厳寒期の那須岳 超強風にて途中撤退!

那須岳に登ってきました。

が・・・タイトル通り驚くほどの強風に煽られ無念の途中撤退をしてしまいました。

本来は茶臼岳、朝日岳、三本槍岳、と縦走しようと思っていたのですが、峰の茶屋跡避難小屋で撤退しました。

レポとしては中途半端なものとなりますが、まあこういった内容でも一応需要はあると思うのでお伝えしていくことにしました。

那須塩原駅から出発

那須塩原駅

いつもは黒磯駅から向かうのですが、冬季はバスが運休しているのでバスで那須岳に登る場合は那須塩原から出発の大丸温泉行きに乗るしか方法はありません。

そしてこのバスは那須ロープウエイまでは行きません、終点が大丸温泉前になるのでそこからアプローチすることになります。

那須岳は何度も登っていますが、真冬に登るのは初めて。那須塩原駅で降りるのも初めてです。

バス停は西口を出た目の前にあります。

バス停

時刻表はこちら。

時刻表

 

1日二本しかないので注意。

那須岳登山の場合、13時台のだと遅すぎるので8時5分のに乗るようにしましょう。

ちなみに私は当日、大丸温泉に宿泊だったのですが、宿泊者はバスの運転手さんにその折を告げると一回のみですが運賃が無料となるチケットをもらえます。

大丸温泉に宿泊する場合は是非運転手さんに伝えることをお勧めします。

大丸温泉前に到着

案内板

バス停の目の前に那須岳へと通じるハイキングコースがあります。

ハイキングコース

ちなみに近くにトイレもあるので行っておきましょう(ここは冬季でも稼働中です)

ハイキングコースはほとんど雪で覆われており、足首までズボズボとはまりました。

ですのでアイゼンはもちろん、スパッツも必須です。

スパッツがなければ靴に雪が容赦なく入り込んできて悲惨なことになります。

スパッツ

あと、一面銀世界なので雪目などを防ぐためにもサングラスも必須アイテムです。

雪山

積雪量がすごいのはこれを見ればよくわかるとおもいます。

案内板が半分以上雪ですっぽりと埋まっているのです。

案内板

途中車道も歩くのですが所々カチカチのアイスバーンとなっておりました。

アイスバーン

ロープウエイは運休でしたが、作業している方は数名近くにいました。

那須ロープウエイ駅

この日の天気はよく、この時点では最高のハイキング日和だな!とルンルン気分でした。

雪山

この看板は雪の重みで傾いてしまっております。

看板

登山口到着

厳寒期でもさすがは人気の山。

トレースはこの通り、しっかりとついております。

雪山

 

登山口の鳥居も半分近く雪で埋まってしまっておりました。

鳥居

石像もすっぽりと埋まっておりました。

石像

ですが雪は序盤がピークでガレ場に近づくにつれ、薄くなっていきます。

ですが同時に風も強まってきました。

が、この時点ではちょっと強いな、という程度で十分進めるレベル。

雪道

さらに進むと雪はまばらに。

そして風はさらに強くなっていきました。

山肌

峰の茶屋跡避難小屋に到着

好天だったのでここからの景色は最高でした。

が、この付近までくると台風のような強風が襲いかかってきました。

景色

写真は穏やかな感じですが、実際は誇張抜きで体が浮きそうなぐらいの強風が吹き荒れています。

景色

しばらく朝日岳の方に行こうと試みるも風で体を何度も持っていかれそうになりなかなか進めません。

朝日岳

とりあえず避難小屋の中に入り、しばらく風がおさまるのを待ってみるも一向におさまる気配なし。

避難小屋

途中撤退

そのあとも何度も避難小屋付近をウロウロして考えていたのですが結局途中撤退することにしました。

単独だし、無理に進んだら滑落して死ぬのが容易に想像できたので^^;

10キロも歩いておらず不完全燃焼ですが仕方ありません。

雪山

ちなみに強風のため、寒さも半端なかったです。

わかりづらいですが、寒さのためにプラテイパスが完全凍結してしまったほどです。

こんなことは初めてだったのでとても驚きました。

凍結

まとめ

那須岳は特に避難小屋付近での強風は有名で

「那須岳 強風」で検索をかければ私と同じように途中で撤退した方のログがゴロゴロ出てきます。

私も事前にそういったログやブログを見てきたので、覚悟はしていました。

ですが実際に体感してみるとやはり想像以上でした。

今まで体感したことのないレベルの風で命の危険すら感じました。

遠くまで高い交通費をかけてきてやってきたので「せっかく来たのだから」という考えも首をもたげましたが勇気を出して撤退しました。

これから行く方も強い時は本当に強く吹くので十分注意して訪れた方が良いです。

特に冬は風が冷たく、顔や耳が冷たくなるので防寒対策もしっかりとしましょう。

あまり断念や撤退したことはないのですが、山の怖さや過酷さや改めて知った1日でした。

 

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みくぞう

山の魅力にとりつかれたソロハイカー。 山には主にトレーニングで登っています。 最近はトレランがメインになりつつありますが、ハイキングもあいかわらず好きです。 気づけば山や温泉のことばかり考えているようになったので、細かく役立つ情報を発信していきます。

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