鐘撞堂山に行ってきたのでレポします。
鐘撞堂山について
埼玉県寄居町の北方に位置する標高330mnの低山です。
駅からのアクセスも容易で、比較的気軽に登れて、なおかつ山頂からの景色もいいので人気があるようです。
訪れたのは初めてですが、春の里山の良さを存分に堪能することが出来ました。
アクセス
最寄駅は寄居駅。
バスなどを使わず、徒歩で直接登山口まで行くことが出来ます。
寄居駅は初めて訪れましたが、駅前には何もないです。
登山口までは準備運動として軽くジョギングしていきました。
山の中やその付近は最近までは都会とは違ってまだまだ冬という印象でしたが、あちこちで花が咲いておりようやく山でも春が訪れたのだな、と実感できました。
満開の梅。
梅干しは嫌いですが梅の花の見た目や香りは大好きです。
途中にある大正池
大きくてなかなか綺麗な池です。
池のそばにはトイレ(洋式)もあるので駅ですますのをうっかりと忘れた場合はここで済ませておきましょう。
登山口へ
周りの景色や草花を見ながら走っていたらあっという間に登山口まで到着しました。
日常から非日常の中に入っていくこの瞬間が本当に大好き。
鬱蒼とした暗い樹林帯ですが、時折朝日が差し込んできてとても綺麗でした。
しかしこの注意書きにはビビりました。
イノシシや鹿の駆除の為、箱わなやくくりわながしかけられているとのこと。
さすがに登山道にはしかけてはいないと思いますが、念のため慎重に進みました。
山頂までの登山道は特にこれといった急登や階段はなく、ゆるやかな登りが続きます。
当日はこの山だけでなく、宝登山まで縦走する予定だったのでこれはありがたかったです。
序盤でいきなりハードな急登や階段が続いて、体力を搾り取られるのは避けたかったので^^;
しかし3月下旬の時点で蜘蛛の巣がいくつかありました。
真夏は凄いことになってそうですので、真夏は避けたほうが無難かもしれません。
ですが春は登山道にツツジが咲き誇るとか。
今はまだ何も咲いてはおりませんでしたが、ツツジの季節に訪れるのもいいかもしれません。
登山道や非常によく整備されており、歩きやすさは抜群。
なんでもボランティアの「ふるさとの森サポーター」や「監視員」の皆様にによって環境が守られているとのこと。
本当にありがたいことです。
山頂へ
山頂までもあっという間でした。
駅から一時間とかからず、山頂までたどり着いてしまいました。
そしてまず、目に飛び込んできたのがこの鐘。
これが鐘撞堂山という名前の所以となっているであろう鐘ですね。
なかなかこういった鐘のある山はないので、物珍しさから一回叩いてみました(一人一回だけ叩いていいようです)
ちなみに戦国時代は見張り場だったようで、ことあるごとに鐘を叩いて合図を送っていたようです。
鎌倉時代には建造されたものなので、相当古い物のようですね。
そして景色は想像していた以上に素晴らしかったです。
少し霞んでおりましたが、いい眺めです。
晴れていれば筑波山も見えるようですが、この時は残念ながら見えませんでした。
また、山頂には展望台もあり、そこに登って景色を楽しむことも出来ます。
展望台からの景色はこちら。
いい眺めですが、木がちょっと邪魔ですね^^;
ですが山桜が咲いていました!
あんずの里方面へ
私は虎ヶ岡城跡を目指してあんずの里方面へと進みましたが、ここから円良田湖方面へと向かうのもいいと思います。
人造湖ですが、桜の名所として知られており、シーズンには、500本もの桜が咲き誇るそうです。
ここからしばらくは下り基調。
整備されたシングルトラックが続くので、トレランするのにはもってこいです。
とても気持ちよく走ることが出来ました。
ここらへんはまだまだ冬といった感じでしたね。
しかしそれにしても良い道です。
やがて車道に出ます。
いくつか分岐があり、私はうっかりと反対方向に向かって進んでしまいました。
しっかりとGPSや地図で確認してから進んだほうが良いです。
案内板に従って虎ヶ岡城跡へ進みます。
そしてこの時、はじめてこの付近にカタクリの群生地があることを知りました。
咲いていたら良いな、と期待を膨らませて進みました。
車道を歩きます。
カタクリ見学コースに入っていきます。
カタクリ群生地へ
そしてカタクリはしっかりと咲いていました!
予想以上にたくさん咲いていたので、思わず「綺麗!」と声が出てしまいました。
カタクリが地上に姿を現す期間は4-5週間程度で、群落での開花期間は2週間程しかありません。
桜のように開花時期が短い花なので、運よく開花中に訪れることが出来て本当にラッキーでした。
淡い薄紫色でとっても綺麗でした。
この付近は登山道の横にもカタクリがあちこちに咲いており、目を楽しませてくれます。
そしてこれで終わりかと思いきや、この少し先にはもっと凄い群生地が待ち受けておりました。
ここはもう軽いお花畑のようになっており、圧巻でした。
まとめ
ここでは3月下旬から4月上旬にかけて3000mにも及ぶカタクリが群生しているそうです。
もちろん、無料で見れるのでシーズン中ならば鐘撞堂山のハイキングのついでに訪れることをお勧めします。
一つだけでも綺麗な花ですが、群生しているとよりその綺麗さが際立ち、感動します。
また、鐘撞堂山は平日の朝早くにも関わらず、地元の人らしき方と何人もすれ違ったことから人気があることを実感しました。
やはりアクセスもよくお手軽に登れて、景色も良いことなどが人気の理由なのでしょう。
紅葉も綺麗なようですし、周囲にもたくさんのハイキングルートが伸びているので色々とルートを組み合わせて回ることもできるのも魅力の一つです。
春は特にこの山が輝く季節だと思うので、春に一度訪れてみてはいかがでしょうか。
みくぞう
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