千鹿谷鉱泉 これぞ秘湯と言える隠れた名湯

浴槽

秩父にある温泉(鉱泉)千鹿谷鉱泉に行ってきたのでレポします。

千鹿谷鉱泉について

開場400年以上もの歴史を誇る秩父、小鹿野町の山中に位置する鉱泉です。

秩父七湯の中でも最古の歴史を誇ります。

ちなみに温泉と鉱泉はどう違うのかというと「水蒸気やガスを含むか含まないかの違い」のみでほとんど同じものだそうです。

鉱泉=冷たいというイメージがあるかもしれませんが、暖かい鉱泉もあるので一概にはそうとは言えません。

なお、正式名称は千鹿谷鉱泉旅館ですが、現在は宿泊は受け付けていないようです。

日帰り入浴のみが可能という状態となっております。

また、特徴的なのが「無人」「24時間入浴可能」という点です。

24時間入浴可能な温泉というのは珍しくありませんが(とはいっても宿泊客のみが24時間入浴可能なところがほとんどだと思いますが)

無人の温泉というのはここ以外には聞いたことがありません。

というのも日中は女将さんが外出していて留守にしているらしいので、無人になっているのだそうですが・・・

実際、前日ちゃんとやっているのかどうか確認するため宿の方になんども電話を入れたのですが繋がりませんでした。

アクセス

西武鉄道西武秩父駅から西武観光バス秩父吉田で(吉田元気村行)万福寺から徒歩で20分

バスでいけないこともないのですが、本数が少なくバス停から20分以上も歩くことになるのでマイカー、またはタクシーでのアクセスが現実的だと思います。

ちなみに私は秩父駅まで自転車を輪行して、自転車で行きました。

道中、かなりのアップダウンがあり大変でした。

自転車で行く方はそれほどいないと思いますが、ヒルクライムが好きな方以外はあまりお勧めできません。

外観

外観は事前情報でわかってはおりましたが、寂れているを通り越して廃墟のような雰囲気。

写真はうっかり撮り忘れてしまいましたが、裏側はゴミなどが散乱しておりすごいことになっておりました。

でもまあ廃墟系の温泉宿には何軒かいっているのでそこまでのインパクトはありませんでしたね。

老松温泉などに比べればひく、というレベルではありません。

老松温泉 衝撃の廃墟風旅館の中に広がる極上温泉

2018年1月15日

そして玄関に向かってみると灯りがともっておりました。

ここまではるばるやってきて営業していなかったどうしよう、と内心ハラハラだったのでとりあえずは一安心です。

外観

玄関を開けて一応「すみませーん」と何度か大声でよんでみるも反応なし。

やはり誰もいないようです。

玄関にはこのような案内がありました。

やはり入浴は24時間で間違い無いようですね。

そして源泉は100パーセント使用で自然噴出もののようです。素晴らしいですね。

玄関横にある料金箱に料金700円を支払ってあがります。

営業案内

また、さらっと恐ろしいことが書かれておりました。

浴槽の湯が低温で入浴できないときは

ってええ!?そんなことってあるの!?

と驚いてしまいました。

入浴できないときは下記に電話してくれ、って書いてありますがおそらく出てくれないだろうし、そうなったときは諦めるしかありません・・・

置き手紙

写真がブレてしまいましたが宿帳です。

利用者はここに人数と日付を書きます。

当日はすでに男性二人が訪れていたようでした。

こういってはなんですが、意外と利用者はいるようですね。

周囲は全く人の気配なかったのですが・・・

宿帳

玄関前はこのような感じ。

一目見ただけでかなり年季が入っていることがわかりました。

玄関

廊下はさらにすごい。そのままホラー映画の撮影に使えそうです。

床は歩くたびにきしみ、今にも抜け落ちそうで怖かったですよ。

廊下

時が止まっているかのような感じで、人の気配が全く感じられません。

女将さんが管理されてはいると思うのですが・・・

廊下

そして注意して欲しいのはなんと「トイレ使用禁止

どうも壊れているみたいで男女ともに利用できません!

トイレが利用できない温泉宿というのもおそらくここだけなのでは?

もちろん、探してはみましたがドライヤーはなし

髪量が多い人は髪を洗うのはひかえた方がいいかもしれません。

トイレ

一通り探検した後はいよいよ男湯へと入っていきますよ。

男湯

脱衣所はこんな感じ。

注意書きにもありますが、飲泉はできないようです。

もちろん、ロッカーなどはありませんので車できた場合は貴重品は事前に車の中に入れておいた方がいいと思います。

なお、右端に写っているのはタオル類です。

入浴者のためのものだと思われますが、なんとなく衛生的に問題がありそうなので自分で用意した方がいいでしょう。

脱衣所

浴室の様子

浴室はこんな感じです。

見ての通り、狭いです。

懐かしのケロリン桶、シャンプー、ボデイソープなどは意外と揃っておりました。

浴室

ですが使用済みだと思われるものも大量に散乱しておりました。

こちらは使用しない方がいいでしょう。

宿泊客の忘れ物みたいにみえますが・・・

ソープなど

下段のこちらのボデイソープやシャンプーは問題なく使えました。

シャンプー

そして恐る恐る蓋を開けてみると・・・

おおっ!豪快にドバドバとかけなしになっているではありませんか!

手で触ってみると「温かい!」これなら入れる!とようやく安堵できました。

浴槽

温泉成分分析表が確認できなかったので確かなことは言えませんが、お湯の感じからするとアルカリ泉だと思われます。

無味無臭ではありますが、特徴的なのが肌にまとわりつくような圧倒的なヌルヌル感です。

ヌルスベのお湯はたくさんありますが、湯上りもしばらくヌルヌル感がとれなかったのはここが初めてです。

まるで上質の化粧水であるかのようです。

また、温度も熱すぎずぬるすぎずのちょうどいい湯温だったので長風呂も可能でした。

ただ、浴槽自体はかなり小さく、大人二人が限度だと思います。

温泉

浴槽は一つだけでタネも仕掛けもないシンプルさですが、あまりのお湯の良さに2時間以上もつかってしまいました。

温泉

まとめ

温泉に清潔感を求める方は多いと思いますが、ここは清潔感からは程遠いところです。

スーパー銭湯のようなエンターテイメント性も、ジェットバスやサウナもありません。

あるのは小さな湯船と極上の泉質の温泉(鉱泉)だけです。

アクセスのよくない山の中ではありますが、泉質重視の方であれば遠方からでも訪れる価値ありの温泉であることに間違いはありません。

訪れて本当に良かったとこころからおもいました。

経営維持も大変だとは思いますができればこういった貴重な温泉はいつまでも在り続けていてほしいものです。

ただ、浴槽は小さいのでここに行く場合は「一人で」いくことをお勧めしますよ。

 

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みくぞう

みくぞう

山の魅力にとりつかれたソロハイカー。 山には主にトレーニングで登っています。 最近はトレランがメインになりつつありますが、ハイキングもあいかわらず好きです。 気づけば山や温泉のことばかり考えているようになったので、細かく役立つ情報を発信していきます。

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