日の出山 通矢尾根で登り金比羅尾根で下るルートを紹介

東京都の日の出山のレポです。

日の出山について

日の出山(ひのでやま)は、東京都青梅市御岳2丁目と東京都西多摩郡日の出町大字大久野の境界に位置する標高902mの山である。 御岳山の東に連なり、標高は御岳山より若干低い。関東ふれあいの道が山頂を通る。 積雪は少ない事から1年を通して登山者が訪れる。(WIKIより抜粋)

名前通り日の出が綺麗に見える山でもあり、元旦に初日の出を見る方も多いそうです。

日の出山へは色々なルートで登ることができますが、今回は「通矢尾根」というバリエーションルートから登り、「金比羅尾根」を下って武蔵五日駅へと下るルートを紹介したいと思います。

金比羅尾根はハセツネCUPの終盤のコースとしても有名ですね。

梅ヶ谷峠からスタート

ヒルクライムのメッカである梅ヶ谷峠の途中に通矢尾根の取り付きがあります。

写真奥に小さな祠がありますが、ここから山にはいれます。

梅ヶ谷峠の登山口までの最寄駅は宮ノ平駅。

ちなみに私は羽村駅から草花丘陵から縦走してきました。

詳しくはこちらをご覧ください。

赤ぼっこ 圧倒的な展望のトトロの山

2019年5月6日

草花丘陵から縦走し日の出山、金比羅尾根へとくだって武蔵五日駅をゴールとするルートだと40キロを超えるロングルートになります。

一部を除き、あまり急登もなくフラットなところも多いですが、それでも距離的には長いのでこのルートをそのまま行くのはトレイルランナーやロングトレイルが好きという方以外にはあまりお勧めできません。

今回紹介するルートはやはり宮ノ平駅からスタートすることをお勧めします。

ロード

写真奥に取り付きがあります。

バリエーションルートとはいってもマーキングはあちこちあり、踏み跡もしっかりとしてありました。

ですがやはり蜘蛛の巣が多く、動物のためフンもいたるところにみられました。

訪れたのは4月中旬ですが、快適に歩きたいのであれば冬場の方がいいと思います。

テープ

そしてかなりの急登が連続して出てきます。

なかにはロープがあるところも。

トレイル

しばらく登ると林道に出ます。

林道

日の出山を示す標識。

日の出山

そして上の標識のすぐ近くに取り付きがあります。

通矢尾根のすぐ近くに林道が通っているので何かあれば、すぐに林道に出られるのが特徴です。

林道

そしてまた急登が出てきます。道迷い的な心配はあまりありませんが、体力的にはなかなかきつい尾根です。

急登

ここはロープを使わないと登れないほどの急登です。

マーキングはやはりあちこちにあります。

マーキング

ここで通矢尾根は終了。短いながらも登りごたえのある尾根でした。

この標識にも小さく通矢尾根を示す矢印が書かれておりますね。

ここからは一般登山道となります。

標識

三室山到着

日の出山に至るまでもちょっとしたピークがあります。

こちらは三室山という標高646mの山。

三室山

おそらく訪れる人はあまりいないと思われますがなかなかの眺めです。

景色

通矢尾根も悪くはありませんでしたが、通矢尾根を過ぎてから明らかに登山道の整備の度合いが違うのを感じました。

一般登山道は蜘蛛の巣もほとんどありませんでした。

トレイル

三室山から日の出山までは結構長いです。

途中には伐採されていて眺めのいいところもありますがちょっと飽きてくるかもしれません。

伐採

日の出山到着

ようやく日の出山到着。

私は羽村駅から縦走してきたのでここまででなんと25キロ、長く感じるわけです。

日の出山

日の出山からの景色は素晴らしいため、とても人気の山でもあります。

ここまでは数人とすれ違っただけですが、山頂には多くの方で賑わっておりました。

おそらく一番メジャーな御岳山方面からきた方々だと思われます。

日の出山

山頂は広く、屋根のある休憩所があります。

ここで休憩するのがおすすめです。

ですがお伝えしたように人気の山なので日によってはかなり混み合っていることも。

そういう場合は無理にここで休憩せず、今回紹介する別のピークで休憩することをおすすめします(後述します)

日の出山

金比羅尾根で下山

今回は幸い気にするほどの人数ではなかったため山頂でゆっくりしたあと、金比羅尾根を使って下山しました。

ですがつるつる温泉に間違って下ってしまう方が多いようなので十分注意しましょう。

分岐

金比羅尾根はこちらのガイドブックにも紹介されているとおり走ってくださいといわんばかりのコースでした。

金比羅尾根

ハセツネの終盤コースでもあるのでハセツネに出ている選手の多くは楽しむ余裕はないと思いますが(夜間ですし・・・)

日中で体力的にも余裕があれば楽しく走ることができるでしょう。

逆に普通のハイカーの方にとってはやや退屈な尾根かもしれません。

なぜかというとダラダラと無駄に長い尾根でもあるので・・・

金比羅尾根

麻生山到着

そして金比羅尾根を行くならばぜひよって欲しいのがこちらの麻生山です。

ハセツネでは巻く山ですが、ここも展望が良いのです。

麻生山

日の出山には劣りますが、それでも素晴らしい展望を見ることができます。

そして画像からもわかる通り、椅子もあるのでここで素晴らしい景色を見ながら休憩することもできます。

麻生山まで足を運ぶ人は少ないので、日の出山が混んでいたらここでゆっくりと休憩することをお勧めします。

麻生山

麻生山から先もフラットで走りやすいトレイルが続きます。

金比羅山までずっとこんな感じの樹林帯が続くので、やはり歩いて下る場合は飽きてしまうかもしれません。

金比羅尾根

金比羅山到着

ようやく金比羅山までつきました。

金比羅山

こちらが山頂標識です。

金比羅山

景色はちょっと今ひとつですね。

金比羅山

武蔵五日駅でゴール

金比羅山から少し下ると久しぶりの舗装路の登場です。

ここまでおりれば武蔵五日駅まですぐです。

金比羅山

まとめ

日の出山は御岳山から、あるいは武蔵五日駅からバスで松尾バス停でおり、クロモ岩経由で登るルートがメジャーだと思います。

このルートはかなり距離的に長く、バリルートも通るので特に初心者のかたや初めて日の出山に登る場合はあまりおすすめできません。

ですがもう何度か日の出山には登っていて別のルートから登ってみたい、という場合にはお勧めできます。

通矢尾根はただ急登が多いだけで迷いやすい箇所などは特になかったので、体力さえあれば特に問題なく通過できると思います。

ただ、下山で紹介した金比羅尾根はひたすら長いので歩いて行く場合はあまりお勧めできません。

逆にトレランの場合は人も少なく、快適に走れるパートが多いのでお勧めです。

 

The following two tabs change content below.

みくぞう

山の魅力にとりつかれたソロハイカー。 山には主にトレーニングで登っています。 最近はトレランがメインになりつつありますが、ハイキングもあいかわらず好きです。 気づけば山や温泉のことばかり考えているようになったので、細かく役立つ情報を発信していきます。

関連コンテンツ



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

山の魅力にとりつかれたソロハイカー。 山には主にトレーニングで登っています。 最近はトレランがメインになりつつありますが、ハイキングもあいかわらず好きです。 気づけば山や温泉のことばかり考えているようになったので、細かく役立つ情報を発信していきます。