陣馬〜高尾の定番縦走路のレポをいたします。
初心者向けの縦走路としておなじみのルートですが、久しぶりに訪れました。
総移動距離は約18.5㎞とそれなりにありますが、アップダウンの少なく整備された道でかつ、わかりやすい道なので初心者の方も安心して歩くことができます。
今回はトレランとして訪れたので、ハイキングの時とはまた違った視点でこのルートの良さに気づくことができました。
目次
和田峠からスタート
の続きとなります。ちなみにここから陣馬に登るのは始めて。
和田峠には茶屋もあります。
訪れた日は平日でしたがここの茶屋は営業しておりました。
平日でも営業している茶屋はあまりないので、ありがたいです。
和田峠からの登りは山頂まで階段が続く直登コースと、平坦な道が続くコースに分かれておりますが、私は体力を温存するため後者のコースを選びました。
平坦とはいっても山頂に続く道なので、そこそこ急です
陣馬山山頂へ
和田峠からは30分ほどで登れてしまいます(ちなみに走ってはいないです)
久しぶりにきましたが、この山の山頂は本当に気持ちがいい。
広場のようになっていて、展望が開けており大パノラマが広がっております。
平日なのにもかかわらずたくさんの人で賑わっており、この山の人気っぷりを改めて実感しました。
そりゃ、こんだけ素敵な山頂なら人気も出ますよね。
ちなみに陣馬山頂の茶屋も平日でも営業しておりました、今回は利用しませんでしたが次回は何か頼んでみたいです。
戦国時代、武田氏と北条氏がお互いにこの付近で陣を張ったことから陣馬山と名付けられたようです。
ですが昔、戦場だったとは思えないのどかさです。
この日は若干もやがかかっておりましたが、それでも十分素晴らしい景色を堪能することができました。
高尾山方面へと向け出発
が、いきなりですが道を間違えるという失態をおかしてしまいました・・・
何度も歩いている場所だからと、案内板をよく確認せず藤野駅方面へと降ってしまいました。
大分降ってから間違いに気づいたので、登り返すのが大変でした。
トレランでは走っているので、注意しないと案内板や標識を見落としがちですね。
なんとか本来のルートに復帰できました。
陣馬から高尾へと向かう道は下り基調なので、終始このような道が続きます。
それまでの今熊山〜狩寄山〜市道山とは比べ物にならないほど走りやすい道です。
この縦走路の良いところの一つとしてあげられるのは茶屋の多さ。
各ピークなどにいくつもの茶屋が点在しており、休憩や食料・水分の補給に便利です(自販機は高尾山までないですが)
これだけ茶屋が点在している縦走路はここ以外にはないのではないでしょうか。
ですが平日は休みのところも多いので、そこは注意が必要です。
雪解けやら前日の雨などやらで、ぬかるんでいるところが多いという印象のあるこの縦走路ですが、訪れた日はコンデイションも抜群でした。
よく踏み固められており、気持ちよく走ることができました。
前半はほとんど走ることができませんでしたが、この縦走路では逆にほとんど走り通せました。
ですが整備されすぎていて山道というよりは公園という感じも若干します。
特に木道が出てくる一丁平あたりはその印象が強いですね。
このあたりは好き嫌いが分かれそうです。
ちなみにこの縦走路は全てのピークは巻くことができます。
私は体力的に厳しかったので、今回は全て巻きました。
ですがその気になれば全てのピークをふむこともでき、更に途中の分岐で南高尾山稜や北高尾山稜などにつなげることもできます。
自分にあったトレーニングが自在にできるというのも魅力的ですね。
また、エスケープルートも豊富にあるので疲れたり、怪我などした場合は速やかに下山することもできます。
そして高尾山に近づくにつれ、人が多くなっていくのがこの縦走路の特徴の一つです。
この時は子連れのハイカーの方が多かった印象です。
平日でしたが、春休みだったためでしょう。
また、高尾に近づくにつれ道幅も広くなっていき、より踏み固められた地面となっていきます。
非常に走りやすくはあるのですが、味気ない印象を受ける方もいるかもしれません。
城山山頂手前。
ここは景色が開けております。
城山をすぎると桜があちこちに現れます。
一丁平の桜
そして今回のハイライトはこちら。
桜の名所、一丁平の桜です。
まだ満開ではありませんでしたが、それでも十分綺麗でした。
冬はどことなく寂しい感じがする場所ですが、春になるとこんなにも華やかになるのですね。
山桜、ソメイヨシノなど約1000本のサクラがこの付近には植えられているそうです。
また、訪れた時はまだ咲いておりませんでしたがミツバツツジやスミレなどの花も春には咲くようです。
2キロほどこの桜並木道は続きます。
お花見を楽しみつつ、ゆる〜く走りました。
この付近は本当にのどかな里山という感じで最高です。
山肌もあちこちが桜色に染まっており、鮮やかなパッチワークのようになっておりました。
高尾山頂へ到着
最終地点の高尾に到着です。
武蔵五日市駅からスタートだったので、達成感もひとしおでした。
高尾山頂の桜も咲いておりました。
そしてここは相変わらず人がすごい!
平日なのにもかかわらず、桜効果なのか大混雑しておりました。
平日でこれなのだから休日は一体どれぐらいの人で溢れかえるのだろうか、と少し恐ろしくなります。
高尾山口駅到着。
下山は稲荷山コースを使いました。
人も少ないし、一番本格的な山道なので混雑時にはおすすめです。
まとめ
人気の縦走路だけにやはり平日にもかかわらず、ハイカーもランナーも多かったです。
これだけ愛されるのはやはり歩きやすさ(走りやすさ)エスケープルートの豊富さ、バリエーション豊富なルート、茶屋の多さ、ハードではないものの程よい達成感が味わえる、アクセスが良い。
などの理由でしょう。
実際、久しぶりに走ってみてその良さを実感することができました。
ただ、人気があるだけに休日はランナーの方は走りにくい時も出てくるかもしれません。
ですのでこういった人の多いルートを訪れるのであれば平日がベターだとも強く感じました。
平日に行けば快適な山行をきっと楽しむことができると思います。
また、道の整備され具合やアップダウンの少なさからトレラン初心者の方にもおすすめできる縦走路です。
みくぞう
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