山梨県にある要害山に登ってきたのでレポします。
目次
要害山(要害山城)について
要害山城(ようがいやまじょう)は、山梨県甲府市上積翠寺町(かみせきすいじまち)にあった日本の城。躑躅ヶ崎館(武田氏館跡)の詰城として築かれた山城である(WIKIより抜粋)
武田信玄出生の場所であり、1991年3月30日には「要害山(ようがいさん)」の名称で国の史跡に指定もされました。
かつて存在した要害城は1520年に築かれた山城だそうです。
緊急時に立てこもる詰の城としての役割があったのだとか。
主郭に至る通路や枡形、曲輪、堀切、見張台等の遺構のほか、要所をかためる石垣もほぼ完全に遺存しており、歴史的に貴重な場所と言えます。
また、山梨百名山でもあります。
ただ、案内板は少なくパンフレットなども存在せず一般的な観光地ではありません。
完全な山城ですので、訪れるには登山装備が必要です。
また、こちらのガイドブックでも紹介されておりますが、要害山単体だけでは景色的にも距離的にも物足りないと思いますので大蔵経寺山または棚山へと縦走することをお勧めしますよ。
アクセス
公共交通機関
JR甲府駅から登山口近くの積翠寺までバスは出ているものの、本数が極端に少ないため、タクシーの利用が現実的です(時間にして10分〜15分)
また、甲府駅から4.8キロほどなので体力に自信があるのであれば徒歩でアクセスするというのも手です(時間は1時間半ほど)
マイカー
大蔵経寺山まで縦走する場合はゴール地点である石和温泉の駐車場に車を止めて、電車で甲府まで移動すると便利です。
積翠寺前からスタート
私は武田の杜からスタートし湯村山〜法泉寺山〜白山〜金子峠〜淡雪山〜興因寺山と縦走してから向かいました。
このコースもなかなかロングですが、お勧めですよ。
積翠寺前は紅葉がとても綺麗でした。
要害山の標識がありました。
ちなみに要害山登山口のすぐ近くに温泉があったようですが2017年1月31日を持って閉館となってしまったようです・・・
要害山の地図です。
ですがかなりアバウトです。
登山開始
ここが登山口となります。
ここから登山スタートです。
登山道は山頂までひたすらつづら折りの道となります。
樹林帯がメインで景色がひらけているところもありませんが
このようにここに何があったかを示す標識があちこちにあり、歴史を感じながら登ることができますよ。
しかし正直、何もないところがほとんどで当時の様子が伺える形跡なども見当たりませんでした。
山頂到着
そしてあっという間に山頂到着です。
30分もかからなかったと思います。
確かにこれだけではものたりません。
そしてなんと山頂標識をスルーしてしまいました・・・
なんでも山頂とは思えない場所が山頂らしいので見逃してしまったのでしょう。
この時点で山頂をスルーしていたことに気づきましたが戻る気にはなれず・・・
深草観音方面へと向かいます。
この付近は主郭部らしいです。
城の最も重要だった場所らしいです。何もないように見えますが、庭園に用いられた石が残っているそうです。
こちらは竪堀跡
狭い尾根の両側に深く急な竪堀があります。
要害山を少し進むと比較的フラットなトレイルが続きます。
この付近はトレランにも最適ですね。
深草観音到着
これまでのルートは武田信玄好きや歴史好き以外は正直、これといった見所はないと思いますが深草観音はきっと誰でも楽しめる素敵な場所です。
何と言ってもお堂へと続くこの長い梯子!
写真ではわかりづらいかもしれませんが、結構な長さです。
高度感があり、スリル満点ですよ。
昭和3年に奉納されたものらしいです。
つまり今から約90年以上前の梯子ということですね。
メンテナンスがしっかりとされているのかがきになるところですが、登ってみました。
90年以上前の梯子とあって途中でぐらついたり、揺れたりする箇所があり怖かったです。
そして登りきった先には立派なお堂があります。
岩の中に建てられたお堂なのですが、どのようにして建てられたのかが気になります。
観音堂の中に安置されていた本尊は現在、瑞岩寺に保管されており、岩穴の中には身代わりの三体の観音像がまつってあります。
ちなみに降りる時はまた梯子をおりなくても、右に道が続いているのでそこを辿っておりていくこともできます。
深草観音を後にして岩堂峠へときました。
ここにはベンチが二つあり、休憩することができます。
岩堂峠からは兜山方面に向かいました。
また、ここから大蔵経寺山方面へと向かうこともできますよ。
岩堂峠から少し進むとこちらの分岐に当たります。
兜山や春日居駅方面へと降りることもできますが、私は棚山へと登りました。
まとめ
要害山だけだと一部の歴史好きの方以外は展望も望めないので、あまり満足はできないと思います。
ですので深草観音まで足を延ばすことをお勧めしますよ。
深草観音は歴史に興味がなくても見応えがあり、梯子も楽しいですよ(ただし高度感があるので高いところが苦手な方は梯子は使わない方がいいと思います)
みくぞう
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