埼玉県、小川町にある仙元山に登ってきたのでレポします。
目次
仙元山について
標高は299m
1300年代の板石塔場、1860年創立の百寛申、戦国時代の遺跡、城跡などコース上には歴史を感じるものが多くあるのが特徴です。
また、駅から近く徒歩でアクセスできるのでバスの時間を気にすることなくハイキングを楽しむことができます。
使用したガイドブックはこちら
アクセス
公共交通機関
東武東上線・JR八高線小川町駅が最寄駅です。
駅から登山口までは徒歩20~30分ほどです。
マイカー
関越自動車道嵐山小川ICから約10分の道の駅小川町に駐車場あり(96台まで)
小川町駅からスタート
外秩父七峰縦走ハイキング大会などでもよく使うおなじみの駅です。
また、ユネスコの無形文化遺産登録で小川町の名産品である細川紙が注目を浴びたことでも有名な町です。
駅前にはローソンがあり、ここで補給することができます。
まずは花水木通りをまっすぐ進んでいきます。
しばらく舗装路を歩いていくと仙元山への案内板が現れます。
なお、ここまでは何度か小道に入ったりしてわかりづらいところがあるので、地図をこまめに確認して進むと良いです。
標識から登山口まではすぐです。
ここから登山道に入ります。
秋に訪れたので問題はありませんでしたが夏は草木が生い茂ってそうでこの付近は歩きづらそうです。
山頂まではゆる〜い登りが続きます。
急登も険しいところもないので、ファミリーハイクにも適してると思います。
山頂手前には見晴台があります。
ここからはスカイツリーが見えるようですが
うーん、木が生い茂っていてちょっと見えませんね。
仙元山山頂へ
登山口から20分ほどで登れてしまいました。
ですが山頂からの眺めはなかなか良いです。
町が近いので夜景も綺麗そうです。
これで下山はあまりにも物足りないのでもう少し進んでみましょう。
次は青山城跡を目指します。
青山城跡までも約15分ほどで到着できますよ。
仙元山山頂からは下り基調となります。
登山道はとてもよく整備されていることもあって、非常に快適に歩けますよ。
トレランにも最適です。
ですがマウンテンバイクや自転車などの乗り入れは禁止されているようです。
青山城跡に到着
青山城跡に到着しましたが、何もありません。
今は跡形もありませんが尾根を巧みに利用し、標高265mの山頂部に本曲輪を中心に築かれていたようです。
また,2.6キロ先には小倉城跡があり、現在の八高線に沿った道を見下ろす地理的な要所に位置しているようです。
また、この付近はツツジが植えられているようですね。
少し先はヤマアジサイの群生もあるようです。
青山城跡から先もフラットで歩きやすい道が続きます。
大日山山頂
そして次のピークである大日山に到着しました。
大日山山頂はベンチと三角点があります。
山頂からの景色は木々が邪魔で今ひとつ。
次は小倉城跡に向かって進んでいきます。
この先もゆるいアップダウンが続きます。
物見山山頂
危うく通り過ぎてしまうところでしたが、小倉城跡の途中には物見山というピークがあります。
ですがここは本当に何もない!
単なる通過点にすぎません。
物見山から先には何かの石版がありました。
この温泉入口は「玉川温泉」のことを示しております。
この標識の2キロほど先に玉川温泉があり、ここから温泉へと下る事もできます。
ですがこの日は嵐山渓谷まで行く予定だったので、ここではまだ温泉にはいきません(あとで引き返していきました)
何か不自然に地面がえぐれておりますがここは大掘切という場所らしいです。
現在は埋め戻されているようですが、南虎口から東虎口を結ぶ土塁の内側は石積み遺構が蓄積されていることが調査によりわかっているそうです。
小倉城跡到着
小倉城跡は外秩父の山地と関東平野の境界にあったそうです。
小倉城の最大の特徴は基盤層に結晶片岩の岩盤を持つことに由来する大規模な石垣にあります。
三つの外面を中心に随所に見られ、総延長150m以上、最大高は5mにもおよんだそうです。
その様は圧巻であり、「石造りの山城」と呼ぶにふさわしい景観だったとか。
まあ今はその影も形もありませんでしたが。
ここに小倉城があったのだと思います。
このあと、私は一旦下山して嵐山渓谷に向かいました。
小倉城跡からも近い紅葉の名所です。
体力に余裕があれば、嵐山渓谷まで足を延ばすことをお勧めします。
玉川温泉へ
体力的な余裕がなければそのまま玉川温泉の分岐まで引き返しましょう。
ここから玉川温泉まではすぐです。
温泉までは目印や標識も多いので迷うことはないと思います。
ただきになるのはこの標識では温泉まで1.6キロとありますが・・・
少し離れた所の看板には500mとあります。
どっちなんだよ!?と困惑してしまいましたが、実際に温泉まで行ってみて1.6キロが正しいことがわかりました。
こちらの500mは何を意味しているのでしょうね。
そして登山道終盤地点で玉川温泉が目に飛び込んできました。
本当に登山口の真ん前に温泉があって驚きました。
昭和レトロがコンセプトなユニークな温泉。
泉質もよくお勧めな温泉です。
まとめ
今回は仙元山から小倉城跡、玉川温泉までと約12キロちょっとのコースでしたが、仙元山山頂から見晴らしの丘公園、西光寺を経由して道の駅おがわまちまで至るコースであれば歩行距離9キロ、コースタイム4時間ほどでいけてしまいます。
歴史、城跡が好きな方や激しいアップダウンなどのない軽いハイキングコースを歩きたい方。
また登山靴の慣らしやトレランなど様々なスタイルや目的に対応できる山だと感じました。
登山口の真ん前に玉川温泉があるため、山登りを終えたあとすぐに温泉を楽しめるところもいいですね。
秋もいいですが4月上旬になれば西光寺付近にはカタクリ、枝垂れ桜も咲くそうですので春のハイキングもお勧めです。
みくぞう
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