赤ぼっこ 圧倒的な展望のトトロの山

東京、青梅市にある山「赤ぼっこ」のレポです。

赤ぼっこについて

1923年(大正13年)9月1日に起きた関東大震災の際に、表土が崩れ落ち赤土が露出し山となったものが赤ぼっこです。

以前はその山頂は森林で覆われていたそうですが、平成20年に東京都の「花粉の少ない森づくり運動」の一環として杉の木を伐採し、整備したことで非常に展望の良い山へと生まれ変わったそうです。

標高は409.6mと低いですが標高に見合わない大絶景が堪能できます。

赤ぼっこへのアクセスは青梅駅からスタートするのが一般的だと思いますが、今回は草花丘陵から縦走するルートを紹介したいと思います。

羽村駅からスタート

今回のスタートは羽村駅。

ですが草花丘陵へのアクセスは羽村駅より福生駅からの方が近いです。

ではなぜあえて羽村駅によったかというと・・・

羽村駅

その目的はこちら。

羽村には実に立派なチューリップ畑があるのです。

詳しくはこちら

チューリップ畑

なんと40万ものチューリップが植えられているそうです。

チューリップ畑

見頃は4月中旬あたりですが、まさに見頃の時に来ることができました。

チューリップ畑

色とりどりなカラフルな絨毯、非常に綺麗です。

チューリップ畑

羽村丘陵縦走へ

チューリップ畑を堪能した後は羽村丘陵ハイキングコースへと向かいます。

まずは大澄山へ。

目的地が赤ぼっこなので、本当は浅間岳に行くのが正解なのですがやはりピークは踏んでおきたいので。

標識

マイナーなコースですがさすがハイキングコースというだけあって非常によく整備されております。

竹林も綺麗です。

羽村丘陵

大澄山山頂到着

上の標識から10分もかからずに、大澄山山頂についてしまいました。

まあ標高が低いですし距離的にも短かったですからね。

大澄山

山頂には比較的大きな東屋もあります。

大澄山

小休憩をとったあとに来た道を引き返します。

トレイル

今度は浅間岳方面へ

浅間岳

草花丘陵は200~300mのピークから連なる丘陵地帯です。

そのため、アップダウンもゆるやか。

コースも整備されておりますし、トレランにも適していると思います。

ただし、下のような標識のない分岐も多数あるので地図やコンパスは必須です。

浅間岳

とはいえ何かあればすぐに町におりれるので、初心者向きです。

軽く散歩するのにも良いと思います。

草花丘陵

先の大澄山からの景色は今ひとつでしたが、途中ではこのような素晴らしいビュースポットもあります。

手前にあるのはちょっとした椅子です。

ビューポイント

低山ではよくありますが、このハイキングコースもゴルフ場の横を通っていきます。

ゴルフ場

浅間岳到着

大澄山から20分ほどで次のピークである浅間岳へと到着しました。

浅間岳

浅間岳にも東屋がありますが木々に覆われているので展望は望めません。

浅間岳

東屋には登山記録ノートがありました。

ぱらぱらと見てみましたが、思ったより多くの方に登られている山のようです。

ノート

小作方面へと下っていきます。

標識

山頂付近には若干ですが、ツツジも咲いておりました。

ツツジ

景色的な変化も大きく飽きさせません。

トレイル

旧満池峠到着。

ここから若干山深くなっていきますが、コースはかわらずよく踏まれております。

ですが蜘蛛の巣はやや多め。

訪れる人はやはり多くないのかもしれません。

トレイル

二ツ塚方面へと向かって進んでいきます。

標識

フェンス越しに進んでいきます。

トレイル

いきなり標識が立派になりました。

標識

ライオンと7という数字のよくわらない組み合わせの石像。

ライオン

こちらは鹿の石像のようです。

鹿の石像

これはいったい・・・?

この付近はよくわからない石像が続きました。

石像

イノシシ捕獲実施中との標識がありました。

注意書き

二ツ塚峠で一旦車道に出るのですが、右手奥に自販機があります。

ここでお水を購入しました。

必要であればここで水分補給をすると良いでしょう。

自販機

二つ塚峠到着

ここから青梅市に入ります。

また、ここからは長淵丘陵というハイキングコースとなります

長淵丘陵ハイキングコースは青梅市と日の出町の境界に円弧状に連なるハイキングコースです。

二ツ塚峠

二ツ塚峠には悲しい伝説があるようです。

馬引沢峠に到着

この標識の日の出町玉乃内方向を示す先にはフェンスが・・・

以前はフェンスがなかったのでしょうか?

標識

このような標識もありました。

この付近は里山の森を再生する取り組みを行なっているようです。

赤ぼっこもそうですが、その周辺も昔と比べだいぶ景観が変わっているのでしょうね。

標識

なんと小学生たちも広葉樹の苗を植えたようです。

こういう取り組みを学校の授業の一環として行うのは大変素晴らしいことだと思います。

標識

また、この付近でサルの集団が目撃されたとの壁紙もありました。

集団というのがまた恐ろしい。

サルは熊と違って人馴れした個体も多く、中には人を舐めきっている個体もいますからね・・・

注意といってもどう注意すれば良いのでしょうか・・・

出会ったら刺激をしない、ぐらいしか対策はないような気がします。

サル出没

馬頭観音

の下にはなぜか可愛らしいまっくろくろすけが。

手にとって調べてみると石を加工して作られたもののようです。

なかなか凝っております。

馬頭観音

赤ぼっこ到着

そしてようやく赤ぼっこ到着。長かった!

ここまで樹林帯がメインだったのでいきなり景色がひらけてびっくりしました。

大きな杉の木が印象的です。

赤ぼっこ

山頂標識はこちら。

当日は風もなく、暑くも寒くもないベストな気候もあいまって超気持ちよかったです。

山頂標識

山頂標識の下には大量のまっくろくろすけが。

この一帯はトトロと何か関係があるのでしょうか?

赤ぼっこ

山頂標識にはトトロ所有のポストが設置されておりました。

ポスト

中には赤ボッコノートという登山記録ノートが

赤ぼっこノート

多くの方に愛されている山だということがよくわかりました。

やはり展望の良さに感動しているコメントが多かったですね。

また、こういったお手製の山座固定装置もありますので、どこになにがあるのかがわかりやすくていいです。

山座固定

北から東にかけて奥多摩や奥武蔵の山々が一望できます。

赤ぼっこからの景色

奥多摩方面も綺麗に見えます。

圧倒的な景色

私はここからさらに日の出山方面まで縦走しましたが、この先からは通矢尾根というバリエーションルートとなり、急登も出てくるのであまりおすすめしません。

この分岐から和田橋・梅の公園方面へと下ると宮ノ平駅へとおりることができます。

標識

まとめ

草花丘陵も赤ぼっこもあまりメジャーなルートや山ではありませんが、コース自体はしっかりと整備されており安心して歩くことができます。

そしてメジャーではないだけあって人も少なく、静かで快適な山歩きが楽しめると思います(ただし標高が低いので暑い時期はおすすめしません)

オススメの季節はやはり春でしょうか。

冒頭でも紹介したようにはじめに羽村のチューリップ畑を絡めればさらに充実した山行になると思います。

草花丘陵もオススメですが、赤ぼっこは特にオススメです。

山頂からの展望は驚くほどよく、きっと天気の良い日に訪れれば感動間違いなしです。

 

The following two tabs change content below.

みくぞう

山の魅力にとりつかれたソロハイカー。 山には主にトレーニングで登っています。 最近はトレランがメインになりつつありますが、ハイキングもあいかわらず好きです。 気づけば山や温泉のことばかり考えているようになったので、細かく役立つ情報を発信していきます。

関連コンテンツ



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

山の魅力にとりつかれたソロハイカー。 山には主にトレーニングで登っています。 最近はトレランがメインになりつつありますが、ハイキングもあいかわらず好きです。 気づけば山や温泉のことばかり考えているようになったので、細かく役立つ情報を発信していきます。