幸神尾根を使って日の出山へ登山

御嶽神社

幸神尾根を使って日の出山に登ってきたのでレポします。

幸神尾根について

日の出山へと至るルートはたくさんありますが、こちらの幸神尾根は実線ルートではありません。

ですが日の出山の会という団体が管理・整備しているようで、コース上には標識がいくつもあり、踏み跡もしっかりとしており実線ルートにしてもいいのでは?と感じたほどです。

とはいえ、隣の金比羅尾根ほどは踏まれておらず、適度に荒れている感じが個人的には好みでした。

全体的には緩めのバリエーションルートといった感じで、登山初心者の方がはじめに挑むバリエーションとしてはおすすめできるかもしれません。

とはいえ、武蔵五日市駅から日の出山までの距離はちょうど10キロで、かなり長めの尾根です。

しかも途中からアップダウンも激しくなり、踏破するには体力は必要な尾根となります。

ですので登山初心者の方ははじめはやはり金比羅尾根を使って体力の消耗具合を見てから、というのが一番いいでしょう。

ちなみに上記でお伝えした通り、迷いやすいところは特にありませんが展望がのぞめるところもあまりありません。

日の出山に至るまでには展望のいい麻生山がありますが、麻生山は金比羅尾根にある山ですからね。

全体的に地味な尾根ですので展望を求める方にはあまりおすすめできないかもしれません。

アクセス

武蔵五日市駅から歩いてアクセスできます。

武蔵五日市駅から幸神尾根の取り付きまでの距離は2キロほどです。

マイカーでのアクセスも可能ですが、日の出山までのアプローチはどのルートを使っても長く、下山は別のコースを使っても20キロ以上ものロングコースとなるので、体力に自信があまりない方は電車でアクセスし今回紹介する日の出山から御岳山まで向かうコースにするといいでしょう。

御岳山まで行けばケーブルカーもあるので、もし疲れ切ってしまってもある程度は安心できます。

なお、駐車場を利用するなら144代収容可能のタイムズ武蔵五日市を利用するといいでしょう。

武蔵五日市駅からスタート

登山者の聖地的な存在の武蔵五日市駅。

この駅の周辺には様々な山があるので、私も何度も利用しております。

武蔵五日市駅

まずはしばらく舗装路移動です。

特に面白いものはありません。

低山にありがちですが、民家の横に取り付きがあります。

幸神尾根

薄らと踏み跡があるので、ここを進んでいきます。

しばらくはやや急な上りでしたが、尾根に出ると比較的緩やかになり、道もはっきりとします。

幸神尾根は終始このような感じの道です。

幸神尾根

特徴としてはこちらのような杭が随所にあります。

幸神尾根

小さいので見逃してしまいそうになりますが、小さく幸神尾根と表記されております。

地蔵山山頂

地蔵山山頂

これも幸神尾根の特徴ですが小さなピークがたくさんあります。

こちらは第一ピークの地蔵山です。

山頂には山頂名通り、小さなお地蔵様があります。

地蔵山山頂

ためぐそ山山頂

地蔵山からほどなくして到着する衝撃的(笑)な山頂名。

あまりに酷すぎませんか笑

正直、こちらのピークがあるからこの幸神尾根を登ろうとしました。

なんといっても気になる名前ではありませんか?

ためぐそ山山頂

しかし残念ながら山頂は地蔵山と同じような感じで特にこれといったものはありませんでした・・・

ためぐそ山をすぎると標識が出てきます。

この先もこれと同じデザインの標識があちこちにあるので安心です。

深沢山方面へと向かって進んでいきます。

標識

途中、開けたところに出ますがご覧の通りカヤトが凄かったです

トレイル

そして幸神尾根の数少ないビューポイントです。

 

幸神尾根

ベンチはもちろん、東屋まであったので驚きました。

ここは休憩にはちょうどいいでしょう。

幸神尾根

この先もいい感じの道が続きます。

トレイル

深沢山山頂

そして深沢山山頂です。

ここも特に何もありませんが、山頂標識が大きく立派なものとなりました。

深沢山

この時点で460m

日の出山の標高は902ですがようやく半分といったところでしょうか。

標識

日の出山方面へ進んでいきます。

標識

千年の契り杉というのが非常に気になりますが、ここはまっすぐです。

標識

そして深沢山をすぎると急坂が出てくるようになります。

中にはロープで体を引き上げなければならないようなところも。

 

真藤ノ峰山頂

また標識の感じが少し変わりました。

ここもベンチも何もなしです。

真藤ノ峰

そして写真でもはっきりとわかるような急登が・・・

梵天山山頂へ

また、山頂標識のデザインが変わりました。

梵天山

これを見る限りでは標識が設置されたのは比較的最近のようです。

この標識を設置したのもおそらく日の出山の会なのでしょう。

下には朽ちかけた旧標識がおちていました・・・

白岩山山頂

また標識のデザインが違います。

統一すればいいのに、とも思いますがバリエーションがあるので飽きません。

それにしても同じような感じの道が続くので、山頂標識ぐらいしかとるものがないのです笑

白岩山山頂

白岩山をすぎると金比羅尾根に合流します。

金比羅尾根

幸神尾根も悪くはないのですが、やはり整備のされ具合は実線ルートの金比羅尾根にはかないません。

金比羅尾根

麻生山山頂

そして日の出山の前にぜひ寄って欲しいピークがこちらの麻生山です。

まくこともできますが、ここはとても展望がいいのです。

ベンチもあり、日の出山より人も少ないのでここで休憩するのもおすすめです。

麻生山

元旦に訪れたので金比羅尾根にはあちこちで霜柱がみられました。

ですが積雪はなし。

霜柱

日の出山山頂へ

そしてようやく目的の日の出山山頂へ。

ちょうど武蔵五日市駅から10キロでした。長い尾根でした。

日の出山山頂

幸神尾根には誰もいなかったのに、日の出山山頂はたくさんの人で賑わっておりました。

おそらく御岳山からきた方が大半だと思われます。

日の出山山頂

当日はすっきりと晴れていたこともあり、展望はとても良かったです。

「日の出山」というだけに元旦は初日の出を見る方で賑わうと言います。

この日も早朝はたくさんの人で賑わっていたのだと思います。

日の出山

日の出山からさくっと御岳山まで移動します。

日の出山から御岳山までは2キロでほとんど高低差のない、フラットな道なのですがこの日はおそらく初詣を終えたであろう方とたくさんすれ違いました。

そして御岳山につくとさらにたくさんの人手が。

御岳山

初詣も目的の一つだったので私も参拝客に混じり続きます。

日の出山

しかし大半が普段着の方で登山客と思われる方は少なかったです。

さすがに元旦当日から登山する方はまれなのか・・・

元旦当日の御嶽神社がこちら。

ちゃんとお正月仕様になっておりました。

御嶽神社

御岳山山頂

そしてあまり知られていないであろう御岳山の山頂はこちら。

御嶽神社が山頂ではなく、実はその奥にひっそりとした山頂があるのです。

御嶽山山頂

初詣もすんだし下山です。

リフトを使っても歩いて下山してもどちらでもOKです。

さらにもっと歩きたい!という方は大塚山を経由して下山するというても。

下山

まとめ

幸神尾根は初めて知ったという方も多いのではないでしょうか?

写真を見てもわかると思いますが、派手さは皆無ですが無名のピークがギュッと凝縮されている尾根なのでピーク数をたくさん稼ぎたい方にはいいかもしれません。

また、土日でもおそらくここを歩く人は少ないので静かな山歩きを楽しみたい、という方にもおすすめですよ。

ですが上記でも触れたように途中からなかなか厳しい急登が出てくるので体力は必要となりますので注意です。

 

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みくぞう

山の魅力にとりつかれたソロハイカー。 山には主にトレーニングで登っています。 最近はトレランがメインになりつつありますが、ハイキングもあいかわらず好きです。 気づけば山や温泉のことばかり考えているようになったので、細かく役立つ情報を発信していきます。

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