私はメジャー、マイナー関係なく山には登りまくっているのですが、都内の登った山も増えてきたので
登山初心者に全力でお勧めしたい!と思った山をまとめてみました。
選別したのはややマイナーな山やコース6つです。
あえて他の書籍やブログで紹介されていないようなややマイナーな山にスポットを当ててみました。
なぜかというとマイナーでも初心者向きで「良いな!」と思える山って結構あるのですよ。
ですのでこれはぜひこの場で紹介するべきだと思って今回の記事を作成しました。
なお、ここでいう「初心者向きの定義」ですが
・コースが整備されていて標識もしっかりしている(迷いにくい)
・急登や急な下り、岩場・鎖場などの危険箇所が少ない。
です。
そして「これは!!」と山好きになってくれるような魅力ある山やコースを選んだつもりです。
目次
網代弁天山(あきる野市)
いきなりどこだよ!と思われたかもしれませんが、東京のあきる野市にあるマイナーな低山です。
読み方は(あじろべんてんやま)です。
ツツジが綺麗とのことでツツジのシーズン中に行ってみたのですが、これがまあ思っていた以上に美しくてですね。
これが網代弁天山の登山口なのですが、すごいでしょう?
ミツバツツジだけでなく、桜も綺麗に咲いておりました。
登山道だけでもお腹いっぱいになってしまいそうですが、山頂までは20分ぐらいなので登ってみましょう。
山頂は見晴らしがいいので、休憩に最適です。
そして山頂付近にもツツジや桜が咲いており、ここでもお花見が楽しめます。
網代弁天山のピストンでも初心者の方はきっと満足いただけると思うのですが、もし「それだけでは物足りない!!!」
と思われたのならぜひ今熊山もセットでどうぞ。
実は尾根を通って今熊山まで縦走することもできるのです。
そしてこの今熊山のツツジは網代弁天山よりやばいです!
山肌がこちらの写真のように見事なツツジで彩られるのです。
桃源郷のような光景には感動間違い無いですよ!
詳しい記事はこちらをご覧ください。
・お花好きな方には特におすすめ。
・網代弁天山までのピストンなら体力的に初心者の方も安心
・ミツバツツジのシーズンは4月中旬から下旬にかけて。
・余裕があれば今熊山にも行きましょう。
草戸山(町田市)
草戸山は町田市最高峰の山。
高尾山の隣の山でもあり、そこそこ人気の山です。
ですがそこそこ人気といっても高尾山と比べたら圧倒的に人が少ないのが強みです。
高尾山は登山者というよりむしろ観光客(普段着の方)の方が多い印象ですが、草戸山の方はまず観光客は来ません。
ですが草戸山へのアクセスも高尾山と同様に良好です。
なにせ高尾山口から登山口まで5分ほどでいけてしまいますから。
草戸山までのコースは小刻みなアップダウンを繰り返すコースです。
高尾山のコースと比べるとより本格的な感じです。
が、観光ではなく「登山」を楽しみたい場合はぴったりです。
そしておすすめなのは高尾山が混んでいる時の「エスケープマウンテン」として利用することです。
なにせお伝えしたように高尾山口からすぐにアクセスできるので高尾山の方は「大混雑」だったのであれば草戸山へとエスケープしましょう。
混雑時の高尾山は本当に混んでおりますから。
稲荷山コースや六号路でも渋滞することもあるぐらいです。
そうなっては快適に登山を楽しむこともできないと思いますので、そういった時は草戸山に変更すると楽しめると思いますよ。
高尾山と比べると地味な印象は否めませんが、山頂には展望台があるので展望はそこそこいいです。
初心者の方はこちらの周回コースがいいでしょう。
また、足に自信がある方は縦走するという手も。
縦走するとより一層楽しめるのでこちらの南高尾山稜もおすすめです。
・高尾山が混雑している時のエスケープマウンテンとしてお勧め。
・縦走しなければ登山初心者の方でも十分楽しめる強度
・縦走するとより一層楽しめるコース。
城山湖周回コース
上で紹介した草戸山の近くにもいいハイキングコースがあります。
草戸山のついでに周回するのも楽しいです。
おすすめなのは小松ハイキングコースから牡龍籠山へと登るコースです。
こちらもややマイナーなコースですが、実は途中には評議原という隠れた紅葉の名所があります。
紅葉の季節はこんなに綺麗な紅葉が見れてしまうんです。
近くの高尾山の紅葉もいいですが、こちらはなんといっても人が少ないのが魅力です。
平日に行けば貸切で紅葉を楽しめることも。
新緑の季節も若葉が瑞々しくてとてもおすすめです。
こちらで紹介しているコースは小松ハイキングコースのピストンではなく、帰りは別のコースを辿る周回コースとなっております。
こちらも負荷は少ないので登山というよりはハイキングですが、初心者の方にはおすすめです。
・紅葉の見頃は11月下旬〜12月上旬
・城山湖の開門時間は4月〜9月 午前9時から午後5時まで 10月〜3月は午後9時から午後4時まで 休園日は月曜日なので注意
多摩丘陵 かたらいの路
こちらは山というより文字通り丘陵を巡るハイキングコースです。
ちなみに多摩丘陵とは
高尾山麓を西端とし、東は町田市の神奈川県境辺りまでにかけて広がる丘陵(wikiより引用)
のことです。
これが結構広大でしてその気になれば末端から高尾山まで縦走することも可能です。
かたらいの路はそんな多摩丘陵の一部を走るハイキングコース。
高幡不動の境内からスタートします。
これは私の偏見かもしれませんが、初心者の方って
山は高ければ高いほど良い
って思っている傾向にあるような気がします。
更にいうなら初心者に限らず低山や里山には見向きもしない方も多いような気がします。
ですがそれは大きな間違いです。
もちろん、高い山も最高ですが低山や里山はつまらない、なんてことは全く!ありませんから。
低山や里山には高い山とは違った良さがあるのです。
多摩丘陵 かたらいの路はそんな里山の魅力を存分に味わえる良コースです。
面白いのは動物園のすぐ側をあるていくので歩いていると動物の方向がときたま聞こえるということ(笑)
都内の里山にいるとはとても思えません。
また、廃墟になった多摩テック横を通るコースもあります。
写真でみるとどうしても地味〜〜な感じになってしまいますが、実際に歩いてみると変化にとんでいて面白いものです。
今回のような丘陵のいい点は何かあってもすぐに街に出れること。
アップダウンも緩やかなので、登山とは言い難いですが体力に自信のない方にも向いている。
など、まさに初心者向きなのですよ。
・意外と見所は多し。
・きついところはあまりないので体力に自信のない初心者にも安心。
・コース内にある高幡不動境内はアジサイや紅葉の名所、シーズン中に訪れるとより一層楽しめる。
赤ぼっこ(青梅市)
青梅市内にある低山ですが、なんといっても赤ぼっこの良さは山頂からの展望の良さです。
山頂からは低山とはとても思えない360度の大パノラマが得られます。
そして道中にはなんの関係があるのかトトロに出てくるまっくろくろすけが出迎えてくれます。
また山頂にはトトロのポストも。
名前もそうですが、とても可愛らしくほっこりとさせてくれる山です。
山頂ではこのような素晴らしい景色が観れます!
こちらの赤ぼっこも宮ノ平駅、または青梅駅からスタートすればすぐに登れて、ハイキングコースもしっかりと整備されているので登山初心者の方でも安心です。
それだけじゃ物足りない!
縦走もしたい!という方にもいいコースがあります。
当ブログでも以前紹介しましたが「草花丘陵」という丘陵コースを縦走しても赤ぼっこへと到着できます。
それまでは見通しのきかない樹林帯がメインなので、突然開ける赤ぼっこに到着した時は感動間違いなしです!
・低山でもとにかく圧倒的な見晴らしがみたい方に。
・キツイところは嫌。でも綺麗な景色は見たいという欲張りなあなたに。
霞丘陵ハイキングコース(青梅市)
ここも丘陵のハイキングコース。
塩船観音が起点、あるいは終点のコースです。
塩船観音といえば、ツツジの名所として有名ですよね。
ですがその塩船観音の奥にはハイキングコースが伸びていることはあまり知られていないと思います。
ここが霞丘陵のハイキングコースとなります。
やや舗装路が多いですが、ほとんど起伏がなくフラットなところが多いのでマウンテンバイクやトレランにも向いております。
私がおすすめなのは塩船観音をゴールにするコース設定です。
なぜなら塩船観音の美しいツツジはゴール後の最高のご褒美となるからです。
ここも春先がおすすめですね。
また、塩船観音をスタートにすれば飯能方面にいけます。
道はこのような感じで道幅も狭く、滑落しそうなところもないので本当の初心者にもおすすめ。
体力が有り余っているなら、飯能の山も同時に登るのもおすすめです。
注意点など
訪れる季節に注意。
今回紹介したのは標高の低い低山・里山です。
ですから夏は「灼熱地獄」とかします。
登山初心者の方ほど
「山は夏でも涼しくて快適」
というイメージを持ちがちですが、涼しくて快適なのは2000m以上の山だけ(あるいは近くに渓谷や川があるところ)です。
ですので紹介した山のいずれも夏は向きません。
ただ辛い思いをするだけでしょうし、熱中症・脱水症状のリスクもありますので特に初心者の方は夏にこれらの山に行くのは控えましょう。
紹介した山のベストシーズンは春、または冬でしょうか。
低山といえども山なので装備はしっかりと整えること。
初心者向けの山を紹介しましたが、低山・里山は作業道などが入り組んでいるところも多く、踏み跡が続いているからといって適当に進んでいくと簡単に道迷いします。
ですので低山・里山だからこそ「地図」の用意をしましょう。
また、事前にガイドブックで訪れる山を調べたり、YAMAPなどの登山アプリで最新情報を入手してからいくことをおすすめします。
まとめ
紹介したのはマイナーかつ、負荷の低い山やコースばかりですが、初心者の方はもちろん、上級者の方も他のコースと組み合わせれば十分楽しめると思います。
東京の山にはずいぶん行きましたが、どこにも個性があり、飽きることがありません。
今回紹介したような標高の低い山も実際に行ってみれば十分楽しいでのでぜひ足を運んでみてください。
みくぞう
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