春、夏、秋、冬
山はそれぞれの季節で全く違った表情を見せてくれます。
日本には四季がありますが、そんな四季の違いは登山をすることでよりはっきりと感じ取ることができます。
登山は自然とふれあい楽しむだけでなく、四季を感じることにも向いているのです。
登山をするけど冬はオフシーズンという方が多いように感じます。
また、夏は虫が多いのが嫌で行かない、という方もいらっしゃるでしょう。
私は季節を問わず登山するのですがオススメの季節はどれなのか?と答えられたら
全部
と答えたいところですが、それでは身も蓋もないので個人的なオススメの季節を紹介したいと思います。
個人的に登山にオススメの季節は秋です。
なぜ秋かというとまずは気候です。
秋は暑くもなく、寒くもないちょうど良い体感温度です。
夏は私がよくいくような低山は蒸し暑さが半端なく、不快度指数も高いです。
虫も活動が盛んになり、大量に出てきます。
また、あまり人が通らない道は蜘蛛の巣だらけになったり、薮もうるさくなったりします。
もちろん、ある程度標高の高い山だと涼しく快適なのですが、山を選ばないとただ不快な思いをして帰るだけになります。
というイメージを持って登山をしたのに、実際はイメージとは真逆だった・・・となればそれだけでやめてしまってもおかしくありませんし、初心者であれば持参する水分量を誤って熱中症などにかかるリスクもあります。
私のように滝のような汗をかきながら登るサウナ登山が好きなのであったり、高山に登るのであれば話は別ですが、真夏に近くの里山や低山に登るのはオススメできません。
また、冬は雪と寒さがやっかいです。
本格的な雪山だけでなく、中途半端な残雪が残っている山もやっかいです。
夏山のような不快感はなく、静寂の美しい世界を見ることはできるのですが、オールシーズンの中でもっともリスキーなのが雪山です。
凍結箇所での滑落や降雪で登山道が消えることによる道迷い、雪崩、ホワイトアウト、低体温症
など、他の季節にはない危険があります。
ピッケルやアイゼンなどを使えば、防ぐことはできますがそもそも使い方を知らなければ豚に真珠になるどころか逆効果になることもあります。
経験者と登るのであればまだ良いのですが、登山初心者にはとてもオススメできないです。
春はというと花粉症の方にはきつい季節です。
山の花粉は綺麗な花粉で例え花粉症の方でも平気と言われることもありますが、平気ではない方もおります。
現に私は春に武甲山に登ったことがあるのですが、杉の木が多かったこともありくしゃみや鼻水が止まらなくなりました。
せっかく良いお天気だったのに、花粉にやられて楽しむどころではなかったです。
もちろん、これらの季節もダメということではないのですが
なんかしらの不快感やリスクがある可能性があるということです。
そして不快感がなく、登山の魅力を120パーセント存分に味わえる季節が「秋」だと思うのです。
上記であげた気候以外にも
「紅葉」
があげられます。
街の公園などでもみられますが山の紅葉は圧巻です。
山全体が黄色や赤に染まり、まるで一つの絵画作品のような壮大さがあるのです。
まさに大自然が作り出すアート。
ですので快適に登れて美しい景色も堪能できる秋が個人的に一番のオススメです。
秋に登ればきっと全く山とは縁がなかったような初心者の方も登山の魅力にとりつかれる可能性が大ですよ。
みくぞう
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