那須岳南側 南月山、沼ツ原湿原を周回 ミネザクラも堪能

5月中旬に那須岳登山に行ってまいりました。

目的は南月山とミネザクラ。

那須岳の南側の山々はまだ訪れたことがなかったのもあって一度回ってみたかったのです。

結果としてはミネザクラはもちろん、そのほかにも様々な花が見れた上に湿原に絶景と盛りだくさんな山旅となりました。

那須雲海閣より出発

前泊していた雲海閣より朝6時すぎに出発しました。

驚きのボロ宿 那須湯本温泉 雲海閣に宿泊

2018年7月6日

やはり前泊すると余裕を持って取り組めるのがいいですね。

まずは殺生石まで向かいます。

殺生石

いつもは観光客で賑わう殺生石ですが、時間帯が時間帯だけに誰もいませんでした。

殺生石

あまりメジャーではありませんが、殺生石の展望台へと繋がっているハイキングコースへと進みます。

案内板 ハイキングコース

当然ながらハイキングコースも私以外は誰もいませんでした。

ハイキングコース

八幡ツツジ群落へ

続いて向かったのは八幡ツツジ群落です。

展望台までは向かわず、途中にある分岐からツツジ群落まで向かいました。

案内板

まずは吊り橋を渡ります。

吊り橋

吊り橋を抜けて自然研究路へ

案内板

残念ながら見頃は少し過ぎていたようですがそれでも十分真っ赤なツツジを楽しめました。

ツツジ ツツジ ツツジ

この付近のツツジトンネルは特に綺麗でした。

ツツジ

ツツジを堪能しつつ、那須自然研究路を進みます。

案内板

ツツジだけでなく新緑も綺麗でした。

晴天なのも相まってキラキラとエメラルドグリーン色に輝いておりました。

案内板 ツツジ ツツジ

どちらに行こうか迷いましたが、Bコースを進むことにしました。

案内板 ツツジ 案内板

弁天吊り橋へと進みます。

案内板

茶臼岳が見えてきました。荒々しい山容にテンションもアップ

茶臼岳

そしてこちらが弁天吊り橋。

なかなかの高度感があります。

弁天吊り橋

大丸温泉前に到着。

1月の厳寒期にはここからスタートしました。

案内板

1月には大量の雪があり、ラッセルで進んだので大変時間がかかりましたが今回はスイスイ進めました。

ハイキングコース

トレイルも景色も次々と変化していくので飽きがきません。

トレイル

ロープウエイ駅を目指して進みます。

階段

到着しましたが時間が早すぎてまだやっておりませんでした。

ロープウエイ駅

ですが当然ロープウエイは使わずに登る予定だったので特に問題なしです。

ロープウエイ

駐車場に到着。

雲海閣からここまで誰にも合わなかったのに、ここにはこれから登るであろうハイカーの方がたくさんおりました。

やはりここから登る方が多いようですね。

駐車場

おなじみの鳥居をくぐります。

ちなみに厳寒期は半分以上すっぽりと雪で埋まっておりました。

鳥居

強風で有名なエリア。

前回訪れた時は誇張抜きで体が浮び上がるほどの超強風にここで煽られて無念の途中撤退となりました。

ですが今回はほどよい風で余裕をもって進むことができました。

それだけが心配だったので本当によかったです。

那須岳

今回は茶臼岳には向かわず、牛ヶ首を経由して南月山を目指します。

茶臼岳

牛ヶ首へと続くトレイル。

ここを走るのは景色も相まって超気持ちよかったです。

が、足を踏み外したり、滑落したらまず助からないようなところもあるので、トレランする場合は十分注意が必要です。

トレイル

若干霞んでしまっておりましたが、南アルプスも見えました。

南アルプス

途中には噴煙箇所もあります。

噴煙

近くで見ると思った以上に迫力があり、怖かったです。

どうしても御嶽山の噴火を思い起こしてしまって・・・

噴煙

牛ヶ首到着

牛ヶ首も景色がよく、ベンチも数台置いてあるのでここで休憩するのもいいと思います。

牛ヶ首

そしてお目当のミネザクラはバッチリさいておりました。

牛ヶ首と南月山の中間にある日の出平から茶臼岳をバックに撮りました。

ミネザクラ

やはりミネザクラを目的に来る方も多いようで、撮影中の方が何人もおりました。

ミネザクラ ミネザクラ ミネザクラ

次は南月山へと進みます。

ここまでは人が多かったですが、この付近からぐっと人が減ってきます。

トレイル

南月山到着

そして南月山へと到着。

思ったよりもこじんまりとした山頂でした。

南月山

ですがここも景色はよかったです。

景色

小さな祠もありました。

祠

南月山から少し進んだところにはシャクナゲがあちこちに咲いておりました。

シャクナゲ

次は沼ツ原湿原へと向かいます。

トレイル

沼ツ原湿原へと続く道ではさらに人が減りました。

といいますか一人ともすれ違いませんでした。

このルートは藪で覆われており、とても歩きにくい為でしょう。

その為全然スピードが出せませんでした。

藪

白笹山山頂

途中に白笹山なるピークがありました。

ですが全く山頂らしくない山頂でして木々に覆われていて展望ゼロ。

おまけにベンチも何もありませんでした。

白笹山山頂

白笹山から少し進むと今度はシロヤシオが出迎えてくれました。

今回は本当に多くの花たちと出会えました。

シロヤシオ シロヤシオ シロヤシオ

南月山からここまではほとんど走ることができませんでしたが、終盤にようやく走りやすいトレイルが出てきてくれました!

トレイル

沼ツ原湿原へ



時間がかかってしまいましたが、ようやく沼ツ原湿原へと到着

案内板

ここの湿原も雰囲気最高でした。

花はあまり咲いておりませんでしたが緑が青々としており、とても綺麗でした。

沼ツ原湿原

新緑の時期も良かったですが、紅葉の時期も良さそうです。

沼ツ原湿原

こじんまりとした湿原ですが植物は約230種ほど確認されているようです。

沼ツ原湿原

春はザゼンソウ、ハルリンドウ、初夏はズミ、ニッコウキスゲ、コバイケイソウ、夏はノハナショウブ、アカバナシモツケ

初秋はタムラソウ、エゾリンドウなどが咲き誇るようですね。

沼ツ原湿原 沼ツ原湿原

沼ツ原湿原を堪能したあとは再び日の出平まで登り返します。

結構くだったので、登り返しも結構きつかったです。

登り返し

途中の尾根から見える景色。

景色

殺生石ハイキングコースへ

日の出平をすぎ、再び牛ヶ首まで戻ってきました。

ここからは殺生石ハイキングコースで下山します(行きのハイキングコースとはまた違ったコースです)

殺生石ハイキングコース 殺生石ハイキングコース

このハイキングコースもマイナーらしく、終始誰ともすれ違いませんでした。

が、このコースは岩や石が多く足が痛くなりました。

ハイキングコース

そしてこの付近で水が切れる・・・

ハイキングコース

ですがちょうどいいところで水場が出てきてくれて助かりました。

水場

キンキンに冷えており、とても美味しかったです。

水場

終盤は軽い藪こぎがあります。

藪で地面が覆われているので十分な注意が必要です。

藪

登山口に降りてきました。

登山口

再び殺生石まで戻ってきました。

朝とは違ってたくさんの観光客で溢れておりました。

このあと温泉に入って、バスで黒磯駅まで向かい帰りました。

殺生石

まとめ

今回の那須岳の南側を中心に回るコースはたくさんの花にも出逢え、とても華やかかつ充実した山行となりました;。

天気も良かったことで景色的にも大満足でした。

ただ、全部合わせると距離は27キロほどで、活動時間も7時間30と結構長めです。

今回は走れるところが少なく、トレランというよりファストハイクに近い形でしたがこのルートを全部回るのは体力やスピードに自信がなければあまりオススメはできません。

ただ、南月山付近や沼ツ原湿原だけでも十分楽しめるのでその点はオススメできます。

 

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みくぞう

山の魅力にとりつかれたソロハイカー。 山には主にトレーニングで登っています。 最近はトレランがメインになりつつありますが、ハイキングもあいかわらず好きです。 気づけば山や温泉のことばかり考えているようになったので、細かく役立つ情報を発信していきます。

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