千葉県の富山に登ってきたのでレポします。
目次
富山について
富山は、千葉県南房総市にある山である。房総丘陵の山の一つである。2つの峰からなる双耳峰で、標高は北峰が349m 、南峰342.0m。北峰には三角点と金比羅神社、そして「十一州一覧台」という展望台があり、南峰には観音堂がある(WIKIより抜粋)
wikiにも書かれている通り、富山は双耳峰なので遠くからでもわかりやすい山でもあります。
南総里見八犬伝ゆかりの山でもあり、中腹には伏姫ノ籠窟も存在します。
ベストシーズンは春で早春には水仙や菜の花があちこちで咲き誇ります。
アクセス
公共交通機関
JR岩井駅から登山口のある福万寺まで徒歩28分(距離は2.1キロ)
東京駅八重洲口南口から発車する「房州なのはな号」を利用する手もあります。
電車利用の場合はバスを使わずとも行ける距離にあるのでアクセスは比較的いいと言えましょう。
マイカー
道の駅「富楽里とみやま」の駐車場が利用できます(無料)
食事やお土産どころトイレもあります。
コース・コースタイム
私は福万寺からスタートし、南峰、北峰へと登り、伏姫籠窟方面へと降るというコースでまわりました。
このコースだと距離は約5キロ(岩井駅まで戻るのであれば7キロほどですね)
時間は1時間ほどだったでしょうか。
当日は行く予定のところがたくさんあったので急いでいきましたが、ゆっくりと行けば3時間ほどだと思われます。
岩井駅からスタート
青春18切符を使ってやってきました。
都内在住ですが千葉はとても遠く、3時間以上もかかってしまいました。
輪行した自転車で登山口まで向かいます。
自転車だととにかく早くていいですね、車を持っていない方はおすすめですよ。
福万寺到着
10分ぐらいで福万寺に到着です。
ここから登山口まではすぐです。
登山口の近くに自転車をデポって登ります。
福万寺には杖とトイレがあります。
杖は返却式ですが、山頂まではひたすら急な登りが続きますので足腰や体力に自信がない場合は積極的に利用した方がいいと思います。
登山スタート
登山道は舗装路とトレイルが混ざった感じですね。
ですが舗装路といっても枝葉や小石が散乱していたので、自転車で登れるような感じではありませんでした。
蜂がいるようなので注意しましょう。
福万寺ルートには現在が何合目かを示す標識があります。
わかりやすくていいのですが人によっては「まだ○○合目」かよ・・・と気分が萎えてしまうかもしれませんね。
そして上記でも触れた通り、しばらくは急な登り一辺倒です。
階段も出てきますがその階段も急なので体力が削られます。
ですが整備されていて、標識もあちこちにあるので道迷いの心配はあまりしなくてもよさそうです。
休憩の時に振り返ってみると絶景が!
これでも十分素晴らしいのですが、山頂からはさらに素晴らしい景色を見ることができますよ。
朽ち果てた神社がありました。
夜に行くと怖そうですが、山の中の朽ちた神社って雰囲気があって好きなんですよねえ。
神社の横に踏み跡があったのでいってみます。
進むと東屋がありました。
東屋からの景色は木々によって見えなかったので、さっさと引き返します。
尾根に出るとようやく平坦なトレイルが出てきました。
こちらは愛の鐘という鐘のようです。
富山は99年に皇太子ご夫婦が登られたことで有名になり「愛の山」として広く知られるようになりました。
そのため、カップルの登山者も多いのだとか。
地元では登山者に愛の音が広がるようにこちらの愛の鐘を設けたそうです。
なんとも粋な話ですね。
愛の鐘の少し先には展望台があります。
展望台からの眺めは素晴らしいの一言です。
ここで一休みするのもいいかもしれませんね。
南峰到着
あとで調べて気づいたのですが、どうやらこの観音堂があるところが富山の南峰のようですね。
南峰からは展望は望めませんが、北峰からは素晴らしい展望が望めます。
そして南峰から北峰まではすぐです。
北峰到着
北峰はちょっとした広場のようになっております。
ひらけていて気持ちのいい空間ですよ。
ベンチとテーブルも4つあり、休憩するのに最適です。
また、皇太子両殿下の富山登山を記した記念碑があります。
中央にある展望台にも登ってみました。
富士山と書かれておりますが、この日は残念ながら富士山は見えませんでした。
ですが鋸山をはじめとする房総の山々ははっきりとみえました。
東京湾も見えました!素晴らしいです。
下山開始
下山はいったん、こちらの分岐まで戻り伏姫籠穴方面へとくだりました。
こちらの井戸はかれておりましたが、周囲は湿っていたので足元注意です。
井戸の周辺以外は踏み固められて乾いたトレイルでした。
しかしこちら側もなかなか急ですね。
舗装路に出ました。
この舗装路が結構長かったです。
こちら側からは自転車でも途中まで登ることができそうです。
こちらが伏姫籠穴
みたかったのですが、時間がなかったので泣く泣くスルーすることに。
山の麓付近は菜の花が綺麗に咲いておりました。
水仙はすでに終わってしまっていたようですが、菜の花はちょうど見頃を迎えておりましたよ。
この日は富山近辺以外でもあちこちで菜の花を見かけました。
福万寺でゴール
福万寺まで戻ってきました。
まとめ
標高はわずか300ちょっとの山ではありますが、どのルートから登っても急な登りがまっており「楽々登れる」とは言い難いです。
ですが距離的には短いので、ゆっくりと登ればそれほど負荷をかけずに登ることも可能だと思います。
惜しいのは舗装路が長いのと、階段が多いところでしょうか。
この二つが好きな方はあまりいないと思いますので、登っている間はあまり面白くはないかもしれません。
ですが山頂の景色や気持ちよさはとても素晴らしいものがありますので、ぜひとも登ってみてほしい山でもあります。
みくぞう
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