禁止されている訳ではないですが、批判が多いタバコ。
その多くは喫煙者のマナーによるものが多いですよね。
飲食店で、何の断りもなく当然のように吸う
歩きタバコ、ポイ捨て・・・
などなど、いまだに私もよくみかけます。
目次
山での喫煙について
そして山ではどうかというと街中と比べて明らかに吸っている人を見かける割合は少ないように感じます。
街中では歩きタバコをしている人や喫煙所で吸っている方はあちこちでみかけますが、山の中では明らかに少ないですね。
やはり山に登るだけあって健康意識が高い人が多いからだと思います。
また、登山はハードな運動なので息切れなどを防止する理由で吸っていても禁煙する方もいると聞きます。
ですから必然的に山で喫煙者の方と遭遇する割合も少なくなっているのかもしれません。
山で喫煙することでの影響
山で喫煙は禁止はされてはおりません。
しかし山でタバコを吸うと山ならではの影響が出ることがあります。
喫煙することで心臓や筋肉にいく血液が減り、それに伴い酸素の供給量も同時に減少していきます。
するとどうなるかというと高山病になるリスクが高まります。
高山病にかかれば頭痛に始まり、めまいや嘔吐、ふらつきなどの症状が出てきて最悪死に至ることもあります。
高山病になれば、死ななくても登山を続行するのが難しい場合も出てきますので少なくとも標高の高い山での喫煙は避けた方が良いです。
山での喫煙で思うこと
今ままで山で見かけた喫煙者の方も街中のようにさすがに歩きタバコをしている人はみかけませんでした。
大抵は山頂での休憩時に一服している方が多かったです。
私は一度もタバコを吸ったことがないのでわからないのですが、
どうも山頂での景色を見ながらの一服はたまらないようで。
そして気を使っているのか岩陰などの隅で吸っている方が大半でしたね。
しかし私が思うにタバコを吸う方ほどタバコの臭いの「拡散力」がわかっていないように感じます。
それは恐らくタバコの臭いに鈍くなっているからだと思いますが、予想している以上にタバコの臭いというものの拡散力、浸透力は凄まじいものがあるのです。
例えばドアを閉めて部屋の中で吸っていても隣の部屋まで余裕で臭いはもれてきますし、こちらの記事よると
タバコの煙は無風でも7m四方に拡散
するとのこと。
これは決して誇張でもなんでもなく、それぐらいの拡散力があると感じております。
だからこれだけ多くの方から嫌われるのだと思います。
そして気を使っているつもりでもそんな拡散力のあるタバコだから、よほど広い山頂でもなければ
どんなに岩陰や風下で吸ったとしても他の登山者たちに届いてしまうはずです。
実際、私もそれで不快な思いをしたことがあります。
ではどうすればいいのか
山では吸わない
身も蓋もないですが、これが一番だと思うんですよ。
だって、高山病のリスクも高まるし、喫煙所もないので他の登山者たちから白い目で見られることもあるしで街中で吸う以上にいいところがないと思うのですよ。
だから吸わないのが一番!
そしてこれを機に禁煙しましょうよ。
こちらの記事をご覧ください。
要約するとタバコを吸うと
持久力が低下し、激しい運動を行う事が困難になったり、筋力や瞬発力も落ちるそうです。
持久力、筋力、瞬発力
これってどれも登山で必要な事ですよね?
そして登山といえば、とても激しい運動です。
しかしタバコを吸い続けていれば、それが困難になってしまうのです。
だからどう考えてもやめた方がいい。
・・・と、思うのですがニコチン中毒というのはやっかいなもので
いくら人から喫煙の無意味さや害を説いても、自分が「やめよう」と思えばなかなかやめられるものではないのですよね。
そこでどうしても吸いたいという場合は
周りに誰もいない時に吸う
これに限ると思うのですよね。
上記でも説明した通り、タバコの拡散力は凄まじいのでどんなに気を使っていたとしても、他に登山者が近くにいれば臭いは届いて不快な思いをさせてしまうはず。
タバコを吸う権利もありますが、他の登山者も山の美味しい空気を吸う権利があるわけです。
せっかく美味しい空気を味わいに来たのに、タバコの臭いを嗅がされたりしたら台無しです。
ですから誰も不幸にならない登山時の喫煙マナーは誰もいない時に吸う、です。
出来るだけ平日に山に登る
ですが人気の山となれば、誰もいないところで吸うということすら難しいこともあります。
そこでオススメなのが平日登山です。
私は混雑が嫌いなのでほとんど平日に山を登っておりますが、平日だとほとんど誰ともすれ違わないこともザラにあります。
山頂にも誰もいないことも珍しくありません。
平日ならば休憩時、周りに気を使うことなく存分にタバコをくゆらせることも可能だと思います。
山頂を独り占め出来るというメリットもあります。
平日でも人がいっぱいいるような高尾山のような山では・・・素直に諦めましょう。
高尾山でタバコを吸っている人は見たことがないので、みんな我慢しているのだと思います。
まとめ
今回の
「周りに誰もいない時に吸う」
というのは私からのお願いでもあります。
私もタバコは大の苦手なので。
喫煙者の方にとっては気を使っているつもりでも、非喫煙者から見れば無意味なことって結構多いんです。
煙が行かないように吸っていても、煙は実はいっているものなのです。
吸い込んでいるものなのです。
ですから気を使って吸うのではなく、近くに誰かいるのであれば吸わない
という選択肢を取ってくれると非常にありがたいです。
できれば下界でもね。
そうすれば今あるようなバッシングも少なくなると思うのです。
みくぞう
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かなり古い記事なので、辛辣な事を書いても揉めないだろぉという読みの上でコメントさせて頂きます。
まず私は現在は非喫煙者です。山での喫煙についてですが、喫煙者がルールを守って喫煙しているならば喫煙者に対してどぉーのこぉーの言うのはたんなるエゴの押し付けでしかないです。文句を言うならルール側に申し立てなければなりません。山頂で漂ってくるタバコの煙、、嫌ですねぇ、ただルールは守られています嫌なら立ち去るべきは私です。モラル、マナー、思いやり、これらも非喫煙者から喫煙者に対して求める事ばかりで、非喫煙者が喫煙者に対して思いやりを持って接してる事ってあるでしょうか???喫煙者も吸うと害があるのは理解のうえで吸ってるでしょう。そして吸ってる本人には利があるんです。百害あって一利無し、この言葉に乗っかろうとする人、、ちゃんと考えたらわかると思います。非喫煙者は喫煙者に対してネガキャンしたくてしょうがないんですかね?ポイ捨てが、、、とか言いたければ、これは論外 ポイ捨てなんてタバコに限らず絶対悪です。空缶だって飴の包み紙だってタバコだって同じです。そしてこれは山であれ街であれ同じです。貴方の大好きな山頂に貴方の大嫌いなタバコの香りがする。だから貴方はタバコをたしなむ人を睨みつけた。これのタバコをコーヒーに置き換えて考えて見て下さい。コーヒーの場合貴方が嫌いなだけって事に気づく事が出来ましたよね?
タバコだって同じです。ルールが守られている以上貴方が嫌いなだけです。副流煙は周りにも害が、、、と言いたい方、そぉですね。近づかないで下さい。世間的にタバコ=悪のイメージが強い為か気が大きくなってるのかルールを守る喫煙者にたいして間違った批判や指摘をされている事があると思ったのでここに記させてもらいました。いつの日か山全体が喫煙禁止区域になれば現状批判されている方々は正義になりうるでしょう。そしてこの記事を書かれたみくぞうさん長文書かせて頂きすいません。決して貴方様個人を批判したいわけではありません。ただ私個人の一意見をコメントさせて頂いたにすぎません。場にそぐわないようでしたら削除して下さい。それでは奇跡的に読んで下さった方良い山ライフをおくって下さい。
コメントありがとうございます。
誰もいない山頂でタバコを吸っていてその時に登山者がたまたまやってきた、という場合はまだいいと思います。
が、問題なのは他に登山者がその時点で山頂にいるのに喫煙を始める喫煙者です。
この時点で配慮できていないしマナー違反だと私は考えています。
非喫煙者が喫煙者に対して思いやりを持つ?
なぜ喫煙者に対して思いやりを持たなければいけないのでしょうか?
喫煙者は誰かに無理やり喫煙を強要されて中毒になったのでしょうか?違いますよね。
自らの意思で勝手に初めてその結果中毒になったのですよね。
であれば、思いやりを持つべきなのは喫煙者側で非喫煙者にそれを求めるのは間違っていると私は考えています。
自分はルール、マナーを守っている、という喫煙者は多いですがそれって結局「守っている気になっている」だけの場合が多いんですよね。
何故なら喫煙者はたばこの煙や匂いの拡散範囲を正しく理解しておらず鈍感なことが多いから。
正直言って本当にルール、マナーを守っている喫煙者は超少数だと思います。
本当にルール、マナーを守っていればそもそも野外での喫煙はしないはずですから。
ご指摘通り私がタバコが嫌いなのは確かです、だからこそ考え方に偏りもあるのかもしれませんが、一人でも多くの喫煙者の方に非喫煙者の気持ちを知って頂きたく今回の記事を作成いたしました。