山で頻繁に見かける赤いテープ(リボン)
登山時の目印や道標となり、とても頼りになる存在ですよね。
ですがあれは一体誰が設置しているのか。
どのような意味があるのか。
気になったので調べてみました。
目次
赤テープは誰がつけているのか?
地元の山岳会
市に依頼された地元の山岳会の方がつけることがあるようです。
主に迷いやすい分岐点などにつける場合が多いようです。
山小屋の管理人さん
遭難が多いルートなどは山小屋の管理人の方がご厚意でつける場合もあるようです。
営林署
伐採区域にて次に伐採予定の木に目印としてマーキングすることがあるようです。
個人の登山者
また、まれにですが個人の登山者の方がつけるケースもあるようです。
他の登山者のためにつける場合もありますし、帰り道で迷わないように目印として自分のためにつけるケースもあるようです。
個人で勝手につけて良いのか?
基本的には山の所有者、管理者でない限りたとえ他の登山者が迷わないように、という意図でも勝手につけてはダメなようです。
初心者にとってはありがたい、赤テープですが中には地図読みの訓練、ルートファインディングのスキルをアップする目的で山に入っている人もいるわけです。
そんな人にとってはすでに答えがあちこちにあると自分で判断し、進んでいくという楽しみやスキルの上達につながっていかずありがた迷惑となってしまいます。
また、自然物でないテープを山の中に残すのは山の中にゴミを残すのと同じ行為となります。
ですから良かれと思って勝ってにつけるのはやめておきましょう。
赤テープだけに頼って進んで良いのか?
上記でも触れましたが、赤テープは登山者の目印だけでなく
営林署の方が伐採する木をマーキングする目的でつけている場合も多いようです。
しかし登山者のための目印の赤テープと、伐採する予定の赤テープを明確に区別する方法はありません。
ですから赤テープだけに頼って道を進んでしまうとどんどんとおかしな方向に進んでしまうこともあるので、赤テープだけに頼って進むのは危険です。
まとめ
私も実は一度、赤テープだけを頼りに進んで道に迷ったことがあります。
おそらくそれは登山者のための道標ではなく、伐採用のマーキングのためのテープだったのでしょう。
奥多摩などは特にこういった林道業者の作業用の小道が多く、それにそって赤テープが貼られていることがあるのでつい、つられてそちらへと吸い込まれそうになりますが
やはり赤テープだけに頼るのではなく、地図とコンパスで進む方角が間違っていないか確認しながら進むのが一番確かだと思います。
みくぞう
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