TOKYO八峰マウンテントレイル 2018 レポート

ゴール

TOKYO八峰マウンテントレイルに参加してきたのでレポします。

TOKYO八峰マウンテントレイルについて

2015年から毎年12月に開催されているトレイルランニングのレースです。

実は今回、初めてのトレイルレースだったわけですが、いつもよく走っている山域でのレースだったので安心感がありました。

コースについて

ハセツネコースの一部、陣馬や景信、南高尾といったトレランの人気コースを繋いで走るコース取りとなっております。

全長は約33キロ、高低差は667,累計標高は1,386mです。

難易度について

距離は33キロとトレイルレース的には短めですが、トレイルレースの難易度は距離だけで測れるものではありません。

実際このレースは中〜上級者向きとされており、距離の割にキツイ大会として知られております。

実際に走ってみても確かにキツかったです。

攻略ポイントについて

キツイながらもなんとか完走できたので攻略のポイントについてもなんとなくわかりました。

このレースは大きくわけて三つのパートにわかれております。

それぞれの特徴を詳しく説明していきましょう。

セクション1 スタート〜和田峠までのハセツネコース

スタートから4キロまではひたすらロードの登りです。

はじめは緩やかですが、徐々に傾斜がきつくなってきます。

この登りで歩いてしまうと完走は難しいとのレポがあったので、やや抑えながらもなんとか走りきりました。

そしてこのはじめのロードを飛ばすか否かで順位やタイムが大きく変わってくると私は感じました。

なぜならこのロード区間で飛ばさないとトレイル入り口で「渋滞」に高い確率で巻き込まれます。

トレイル前の渋滞

私は渋滞に巻き込まれてしまいました

そしてトレイルに入ってしばらくは人一人が通るのがやっとな細さのシングルトラックとなりますので、この区間は追い抜きが難しいのです。

トレイル

常に前の人についていくような感じです

前の人のペースに自然と合わせることになるので自分のペースで進むことも難しいです。

ですので上位を狙うのであれば、はじめのロードで思いっきり飛ばすのがベストです。

逆に足や体力に自信がない場合ははじめは飛ばさずに抑えたほうがいいでしょう。

後半の南高尾はしつこいくらいのアップダウンが続くので、はじめに飛ばしてしまうと足が終わってしまう可能性が出てきます。

和田峠までのトレイルの状態は良好、ロストするようなところもないと感じました。

また、アップダウンはありますが大きく登って下るようなセクションは無く、登りも下りも緩やかなところが多いので快適に走れる箇所も多いです。

登り
トレイル

ここで最後尾から追い上げてきた鏑木選手に抜かれる

また、第一エイドとトイレがが和田峠にあります

提供されたのは水、塩バナナ。

塩にバナナという組み合わせは初めてでしたが意外といけました。

また、このエイドの手前にも大会のスタッフの方がチョコレートをくれたりしました。

第一エイド

第二セクション 和田峠〜城山までの縦走路

ここはトレイルランナーにも人気の縦走路。

前半のハセツネコースよりさらに走りやすいパートとなります。

ただ、ここから一気にハイカーが増えるのでマナーに注意です。

レース中であっても挨拶、追い越し時には歩行に切り替えるなどは必須です。

道幅も広くなるので追い越しもしやすくなります。

また、このレースの特徴としてはほとんどのピークには登らずまきます。

おそらくハイカーへの配慮からだと思われます。

城山手前に第二エイドがあります。

ここで提供されたのは塩、チョコレート、水でした。

第二エイド

ちなみにレース当日は晴天!

景色もしっかりと楽しめましたよ。

景色

セクション3 大垂水峠〜ゴールまでの南高尾山稜

おそらくこの後半部分がこのレースの一番キツイところだと思われます。

南高尾山稜も山頂にはいかず、基本的にはまくことになるのですがゴールまで執拗なくらいアップダウンが続きます。

私はよく走っている地元の山域なのでこのコースのこともよく知っております。

ですのであとどれぐらいか、次はどうくるかなどは全て把握しているのですが、初めてという方は肉体的だけでなく、メンタル的にも相当しんどいでしょう。

前を走っていた方が「あとどれぐらいあるんですかね?」

「どんだけ登らせるんだよ!って感じですよね」

とぼやいていたのが印象的でした(笑)

「あと少しですよ!」とは言いましたが、そのあと少しが長いんです。

ちなみに写真は撮り忘れてしまいましたが、大桐山の少し先に第三エイドがあります。

ここではコーラ、ファンタ、フルーツポンチなどがありました。

エイドではありませんが草戸峠でもコーラの補給ができました。

余談ですがレース中に飲むコーラの美味しいこと!

なんどもお代わりしてしまいました。

また、南高尾にはトイレはないのですが草戸山の手前に簡易トイレが設けられておりました。

見晴台

コース中一番の景色を誇る、見晴台からの景色

残り数キロのところで久しぶりに右膝が痛み始めましたが、軽い痛みだったため、最後までなんとか走りきることができました。

ちなみにタイムは5時間30ぐらいでしたね。

ゴール

ちょうど上位入賞者の表彰をやっておりましたが、トップ選手は3時間台のようです。

このコースをどう走ったら3時間台で走れるのか・・・まったく想像もつきません。

ゴール

以下は他の写真など

会場の夕焼け小焼けのバス待ちのランナー。

ちなみに料金は500円かかります。

バス待ち

スタート前の夕焼け小焼けの里。

やっぱりみなさん、ここで写真は撮りますよね。

会場

会場にはジェル、自販機などもありましたので万一忘れ物があってもここで補給できます。

トイレ

プロトレイルランナー、鏑木毅さんのお話。

毎年ゲストランナーとして参加しており、最後尾から追い上げてきます。

私は密かに抜かれないでゴールするのが目標だったのですが、和田峠の登りであっさりと抜かされてしまいました。

みんな普通は歩くような急登でも軽々と駆け上っていっており、さすが世界トップレベルのランナーは違うなと驚きました。

ですが今回のレースでは終盤、転倒して負傷してしまったようです(それでも4時間台でゴールしたようですが)

レース前のお話

参加賞もたくさんいただいてしまいました。

コーラにりんご。

参加賞

八王子市のクリアファイル

クリアファイル

高尾山温泉、極楽湯の特典引き換えチケット

参加賞

サプリ

サプリ

オリジナルTシャツ

Tシャツ

まとめ

各関門の時間もシビアでゆっくりと走れば、まず制限時間内(8時間以内)にゴールできません。

ですので必然的にスピードレースになるので、そういった意味から考えてもやはり距離以上に難易度の高いレースだと思います。

ウエアリングについても冬場に行われるレースですので、低体温症対策に防寒着や着替えも必須です。

ただ、厳しいながらも走りやすい箇所も多く「これぞトレラン」といった面白さも味わえるレースでもあります。

完走した達成感もすごいものがありますので、興味があればぜひチェックしてみてください。

 

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みくぞう

山の魅力にとりつかれたソロハイカー。 山には主にトレーニングで登っています。 最近はトレランがメインになりつつありますが、ハイキングもあいかわらず好きです。 気づけば山や温泉のことばかり考えているようになったので、細かく役立つ情報を発信していきます。

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