奥多摩駅~鋸山~大岳山~御岳山ロングコース 

今回紹介するコースは奥多摩駅から歩いてアクセス可能な奥多摩の縦走路です。

このコースは以前にも一度歩いたことがあるお気に入りコースです。

いいところは何と言っても奥多摩駅からバスを使わず徒歩で10分ほどで登山口までアクセスできてしまうこと。

また、道も比較的はっきりしており、距離こそ長いものの鋸山から先は下り基調となるので強度的にはそれほど高くはないということも良い点の一つです。

バスを使わないと登山口までたどり着けない山が多い中、こういった駅から徒歩で登山口までたどり着けてしまう場所は貴重なのです。

私のように頻繁に山にいかれる方は交通費の節約も重要な要素です。

そういった面でもこういったルートはとても重宝します。

また、ありがちな長い舗装路歩きもないので初めてロングハイクに挑戦する初心者の方にもいいかもしれません

奥多摩駅からスタート

スタートは奥多摩駅です。

山小屋みたいな趣ある駅舎で私はとても好きです💓

奥多摩駅から目の前の車道を左折し、まっすぐ進みます。

間もなくしてこちらの看板までたどり着きます。

この先が登山道です。

奥多摩駅からここまで10分もかかっておりません。

ちなみに奥多摩駅では私以外にもたくさんの登山客がおりましたが、このルートへ来た人は私を除き0でした。

そして登山道を登り始めてまもなくしてやってくるのが

 

崖のような超急階段

初心者の方はこれを見た時点で戦意喪失してしまうかもしれませんね💧

写真ではわかりにくいですが垂直にきりたっており、壁のようになっております。

高所恐怖症の方にもたまらない階段です、ここまで急な階段は他ではちょっと見たことがありません。

この急階段の先に出迎えてくれるのはなかなか立派な五重塔

愛山神社へ

五重塔のさらに奥には愛岩神社があります。

愛岩神社から少しおりて鋸山へと続く登山道へと入ります。

ちなみに前回、この付近ですれ違った人から

「この先にクマがいたから気をつけて。

このへんのクマはちょっとガラが悪いみたいだから。」

と言われました。

ガラの悪いクマという言葉に超ビビリまくりながらクマ鈴をフリフリ鳴らして進んだ覚えがありますが、まだその記憶は鮮明に残っておりました。

なんというかもうね、この言葉のインパクトがありすぎて。

鋸山へと続く道はこの山行の中で間違いなく一番ハードでした。

山頂に向かって直登がつづき、アップダウンもちょこちょこあったりします。

道はそれなりに踏み固められており、歩きやすいですが体力を消耗します。

あと、小さいものながら鎖場もあります。

他に見所はこれでしょうか。

鋸山山頂手前にある天狗の石像です。

この道は見通しのきかない樹林帯ですがここからはなかなか見事な景色が見れます。

これが鎖場です。

他の人のブログでは大したことない、的なことが書かれておりましたが私は鎖場はほとんど初心者なためそれなりに苦戦しました。

同じような鎖場初心者の方は避けたほうがいいかもしれません(迂回路があるので鎖場は避けることが可能です)

鋸山山頂へ

奥多摩駅から二時間ちょいで鋸山の山頂へ到着しました。

山頂といってもベンチが置かれているだけで展望はこの通り

全くありません。

なのでちょっと休憩入れてさっさと大岳山へと向かうことに。

鋸山から大岳山へと続く道は今までのハードな登りとは一転し、歩きやすいなだらかな道がメインとなります。

大岳山山頂へ

そのためか大岳山へともあっという間に到着してしまいました。

ですが景色はというと・・・

雲に覆われていて何も見えません・・・

この時点でいつ雨が降り始めてもおかしくない天候だったので急いで下山することにします。

大岳神社、大岳山荘へ

 

 

大岳神社、大岳山荘の鄙びたを通りこした廃れた雰囲気が好きです。

大岳山荘は完全に廃墟と化しておりました。

お化けが出てもおかしくなさそうな雰囲気です、ちなみに写真にうつっている黄色い人は私で幽霊ではありません。

ロックガーデンへ

ロックガーデンはいつきても雰囲気が素晴らしい。

こういう苔むした巨岩、奇岩が多くある沢沿いの道ってありそうでなかなかないんですよね。

いつきてもいいといいましたが、やはり緑が鮮やかな春から夏にかけてがベストシーズンでしょう。

夏でもロックガーデン付近は天然のクーラーがきいており、涼しいですよ。

大岳山到着

ロックガーデンから約20分で大岳山の集落に到着。

ここもいつきても最高に雰囲気がいいですね。

ここにはたくさんの宿坊があるのでいつかは宿泊もしてみたいものです。

夜の大岳山はすごく雰囲気が良さそう。

そして私はここからさらに日の出山まで向かいましたが、もう体力的にきついという方はケーブルカー(あるいは歩いて)で下山することも可能です。

日の出山へ

そしてここから日の出山を経由してつるつる温泉へと向かおうとしたのですが・・・

なんと途中の張り紙で現在、つるつる温泉は休業中だということが判明!

急遽引き返しかわりに瀬音の湯を利用することに

ここから上養沢のバス停までおり、瀬音の湯で本日の山行を締めくくりました。

まとめ

今回は急遽ルートを変更したわけですがどうせやっているだろう、と事前につるつる温泉の営業時間などを調べておかなったため、こうなりました。

もし張り紙がなければそのままつるつる温泉まで向かってしまい、入り口の前で絶望していたでしょう。

今後はこのようなミスがないように確認の重要性を再確認しました。

温泉だからまだいいものの、これがバスの時間とかになれば帰れなくなるなんてこともありえますからね。

そしてやはりこの縦走路は歩きごたえがあり、とても楽しめました。

距離は17キロとなかなかありますが、高尾山〜陣場山のような手応えはあるがそこまでハードではない縦走路を探している方にはもってこいのルートだと思います。

また、お伝えしたように初めてロングの縦走をしたい初心者の方にもいいコースです。

 

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みくぞう

山の魅力にとりつかれたソロハイカー。 山には主にトレーニングで登っています。 最近はトレランがメインになりつつありますが、ハイキングもあいかわらず好きです。 気づけば山や温泉のことばかり考えているようになったので、細かく役立つ情報を発信していきます。

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