サロモンのトレイルランシューズ、センスライドのレビューです。
目次
サロモン センスライドについて
センスライドにはいくつかの特徴があります。まずはそれをあげてみましょう。
Vibeテクノロジー搭載
Vibeテクノロジーとは走行中に生じる、疲労や怪我の原因となる微振動を吸収する画期的な技術です。
トレイルランは運動強度や負荷が高く、何かと怪我をしやすいスポーツですが、このシューズはそういったリスクを抑えることができるのです。
また、疲労しにくいのでロングトレイルにも向いております。
Contagrip搭載
サロモンが独自に開発したグリップも搭載されております。
コンパウンドの配合率を調整し、湿地帯でのグリップ力がさらに向上しており、Premium Wet Tractionが採用されております。
クイックレース搭載
靴紐を結ぶという常識から逸脱した画期的なシステムです。
レースシューを引っ張ることで靴のフィット感を調整し、着脱も容易に可能なシステムとなっております。
スペック
- メイン素材: 合成繊維
- ソール素材: 合成底
- ヒールの高さ: 2.5 cm
- 留め具: レースアップ
- ソール:2cm
外観・使用感
センスライドはカラーバリエーションが豊富でなんと15種類もあります。
私は明るいライムグリーンを選択しました。
すでに一年ぐらいガンガンと履いているのであちこち破けたり、汚れたりしております。
アッパー部分は他の多くのトレイルランシューズと同じくメッシュ素材が使用されております。
防水ではありませんが、濡れてもすぐに乾くので快適です。
ただ、写真の通り一度汚れてしまうと汚れが落ちにくいのが難点です。
トレランシューズはどうしても汚れてしまいますが、汚れが気になる方はカーキやブラックなど汚れが目立ちにくい色を選ぶといいと思います。
特徴的なのがこちらのシュータン。
ベロ部分にレースコードを収納可能な作りになっているのです(これに関しては後述します)
インソールは純正のものを使用しております。
一度別のインソールに交換したことがあるのですが、やはり純正の方がしっくりときたのでそのままにしております。
ただ、純正インソールは柔らかめなのでかっちりとした硬めのインソールが好みの方には合わないかもしれません。
ミッドソールにはOPAL TECHNOLOGYという衝撃、振動を吸収してくれる素材が採用されております。
温度変化にも強く、耐久性もあるという優れものです。
これもあり、センスライドのクッション性、サポート性能はとても高いです。
履き始めはやや硬いですが、履いているうちに柔らかくなってくるのでやがて雲の上を走っているかのようなふかふかした感覚が得られます。
ですがホカオネオネのような厚底シューズではないので、反発もあり足裏にもしっかりと地面の感触が伝わってきます。
また、ENERGY CELL+という素材も使用されておりこちらは着地の衝撃を次の一歩につなげ、軽やかな足運びを可能にしてくれます。
クッション性が高いモデルのシューズは走行性能を犠牲にしているものもありますが、センスライドはしっかりと「走れる」シューズでもあります。
アウトソールはこのようなパターンです。
だいぶすり減ってきてはおりますが、もともとラグは低めです。
ですのでロードでの走行も全く問題ありませんが、グリップ力に関してはそれほど高くはないかな、という印象です。
乾いた土のトレイルであれば全く問題ありませんが、少し湿っていたりぬかるんだりしたトレイルだとやはり滑ります。
岩場は特に問題ありませんが、ザレ場でもやはり滑ります。
グリップに関して言えば万能という感じではないですね。
そしてセンスライドでもっとも気に入っているのがこちらのクイックレースシステムです。
便利すぎるので現在、結局一番使用率の高いシューズとなりました。
まずこのようにシューズを履きます。
次にコードを引っ張り、フィット感を調整します。
コードの先端部をシューズ根元までおろします。
先端部やシューコードをベロの中に収納します。
全て収納できました。
はじめは戸惑いましたが、慣れれば30秒もかかりません。
そしてこのクイックレース、シューコードを全てベロの中に収納できるので「靴紐がほどけることがなくなる」のです。
走っていると途中でなんども靴紐が解けたりすることにストレスを感じる方は多いのではないでしょうか?
かくいう私もその一人でした。
ですがセンスライドでは靴紐がほどけるストレスから解放されるのです!!
これはかなり快適です。
まとめ
サロモン、センスライドがお勧めできる方は
・まだ足がしっかりとできていない、走るのが慣れていない初心者の方。
お伝えしたようにサポート性能やクッション性が高いので、初心者の方向けだと思います。
ただし、濡れた路面には弱いのでトレイルのコンデイションが悪い時は特に初心者の方はセンスライドを履くのは避けた方がいいと思います。
・怪我をしたくない方、膝などが痛みやすい方。
怪我から足を守ってくれるテクノロジーが搭載されているため、怪我のリスクを減らすことができます。
また、クッション性が高いので膝の痛みなどで悩まされている方にもお勧めできます。
・靴紐が解けるストレスから解放されたい方。
クイックシステムは本当に便利です。
センスライドに限らず、他のサロモンのトレイルランシューズでも採用さてておりますのでこれはぜひ一度試していただきたいですね。
兄弟分のセンスプロマックスのレビューも行なっております。
みくぞう
最新記事 by みくぞう (全て見る)
- 高尾にある知る人ぞ知る里山「初沢山」(初沢城跡)に登山!コースの組み合わせ次第で楽しめる山です。 - 2021年12月3日
- Apple Watchでの登山が快適すぎてやばい!そのメリットと快適さについて - 2021年11月30日
- 高水三山 初心者お断りの神塚尾根を使って登る - 2020年1月24日
コメントを残す