最近の山行を振り返って雨や曇りの日がやたら多いことに気づきました。
と、いいますか最近は全国的に天気が悪いので必然的に私以外の方も山に行くのであれば雨か曇りの日が多くなっているはず。
そこで雨の日の登山について書いてみることにしました。
目次
雨の日に登山するべきか?
これは結論から言えば
「するのは控えたほうが良い。」
です。
ただでさえ登山には危険がつきまとうのに、雨の日はその危険度が更に増します。
特に初心者の方、単独者の方は降り方や行く山によっては中止を検討した方がいいでしょう。
ですがじゃあ雨の山はダメなのかというと
「決してダメではありません」
むしろ雨の日にしか味わえない魅力がたくさんあります。
雨の山の魅力とは?
一番の魅力は山の美しさをより引き立ててくれることでしょうか。
とにかく雨の日の山は美しい
それにつきます。
晴れの日でも十分美しさを感じるのですが、雨に濡れた山は本来の魅力を発揮してくれます。
花や緑はより艶やかになり
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普段は見られない霧による幻想的な雰囲気を楽しめたり
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植物や花の匂いがより一層強く感じられたり
普段は登山道には顔を見せないカエルなどの動物も見られたりします。
これらは決して晴れの日では体験できないことです。
景色は曇っていて見れないことがほとんどですが、雨の日の山は山本来の魅力を堪能できるのが最大の魅力です。
注意点は?
ですが上記でもお伝えしたように、雨の日の山は危険度も増します。
そこで重要なのが
・沢沿いを歩かない。
雨の日の沢はかさが増していることが多く、場合によっては鉄砲水(豪雨の際、山崩れなどによってせき止められた水が、堰を切って激しい勢いで流れ落ちるもの。)
が起きる可能性もあります。
水かさが増えれば増えるほど流れも速くなり、もし落ちて流されたりでもしたら一巻の終わりです。
ですので事前に沢のない山、または沢から離れているルートを歩いた方がベターです。
・岩場、鎖場にはいかない。
晴れている日でも滑りやすいところが多い岩場・鎖場ですが雨の日はより滑りやすくなり滑落する可能性が高まります。
ですので、雨の日は無理に岩場や鎖場には挑戦せずに巻けるとこは巻道を利用した方が良いでしょう。
・普段以上に無理はしない
例えば朝起きた時小雨程度ならば行くこともありますが途中で土砂降りになったりしたら引き返すようにしております。
土砂降りになると低山でも登山道が小さな川のようになることもあるからです。
そうなればいくらゴアテックスの登山靴であろうと、防水スプレーをしっかりとかけていようともようしゃなく浸透してきますし、何より転倒するリスクも高まります。
ですから土砂降りの時は中止か、登っている時に本降りになってきたら無理をせずに引き返すことが大切です。
また、冬場はレインウエアを着ていたとしても予想以上に体力を奪われますのでより注意が必要です。
誰か偉い人が言ったように
「山は逃げません」
また晴れている時にでも登ればそれで良いのです。
・険しく難しい山は避け、人の多い山にする
こういった山を選ぶことで転倒・滑落などのリスクを減らせるだけでなくいざという時に助けを呼ぶこともできます。
山の中では携帯電話がつながらないことも多いので、もし誰もこないようなマイナーな山で雨の日に滑落して身動きが取れなくなったりした、などしたら最悪死にます。
持っていくべきアイテムは?
レインウエア
これはたとえ晴れている時でも必須の登山三種の神器の一つですね。
雨の時はもちろん、防寒着としてもばりばり使えます。
レインスパッツ
使っていない方も多いですがあると便利なアイテム。
雨はもちろん、砂や雪などの侵入を防いでくれます。
また、夏場が草がしけっているので雨上がりのあとの草地を歩くだけでズボンがびちゃびちゃになることもありますがそういった時にも役立ってくれます。
手袋(レイングローブ)
手袋は岩場などで手を保護する以外にも、雨や寒さから守る意味でも必要です。
ジップロック
意外と便利なのがこのジップロック。
大きなものは入りませんが、雨で濡れてしまった小物を収納する時にとても重宝します。
まとめ
みくぞう

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