11月、低山のシーズンが到来しました。
私の好きな奥武蔵の山々が黄金色に輝く時期でもあります。
と、いうわけで伊豆ヶ岳に登ってきました。
伊豆ヶ岳とは
伊豆ヶ岳(いずがたけ)は、埼玉県飯能市にある山である。標高は850.9m。
奥武蔵の山域では1~2位を争うほど人気の山です。
人気の理由は都心からのアクセスが良好で、駅から徒歩で登れるという点。
低山であるにもかかわらずダイナミックな鎖場があるという点。
それほど時間もかからず山頂に登れ、展望にも恵まれている点。
飯能アルプス、武川山、武甲山など縦走路が充実している点。
などが人気の理由だと私は感じております。
アクセス
池袋からのアクセスだと西武池袋線飯能行きに乗り飯能で一旦降り、西武秩父行きに乗り換えて正丸駅でおります。
時間は約1時間28分。
運賃は片道670円
往復でも1000円ちょっとでバスも使わないのでとてもリーズナブルに登山が楽しめます。
ここも人気の理由の一つでしょう。
正丸駅からスタート
当日はヤマノススメキャンプフェスタの開催日だったのでものすごい人出でした。
普段は平日に登山するのがほとんどだったので、その賑わいっぷりには驚かされました。
キャンプフェスタに行くであろう人と、普通のハイカーと半々ずつって感じだったかな。
今回は私もキャンプフェスタに参加するついでによったので伊豆ヶ岳だけでしたが、この伊豆ヶ岳を超える道もオススメです。
伊豆ヶ岳を超えてからはアップダウンが激しいですが歩きごたえがあり竹寺や子の権現、浅見茶屋など見所、立ち寄りどころも多しです。
はじめは正丸駅を出て右に進み、他ではまずお目にかかれないような階段を下りていきます。
なんだかじっと見つめてると吸い込まれそうです。
キャンプフェスタの会場は名栗げんきブラザなので、伊豆ヶ岳に登った後は歩いて直接向かいました。
トンネルを抜けると
鮮やかな紅葉が!
紅葉が!!
紅葉が!!!
登山道までの車道歩きってあまり面白くないものですが、今回は紅葉という頼もしい味方がついていたので車道歩きも楽しめました。
途中には安産地蔵尊なるものもあります。
そして30分ほどの車道歩きを得て登山道へと到着。
伊豆ヶ岳は正丸峠を経由してからもいけますが、今回は大蔵山コースへ。
登山口横には小さな祠があります。
今回も無事に下山できるようお祈りして出発しました。
登山開始
はじめは沢沿いを歩いていきます。
沢の音と小鳥の声だけが響く林道歩き。
秋を感じさせる風と澄んだ空気も相まって癒し度はとても高かったです。
歩いているだけで芯から癒されていくのがわかります。
気温は少し肌寒いくらいでしたが風は無く、登山をするならばこれぐらいが個人的にベスト。
絶好のハイキング日和でした。
しばらく歩いていくと名栗元気プラザまで2キロの看板が登場。
名栗げんきプラザは今回の目的地ではありますが、まだそこには下りていきません。
伊豆ヶ岳を目指し登っていきます。
沢を過ぎると徐々に傾斜がきつくなっていき、汗がじんわりと滲んできます。
ですが肌寒いくらいの気温なので汗だくまでにはならず。
私は汗っかきですぐに汗だくになるのですが、秋から冬は汗を気にすること無く山を楽しめるのでとても快適です。
汗を思いっきりかくのも好きですが、かいた後が気持ち悪いので^^;
山頂までの見どころの一つであるかめ岩に到着。
おそらく亀のような形をしていることからこの名前がついたのだと思われますが、なかなかの大きさで迫力があります。
そしてかめ岩を過ぎるとまた紅葉がちらほらと顔を見せてくれるようになります。
とっても綺麗でした🍁
大蔵山到着
ですがこれといって特に何もないのですぐに進みました。
大蔵山から先は階段の登場頻度が高くなります。
ですがそれほど傾斜はきつくはありません。
男坂到着
前から登ってみたいとは思っていたところでしたが、今回もスルーし女坂へ。
この看板の落石が発生しやすい状況で非常に危険、という一文に毎回ビビってしまうのです。
ですがそれでも勇敢に登っている人は何人かいました。
この鎖場は割と難易度が高く、もし滑落したら下までノンストップなようですので登る方は十分な注意が必要です。
女坂は今までと同じように階段が続きます。
ですがここは階段が一部崩壊していましたので足元には注意です。
山頂へ
そして山頂へ
駅から一時間ほどで山頂までついてしまいました。
ここで下山してもいいのですが、物足りなければ子ノ権現や武甲山方面に縦走することもできます。
山頂も紅葉が綺麗でした。
快晴だったので展望も見事でした!
山頂までの紅葉も綺麗でしたが、山頂の紅葉は特に見事です。
景色も相まってよりよく見えるのかもしれませんね。
下山は正丸駅ではなく名栗げんきプラザまで。
特にこれといったもののない林道を下りていくと
こちら側にも沢がありました。
車道に出ますした。
そしてゴール!
まとめ
いつもは子ノ権現方面まで向かうのですが今回はイベントなので伊豆ヶ岳のみでした。
ですが伊豆ヶ岳単体で登って気づいたことがあります。
山頂までかかった時間は一時間ちょっと。
今回はゆっくりめに登ったので、標準タイムとそれほど変わらないと思います。
遅くても2時間以内には到達できるでしょう。
また、男坂を使わなければ難易度も低いです。
特別な技術や体力は特に必要ないですし、標高差も656m程度です。
高尾山が登れるならば特に問題なく登ることができるでしょう。
ですが低山とは思えないほど展望は恵まれておりますし、この時期はとても紅葉が綺麗です。
そして都内からのアクセスも良好で、公共交通機関を使ってもリーズナブルな価格で登山を楽しむこともできます。
時間や金銭的に余裕がないとき、また、初心者の方にもぴったりの山だと感じました。
山頂はたくさんの方で賑わっておりましたが改めて登ってみて人気の出る理由がよくわかりました。
みくぞう
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