仏果山,経ヶ岳 東丹沢の名峰を縦走!

宮ヶ瀬湖

東丹沢の名峰、仏果山に登ってきたのでレポします。

仏果山について

仏果山の標高は747m

愛甲郡愛川町と愛甲郡清川村の境界線上に位置しております。

丹沢といえば大山や表尾根、塔ノ岳が有名で人気ですが東丹沢山塊となるとぐっと人が減り、静かな山歩きが楽しめます。

実際に登ってみて、表尾根などに比べたら若干地味な感じは否めませんがそれでも本格的な登山が楽しめ、山頂からも展望は非常によかったです(特に仏果山は展望台があるので大パノラマが楽しめます)

ちなみに仏果山の名前は煤ヶ谷の正住寺の開基、仏果上人がこの山で座禅修行をしたことからこの名前がついたと言われております。

また、長竹、韮尾根地区では「半原富士」の名で呼ばれております。

中腹は人工林ですが、上部は自然林となっております。

今回は経ヶ岳から仏果山を縦走するコースを紹介します。参考にしたガイドブックはおなじみのこちらです。

アクセス

マイカー

東名高速道厚木ICから412号を愛川ふれあいの村駐車場へ(無料)

または東名厚木ICから64号を仏果山登山口のバス停横の大棚沢駐車場へ

公共交通機関

経ヶ岳から仏果山を目指す場合はこちらの半憎坊前バス停にて下車。

バス停

時刻表はこのような感じです。

時刻表

仏果山へと直接登る場合は小田急線本厚木駅より、半原行きの神奈中バスに乗車し終点下車。

また、愛川ふれあいの村野外センターバス亭回りのバスに乗車するという手もあります。

半憎坊前バス停からスタート

半憎坊前バス停で下車するとまず目の前に飛び込んでくるのがこちらのお寺、勝楽寺です。

お寺

また、ありがたいことに近くに標識もしっかりとあります。

標識の通り、経ヶ岳方面へと向かって進んでいきます。

標識

登山開始

ほどなくして経ヶ岳登山口に到着します。

バス停から15分ほどでしょうか。

このコースは関東ふれあいの道のハイキングコースですが・・・

経ヶ岳登山口

こちらにもかかれている通り、ヒルが生息しているようです。

活動期間である3月〜11月ごろは対策が必要でしょう(特に雨の日の前後や蒸し暑い日は活動がさかんのようです)

登った時は5月でヒルの活動期間でしたが、幸い被害にあうことも一匹も見かけることもありませんでした。

標識

ここから登山道に入っていきます。

登山道

ご自由にお使いください、とのことですが何もありませんでした・・・

丹沢ではヒル対策の塩やヤマビルファイターなどが登山口に設置されているところも多いですが空だったり、使用不可だったりすることも多いのであまり期待しない方がいいです。

張り紙

序盤はこのような沢沿いを進んでいきます。

とても涼しく、心地いいのですが湿っているので確かにヤマビルが好みそうなところです。

序盤の沢沿いのエリアをヤマビルの活動期間中に行かれる際は、あまり休憩しないで進んだ方がいいと思います。

沢沿い

沢沿いのエリアは傾斜もゆるく、歩きやすかったですがここから本格的な登りになります。

登り

ですがさすが関東ふれあいの道だけあってとてもよく整備されておりますよ。

トレイル

途中にはちょっとしたビューポイントと休憩所もあります。

ここで景色を見ながら休憩するのもいいでしょう。

休憩所

一旦林道に出ますが、再び山の中へ。

ここから先、さらにきつい登りが待っております。

林道

きつい登りの先にまたテーブルと椅子がありました。

こういった配慮はありがたいですね。

休憩所

経ヶ岳山頂へ

そして経ヶ岳の山頂へ。

登山口からだいたい1時間ぐらいでした。

途中から一気にキツイ登りとなり、ガッ!と標高を上げていくのでなかなか疲れました。

経ヶ岳山頂

山頂からの景色はというと、結構よかったです。

丹沢主脈の山々が綺麗に見えました。

丹沢山塊

もちろん、山頂にもベンチがあるので素晴らしい景色を見ながらランチにしました。

経ヶ岳山頂

私はここでよもぎあんパンを食べました。

疲れた体にはやはり甘いものが一番です。

よもぎパン

休憩した後はメインの仏果山へと向かいます。

ここの縦走路はちょうどツツジのシーズンだったこともあり、ツツジが綺麗でした。

トレイル

途中にはちょくちょく視界がひらけ、展望のいいところが出てきます。

景色

また、新緑のシーズンだったこともあり新緑も非常に綺麗でした。

このような新緑で彩られた明るい尾根路を歩くのは最高の一言です。

新緑

ですがここからがこの縦走路の本領発揮です。

とにかくアップダウンが激しくなり、このような階段が何回も出てきます。

階段

こちらは写真でも急さがわかるのではないでしょうか?

しかもやたら長いんですよね、この階段・・・

階段

あれ?さっきもこんな階段でてこなかった?と錯覚してしまうような景色が続きます。

丹沢はこのような階段が多い気がします。

階段がある意味は理解できるのですが、階段があるとあまり「山道」という感じがしないので個人的には苦手です・・・

階段

革籠石山山頂へ

仏果山の手前にはちょっとした小ピークもあります。

革籠石山、かわごいしやまと読むようです。

革籠石山山頂

革籠石山からの景色はちょっと今ひとつですね。

革籠石山からの景色

ここまで急な階段が続き、うんざりでしたが革籠石山から先は一気に面白くなってきます。

このような痩せ尾根が続くのですが

痩せ尾根

このように素晴らしい景色も見ることができます。

景色

この付近は、樹林帯から抜けて一気に景色も良くなったことも相まってとても楽しかったですね。

写真の通り、ちょっとした鎖場も出てきます。

痩せ尾根

仏果山山頂へ

そしてついに仏果山山頂へ!

山頂標識

仏果山の山頂標識は二種類ありました。

仏果山

山頂はたくさん椅子やテーブルがあるので休憩するのにもいいです。

ベンチ

そして山頂には展望台があるのでぜひ上がってそこから景色を眺めましょう。

展望台

展望台からの眺めは最高でした。

宮ヶ瀬湖も

宮ヶ瀬湖

丹沢山塊、相模平野もはっきりと見えました。

丹沢山塊

下山路も途中までは樹林帯ですが、中盤から景色の良い箇所があります。

下山路

いかがでしょうか。

このような景色のいいシングルトラックが私は大好きなのです。

トレイル

再び樹林帯へ。

下山路もよく整備されております。

道迷いの心配もないでしょう。

樹林帯

下山

30分ぐらいでおりてこれました。お疲れ様でした。

下山

まとめ

今回のコースは10キロほどでしたが、高低差があり仏果山まではアップダウンも結構続くので距離以上にきついと思った方がいいです。

ですが逆に言えば距離は短くても本格的な山登りを楽しめるということでもあります。

また、景色がいいところは思っていた以上に多かったですし、コースは変化にとみ最後まで飽きさせません。

にもかかわらず、冒頭でもお伝えしたように人は少ないので穴場だと思います。

アクセスも悪くないのでヒル対策をして(あるいはヒルの活動期間)を避けて登山を楽しむことをおすすめします。

 

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みくぞう

山の魅力にとりつかれたソロハイカー。 山には主にトレーニングで登っています。 最近はトレランがメインになりつつありますが、ハイキングもあいかわらず好きです。 気づけば山や温泉のことばかり考えているようになったので、細かく役立つ情報を発信していきます。

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