ハッカ油と登山の相性は最高! 万能なその用途を紹介

ハッカ油

登山時の悩みの一つとして「虫」があげられると思います。

特に夏山はブンブンと大量の羽虫や顔周辺にまとわりついてくる虫などがやっかいですよね。

虫のやっかいなところはただ不快なだけでなく、吸血などでこちらにダメージを与えてくるということ。

私はまだ幸い、被害にあったことはありませんが先日、南アルプスを歩いていたところ、途中からブンブンと長時間周辺をまとわりつかれて怖い目にあいました。

刺されはしませんでしたが、止まっていると体にたかってくるので休憩することができず、困りもしました。

その時も一応虫対策としてこちらのスプレーは所持しておりました。

虫除けだけじゃない!アウトドアボディスプレー レビュー

2018年7月28日

しかし本文中でも記載した通り、こちらのスプレーは香りはいいのですが、虫除けとしての効果は今ひとつなのですよね・・・

まとわりつかれている時も必死でしゅっしゅっとしていたのですが効果はなく、追い払うことはできませんでした。

私はこの虫は初めは「ハチ」だとばかり思っていたのですがどうやら「ハナアブ」のようです。

ハナアブはハチに良く似ており、いかにも凶悪そうな羽音を発せておりますが、意外にも人間を刺すことはないようです(汗をなめることはあるようですが)

ですが刺さないにしてもまとわりつかれるのは不快ですし、刺してくる虫はたくさんいます。

もうこんな思いをするのは嫌なので、何かもっと強烈な虫除けスプレーはないか探したところ見つけたのが「ハッカ油」でした。

ハッカ油とは

ハッカ(ミント)を乾燥させて抽出した精油のことで、殺菌・虫除け・消臭など様々な効能があることから「万能オイル」とよばれております。

虫除けに特化したスプレーはたくさん出ておりますが、どれも人工的な臭いのものが多く、個人的には気分が悪くなってしまうのでそういったものは避けました。

で、ハッカ油であれば余計な添加物もないし、香りも自然でいいし、虫除け以外にも色々な用途に使えそうだと、購入に至りました。

様々な種類のハッカ油が出ておりますが、私が購入したのは携帯に便利な10mのこちらのタイプでした。

こちらがそうですね。
この通り、小さいのでポケットにも余裕で入るので大変携帯に便利です。
一番期待していたのは「虫除け」の効果ですが、実際に使ってみてそれ以上の効果を実感できたのでレビューしていきたいと思います。

登山者には嬉しいハッカ油3つの用途と効果

虫除け

肝心の虫除けの効果ですが、上で紹介したボデイスプレーよりは明らかに効果があると感じました。

効果がわかりやすいよう虫が近づいてきたらスプレーしたのですが・・・効果は抜群でした。

スプレーするとすぐに虫が去っていったのです!!

効果はてきめんでしたが、注意して欲しいのは全ての虫に効果的だというわけではないこと。

効果があるのはハエ、蚊、ゴキブリ、ハチ、ダニ、カメムシ、アブ、ブヨなどですね。

山にはもっと多くの虫たちが生息しているので万能というわけではありませんが、少なくとも上記の虫には有効だと思いますので、強い味方になってくれるでしょう。

火照った体に効く

蒸し風呂のような低山を歩いている時

太陽の日差しがきつく、遮るものが何もない稜線を歩いている時

など夏場の登山は特に体が火照りやすくなります。

夏山=涼しいのようなイメージがあるかもしれませんが、場所によっては地上以上の暑さを感じることも珍しくはありません。

そんな時でもハッカ油は活躍してくれます。

ハッカ油に含まれる「メントール」という成分はスッとした爽やかな清涼感を与えてくれ、火照った体をクールダウンしてくれます。

これが思った以上に心地よく、ハッカ油のおかげでそれほど暑さは気にならなくなりました。

あの爽やかな香りも暑さを和らげてくれるような感じがします。

汗臭さを抑えてくれる

登山は大量発汗するスポーツで何か対策をしないとどうしても汗臭くなってしまいます。
体臭は自分では気づきにくいと言いますが、登山後は自分でもはっきりとわかるほど臭いですからね・・・
汗だくのまま電車やバスに乗ればそれこそスメルハラスメントにもなりかねません。
ですがハッカ油には強力な消臭効果があるので、何度か体に向けてスプレーするだけでだいぶ汗臭さを抑えてくれます。
また、ウエアやザック類にも有効です。
なかなか洗えないザックは帰宅後はリセッシュやファブリーズで消臭していたのですが、どうしてもわずかな臭いが残ってしまいました。
しかしハッカ油の消臭効果はこれらより高かったようで、何度かスプレーすると驚くほど嫌な臭いを抑えることができるのです。
ほのかなハッカの香りがつくという点も嬉しいところです。

眠気覚ましとしても使える

弾丸登山や睡眠不足で山に登るという方も多いのでは?
寝不足はいけないとはいえ、早朝出発が基本ですからどうしても睡眠時間を確保することが難しいという方は多いでしょう。
寝不足での眠気の度合いは個人差が大きいと思うのですが、私は結構眠気を感じる方です。
そんな状況で登山を続けるのはキツイだけでなく、注意力低下による転倒や滑落にも繋がったりするので危険です。
ですが、ハッカ油は眠気覚まし効果もあるので、眠気を吹き飛ばしてくれます。
眠い時にハッカ油を数回スプレーすればだいぶ頭がすっきりしました。
睡眠不足で山登りする時にも強い味方となってくれると思います。

デメリットも・・・

こんな万能なハッカ油ですがいいところばかりではありません。

デメリットというか欠点もいくつか感じられたので、そこもあげていきます。

持続力がない

だいたい1時間ぐらいで香りは消えてしまいます。

香水のように長く香りが続けば最高なのですが、汗で流れ落ちてしまっているせいもあるのかもしれません。

ですのでこまめになんども付け直す必要があります。

すぐなくなる

これは私が10mの小型のハッカ油を購入したというのもありますが、便利なのと持続力がないため、結構な頻度でスプレーするのもありすぐなくなってしまうんですよ。

ですがまた新しく買い直すよりもコストパフォーマンスに優れた補給方法があります。

それは新たなハッカ油を作る!

その作り方もここで紹介しましょう。

私は新たにこちらに滴下式のハッカ油と

無水エタノールを購入したのですが
この二つを組み合わせることでビンに簡単に補充できるようになりました。
中身が無くなったら蓋を開けます。
ハッカ油
次に無水エタノールをビンの中に適量いれ、水道水も混ぜます(精製水が本当は望ましいらしいのですが、水道水でも問題ありません)
無水エタノール
次にハッカ油をビンの中に数滴投入。
量は好みにより調整、私は5~6滴ほどいれております。
ハッカ油
最後によくまぜたら完成!
わざわざ新しい物を買い直すよりこちらの方がお得です、少々面倒ではありますが^^;
ハッカ油

香りが良くも悪くも強い

人工滴な香りではありませんが、ハッカの香りはかなり強烈です。

乗り物酔いにもハッカ油は効くようですが、そもそもこの香りが苦手だと逆効果になりそうです。

それほど香りが強く、また好き嫌いが分かれそうな香りです。

ですので汗臭いからとつけすぎてしまうのは逆に迷惑になってしまう可能性があるので注意です。

まとめ

デメリットもありますが、それを補って余りあるメリットおよび、万能さがあります。

様々な用途に使えますし、ハッカの香りが嫌いでないのであれば、ぜひともお勧めしたいです。

登山との相性もバッチリです!

 

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みくぞう

山の魅力にとりつかれたソロハイカー。 山には主にトレーニングで登っています。 最近はトレランがメインになりつつありますが、ハイキングもあいかわらず好きです。 気づけば山や温泉のことばかり考えているようになったので、細かく役立つ情報を発信していきます。

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