八王子の盆前山、恩方山のレポです。
目次
盆前山、恩方山について
八王子の北側、あきる野市に近いところに位置する超マイナーな低山です。
盆前山の標高は498M
恩方山の標高は536M
ですがどちらとも標高以上の手ごたえを感じさせるなかなか厳しい山でした。
以前は踏み跡不明瞭な藪山だったようですが、最近整備されたと聞いて行ってみることにしました。
アクセス
JR中央線、高尾駅下車。
高尾駅北口から出ている陣場高原下行きのバスに乗り力石バス停にて下車
復路は宮の下バス停から高尾駅まで行けます。
盆前山登山口前からスタート
力石バス停から歩く場合は小津坂峠をこえて小津集落まで歩く必要がありますが、私は比較的近場だったので自転車で登山口前まできました。
マイナーな山ですが登山口を示す標識はしっかりとありました。
登山口前に自転車をデポして、出発。
訪れた時期は7月中旬だったので草木が結構生い茂っておりました。
基本的にこのような人のあまり入らない標高の低い里山は夏季には入らない方がいいです。
藪や蜘蛛の巣が多いうえ、蒸し暑いのでとても快適に歩けるとは言えないからです。
ですがこの日は初夏にしては涼しかったので、行ってみることにしました。
いきなり棘のある植物に触れてしまい怪我をしてしまいました。
こういうのがあるから夏はお勧めできないのです。
そしていきなりの急登で出迎えてくれました。
終始マーキングはあちこちにありました。
伐採地でもあるようです。
登山者より林道関係者の出入りの方が多そうです。
大木も目立ちました。
こちらは雷にでも打たれたのか、表皮が黒焦げになっておりました。
尾根に出るとようやく平坦な道も出てくるようになりました。
ですが終始アップダウンは続きます。
一瞬ここが山頂かとも思いましたが、盆前山とその周辺の山を示す標識のようでした。
感じからして最近設置されたようです。
尾根に出た後もアップダウンは続きますが、マーキングはかわらずあちこちにあります。
こちらの分岐は左に進みます。
枝葉は多少ありますが、悪くない道です。
倒木により大きく地面がえぐられておりました。
台風によるものだと思いますが、こういうのをみると自然の脅威を感じますね。
盆前山山頂到着
そして第一ピークである盆前山山頂に到着しました。
山頂には八王子市の標識と三角点。
さらに古い標識と
新しい標識も。
ですがベンチなどはありません。
展望などもありません。
盆前山の次は第二ピークである恩方山を目指します。
途中にある間違いやすい箇所。
この枝は進入禁止を意味しております。
そして左の枝に巻いてあるピンクテープには
恩方山の方角が示してあります。
テープに従って急な下りをおりていきます。
落ち葉が積み重なっていたのでスキーの要領でうまく滑り降りていきました。
この付近から目立ったのは駐車禁止のテープ。
こんな山の中にどう考えても車は入ってこれないので、ただたんに駐車禁止のテープをマーキングがわりに使っているのでしょう。
そして下ってからは倒木がやや増えますが問題なく進めます。
この先もやりすぎってぐらいマーキングはあります。
恩方山手前にある小ピーク、恩方の頭に到着。
ここが恩方山の山頂ではありません。
まだ距離的には大したことはないのに、容赦のないアップダウンに早くも疲れてきました。
恩方山山頂へ
盆前山から20分ほどで恩方山に到着です。
恩方山は新しい標識は確認できませんでした。
そしてここもベンチも標識も何もなし!
でも山頂標識があるだけまだましですね。
恩方山を過ぎてもアップダウンは続きます。
こちらは壁のような急登・・・
高留沢ノ頭山頂へ
そして最後のピークである高留沢ノ頭へ。
ですがこちらはこのマーキングだけで、山頂標識は見当たりませんでした。
ネットの情報ではあるはずなのですが・・
高留沢ノ頭近くにある標識。
この標識の方向に降りていくと夕焼け小焼けの里前におりれます。
宮の下バス停でゴール
このバス停から高尾駅まで戻れます。
時刻表はこのような感じです。
まとめ
今回の山行を一言で表すと・・・山椒は小粒でもぴりりと辛いといったところでしょうか。
地図の等高線のつまり具合から感じた以上のきつさを感じました。
ルートとしては尾根に出るまでは踏み跡はやや薄いですが、尾根に出た後は比較的はっきりとした道となっておりマーキングも多数
あるのである程度山慣れした方であれば問題ないと思われます。
ですが細かい分岐が多いので地図やコンパスは必須です。
ちょっとしたトレーニングや読図の練習にいいと思います。
また、高留沢ノ頭からはトッキリ場を経由して武蔵五日市まで行けたり、市道山を経由して陣馬山へと至るルートもあります。
今回紹介したルートは6キロぐらいですが、それだけで物足りない場合はロングコースにすることもできます。
ですがいずれのルートでも今回紹介したルートと同じかそれ以上のアップダウンが待ち受けているので、安易な挑戦はあまりお勧めできません。
今回紹介したコースだけでも十分楽しめると思います。
みくぞう
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