紅葉の筑波連山縦走 後編 (丸山〜足尾山〜きのこ山〜筑波山)

筑波連山縦走の続きです。

前編はこちら。

紅葉の筑波連山縦走 前編(御嶽山〜雨引山〜燕山〜加波山)

2017年11月19日

丸山方面へ向け出発

加波山神社の横道を抜け、丸山方面に進んでいきます。

はじめの道は藪が生い茂っておりますが踏み跡はしっかりしているので迷うことはないでしょう。

藪

下って行くと巨大な風車が見えてきます。

風車

そのままおりて行くと車道に出ます。

風車も近づいてきました。

車道

近くには何かのモニュメントもあります。

モニュメント

何の案内板もないので右に行くか左に行くか迷いますが右の風車側の道に進むのが正解です。

風車に向かって進んでいきます。

風車

振り返って今までいた加波山を撮影。

加波山

青空に風車がよく映えて綺麗でした。

風車

そしてそのまま車道を下っていきました。

車道

が、なんと進んでいくと通行止めの標識が(泣)

マジかよ・・・

とリアルに膝から崩れ落ちようになりました。

だいぶ下ってから標識が出てきたのでね・・・

通行止め

仕方がないのでまた風車付近まで戻りました。

次なる目的地である一本杉峠へは丸山を経由していけるルートもあるそうなのでそちらに向け、進むことにしました。

丸山は展望も何もない地味な山なのでスルーして車道をそのまま進んで一本杉峠へと向かおうとしたのですが、それがよくなかった。

いつまで通行止めになっているかは記載されていなかったので、この縦走路を歩く方は一本杉峠に向かう際は林道を歩いて向かうのではなく丸山を経由して向かった方がいいです。

私は40分ほど時間をロスしてしまいました。

登山道

そして丸山への道は標識も何もなく、本当にわかりづらかったです。

二つ目の風車手前のこの小道が丸山へと続く道です。

丸山

しかし丸山の山頂も確認できませんでした。

GPSのログをみると山頂は踏んでいるのでどこかにあったはずなのですが・・・

それとしばらく下りが続くのですが落ち葉が積み重なっており、非常に滑りやすくなっているので十分な注意が必要です。

私も十分気をつけていたつもりなのですが、滑って転んでしまいました。

山道

一本杉峠へ

風車から20分ほどで一本杉峠に到着。

ここもただの分岐点で特に何もないところです。

分岐点

ここも分岐があるのですが上の林道を直進していきます。

林道

しばらく林道が続くのですが

林道

足尾山へと続く登山道も特に標識も何も出ておりません。

下の看板は全然別のことが書かれておりますがこの看板の奥の道が足尾山へと続く登山道です。

ここはしっかりと地図をみて現在地を確認しながら行かないと、高確率で通り過ぎると思うので注意です。

登山道

足尾山山頂までは距離はあまりありませんが、またなかなかの急登が待ち受けております。

急登

足尾山山頂

そして急登を抜けると足尾山山頂へ!

他のブログを見ると山頂の鳥居はもっと古かったのですが私が訪れた時は新しいものになっておりました。

足尾山

そして山頂からは大パノラマの素晴らしい景色が広がっておりました。

景色 足尾山

景色を堪能しつつ小休止したあと、次なるピークであるきのこ山へと向かいます。

またもやいくつかの分岐がありましたが、この石像があるところを下るのが正解です。

登山道

足尾山から少し下ったところで足尾神社の拝殿があります。

足尾神社 足尾神社

なんかやたら真新しくて綺麗だなあと思っていたら最近改築されたようですね。

少し前はもっと荒廃していたようです。

足尾神社 

そしてこの神社の見どころと言えばこの草鞋奉納所(ここも改築されたようです)

 

なぜこんな所に靴があるのか?

何もしらなければ訳が分からないと思います。

しかも草鞋奉納所なのに、草鞋は一足もないという。

草鞋奉納所

ですがその謎は神社を出てすぐの所にあるこの看板を見れば謎が解けます。

足の病を治す神様へのお供え物としての風習が今でも続いているようです。

看板

そしてきのこ山から裏筑波野営場入口まではひたすら林道歩きが続きます。

これが本当に長い。8キロぐらいは歩いたんじゃないかな。

林道

途中にあった見どころといえばパラグライダーの離陸場ぐらい。

確か丸山(奥武蔵の方)付近にも同じようなものがありましたね。

ここから飛んだら確かに気持ちよさそうです。

展望台

きのこ山山頂

ちなみにきのこ山山頂はスルーしてもいいです。

休憩所しかなく、展望も何もないので。

私はこれがやりたかったために訪れましたが。

こういった遊び心も必要だと思うのです。

きのこ山

ちなみにきのこ山は途中まではちゃんと標識があるのですが、山頂手前の標識はきのこ山ではなくなぜか

「休憩所」となっているので注意です。

なぜきのこ山山頂ではなく、休憩所と表記したのか謎過ぎます。

きのこ山を過ぎてからは湯袋峠方面へと進んでいきます(ただし湯袋峠には行かないので注意)

案内板

湯袋峠まであと0.4キロ時点。

この間、ずっとひたすら林道歩きだったので特に見どころはありません。

ええ、それはもう退屈でしたとも。

案内板

そしてここ!

この案内板を見逃さないように注意です。

すでに文字が消えかかっておりますがよくみるとうっすらと裏筑波野営場と書かれているのがわかると思います。

この案内板に気づかず、直進してしまわないように注意です。

ここから久しぶりに山道に入ります。

長かった、本当にここまで長かったです。

そしてここからがラストスパートです。

山道

沢沿いの綺麗な道ではありますが、この時点ですでにあたりはうっすらと暗くなり始めていました。

景色を楽しむ余裕はなく、急いで筑波山山頂を目指します。

山道

ちなみにこの沢にはなんとサンショウウオがいるとか。

これは驚きです。

案内板

そしてきのこ山からひたすら下ってきたのでまた山頂まで登り帰さなければいけません。

すでにかなり歩いた後だったのでなかなかきつかったです。

山道

そしてまた林道です。

またかよ・・・と心底うんざりしましたが今回はそう長くは続きませんでした。

林道

なお、この付近にはトイレがあります。

トイレ

裏筑波野営場に到着。

もうすでに筑波山は目前だというのに人っ子ひとりいませんでした。

キャンプ場

キャンプ場はかなり広く快適そうでした。

キャンプ場

そしてテント場は高台にあるのでそこからの景色はとても良かったです。

ここは夜景も綺麗なようです。

綺麗な夜景を見ながらのキャンプは最高でしょうね。

景色

そしてようやく現れた筑波山山頂を示す案内板。

後少しだ!!と自分を奮い立たせます。

案内板

山頂までは猛ダッシュで駆け抜けました。

山道

写真では分かりづらいですが実際はかなり暗かったです。

山道

筑波山へ

そしてようやく最終目的地である筑波山へ到着。

達成感が半端なかったです。

筑波山

ここで驚いたのはこの時間帯(16:30)でもまだかなりの人がいたということ。

当日はライトアップイベントがあったので、それ目当ての方でしょうが雨引山を過ぎてからはパラグライダーをやっていた方をのぞけば誰ひとりとして会わなかったので驚きました。

そして同時に安心感がありました。

筑波山

ですが展望台付近は人はまばらでしたね。

茶店も展望台レストランをのぞいて全て閉まっておりました。

展望台

ちょうど日が落ちる直前の景色。

もうちょっと早く訪れていれば綺麗な夕焼けが見られたと思います。

夕焼け

ライトアップまで少し時間があったので展望台レストランで夕食をとりました。

前から食べたかった筑波山名物の筑波うどんです。

つくねが入っている以外は普通のうどんと特にこれといった違いは無いように感じましたが、美味しかったです。

筑波うどん

夕食を食べた後、外に出てみるとそこからの景色は夜景に変わっておりました。

夜景

晴れていたので遠くまで見れてとても綺麗でした。

夜景

御幸ヶ原コースで下山

ラストはナイトハイクです。

御幸ヶ原コースは一回だけ下ったことがありましたが、特に危険箇所も迷うようなところもなかったと記憶していたのでこのコースを選びました。

ナイトハイク

闇夜に浮かび上がる祠はちょっと怖かった。

祠

よく整備されているので走りたくなりましたが、夜なのでゆっくり慎重に下って行きました。

ナイトハイク

そして何故か途中で山道にうずくまる猫を発見。

私を見てびっくりしていましたが、多分私はもっと驚いたでしょう。

こんなところで夜に何をしていたのでしょうか・・・

夜道

そしてようやく下山できました。

この後はライトアップされた紅葉を楽しみバスで帰りました。

筑波山のライトアップされた紅葉を見てきました。

2017年11月18日
紅葉

まとめ

筑波連山縦走はひたすら長い縦走路でした。

というか足尾山から先はひたすら林道を下って行ったので途中から縦走ではなくなったような気がしないでもないですが。

で、オススメできるかというと正直、あまり万人にはオススメはでき無いかもです。

まず、無駄に長い。

今回の山行、ちょうど30キロでした。

そして活動時間は10時間57分

途中で休憩や夕食をはさんだとはいえ、ほとんど丸一日歩きっぱなしでした。

丸一日山歩きできるだけの体力と時間的余裕があればいいのですが、そうで無いのであればただ辛いだけだと思います。

迷いやすい

これはなんども書きましたが、分岐でも案内板が無い場所が多く地図を見なければどこに進んでいいいのかわかりませんでした。

あと見落としやすい分岐も多く、なんどもスルーしそうになりました。

かなりの長丁場なので、道間違いで時間をロスすれば高確率で私のようにナイトハイクをする羽目になるでしょう。

林道歩きが長い。

林道歩きが好きな人ってなかなかいないと思います。

足尾山を降りてから裏筑波野営場の登山道までひたすら長い長い林道歩きが続きます。

今回の山行で半分ぐらいは林道歩きだったんじゃないかと思うほど長いです。

話し相手がいたらまだマシだったと思いますが私はソロ。

正直、とても退屈でした。

以上の理由があるからこの縦走路は今ひとつメジャーになれないのでは、とも思いました。

ですが道は基本的に整備されておりますのでとてもトレラン向きではあると思いました。

ですので、トレランの方にはオススメできますね。

それほどメジャーではないので人もほとんどおらず、安心して走れると思います。

また、こういった不親切かつハードな縦走路なので地図読みや体力アップのトレーニングにもオススメできます。

長い林道歩きは体力はもとより、精神力も鍛えることができるでしょう。

そして何より距離が長いのでとても大きな達成感を味わうことができます。

本文でも書きましたが、筑波山までのたどり着いた時の達成感はひとしおでした。

歩き通すにはそれなりの経験と体力は必要ですが、トレーニングやトレランの方は興味があれば是非チェックしてみてください。

 

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みくぞう

山の魅力にとりつかれたソロハイカー。 山には主にトレーニングで登っています。 最近はトレランがメインになりつつありますが、ハイキングもあいかわらず好きです。 気づけば山や温泉のことばかり考えているようになったので、細かく役立つ情報を発信していきます。

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