕組みになっていたそうです。

また、堀切は尾根伝いに攻めてくる敵を防ぐため、尾根を迎合形に大きく振り込んだものです。

津久井城では山頂の尾根に三箇所の堀切が見られます。

堀切

当時の武士達は甲冑を着込んでこんなところを駆け上っていったのかと思うとただすごいの一言です。

山頂到着

そして山頂到着。

ですが山頂といっても山頂標識らしきものは見当たりませんでした。

山頂は野球ができるほどの広場となっております。

この広場が津久井城の中心である本城曲輪のようです。

周囲の尾根には何段もの曲輪や長大な縦掘りが掘られるなど、頑丈な作りとなっております。

また、写真には写ってはおりませんがベンチもいくつかあります。

山頂

山頂からは晴れていれば津久井湖や南高尾の山々が見渡せます。

津久井湖

また、トイレもあります。

トイレ

下山開始

山頂で休憩した後は別ルートで下山です。

途中まで引き返すと女坂、男坂の分岐点があります。

どちらも行き着く先は一緒のようですが、女坂はなだらかで長く、男坂はやや急で短いコースのようです。

どちらにいくか悩みましたが、私は女坂をチョイスしました。

下山

女坂はこのような感じです。

確かに緩やかで歩きやすい道です。

また、長めといっても1キロもありません。

女坂

ほどなくして分岐点。

小網口方面へ下っていきます。

分岐点

ここも傾斜はゆるやかですが、徐々に道幅が狭くなっていくので滑落注意です。

トレイル

ここで登山道は終了。

下山口

ここからバス停まではすぐです。

バス停

ここでゴール。

バス停

まとめ

津久井城山、公園に毛が生えたような山かと思いきや、いい意味で普通の山でした。

ちなみに今回の山頂周回コースのコースタイムは1時間50分。

歩行距離は4.5キロです。

短いながらも本格的な登山が楽しめるのでちょっとしたデイハイクにはぴったりですね。

ただし、登るのであれば靴はハイキングシューズなどしっかりしたものがいいと思います。

この付近には城跡や城山が多いですが、近くの小仏城山ほど人は多くないので穴場だと思います。

近くには様々なハイキングコースもありますので、物足りなかったら峰の薬師や城山湖などにも足を延ばすこともできますよ。

 

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みくぞう

山の魅力にとりつかれたソロハイカー。 山には主にトレーニングで登っています。 最近はトレランがメインになりつつありますが、ハイキングもあいかわらず好きです。 気づけば山や温泉のことばかり考えているようになったので、細かく役立つ情報を発信していきます。

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