秩父御岳山(町分コース〜強石コース) 侮りがたい低山の実力とは

秩父御岳山に登ってきたのでレポします。

低山ながら山頂からは抜群の景色が望める良い山でした!

秩父御岳山とは

埼玉県秩父市と秩父郡小鹿野町との境界にある山である。秩父御岳山とも呼ばれる。御嶽山と表記されることもある。wikiより

ガイドブックはこちらを参照しました。

こちらのガイドブックによると登山シーズンは12〜3月頃とのこと。

植林が多いので季節感に乏しい山ではありますが、冬や初春にかけては空気が澄みわたり遠望がきくそうです。

私が訪れたのは10月ですが、その時でも十分景色はよかったですけどね。

同名の山が多いので紛らわしいですが、秩父の御岳山はややマイナーな低山です。

青梅の方の御岳山と比べると、人も少なく静かな山歩きを楽しめます。

コースタイム

  • スタート08:19
  • 2時間2分
  • 御岳山10:21 – 10:41 (20分)
  • 2時間5分
  • ゴール12:46

アクセス

池袋からのアクセスだと西武秩父線、西武秩父駅から徒歩で御花畑駅で乗り換え、三峰口駅まで向かいます。

特急を使った場合の交通費は1,720円で時間は2時間53分かかります。

休日には池袋から西武秩父駅まで直通の西武特急ちちぶ13号の運行があるのでそれを使うと便利です。

三峰口駅からスタート

登山道は数本ありますが今回は駅からバスを使わず、直接歩いて登れるルートをチョイスしました。

登りは町分コースというコースを使いました。

三峰口駅

三峰口駅を出て右に曲がり、直進していきます。

雨が続いていましたがこの日は見事な晴天🌞

この時点で期待が高まります。

車道

道なりに進んでいき、ここで右に曲がり橋を渡ります。

ちなみに右折せず真っ直ぐ進むと強石コース方面にいきます。

別にどちらからでも登れるのであえて直進してもOK。

強石コースの登山口まではかなり車道を歩きますが、案内板はあちこちにあるので道を間違うこともないと思います。

車道

橋を渡ります。

橋

橋を渡ったら右に曲がります。

車道

真っ直ぐ進んでいきます。

車道

すぐに分岐がでますがかかしの里方面へ左折しましょう。

看板

こちらの道を進んでいきます。

車道

かかしの里だけあって、この周辺はかなり凝ったかかしが多いので登山前にいろいろ見ていくことをお勧めします。

かかし

登山口の近くにトイレと自販機があります。

三峰口駅でうっかりとすますのを忘れてきても安心です。

飲み物もここでバッチリ補給できますよ。

トイレ

このトイレの横に登山ポストがあります、まだ登山届けを出していなければここで出せますよ。

そしてかかしが「登山気をつけてね!」と見送ってくれます。

こういう気遣い、嬉しいですよね。

登山口

そしてこの看板に従って↑方面を進んでいきます。

看板とかかし

看板横の掲示板はちゃっかりとハロウイン仕様になっていました。

登った時期が10月中旬でしたからね。

案内板

ここをGO

車道

かかしの里の奇妙なかかし達

そして登山口付近にもかかし達が一杯。

それぞれのかかしにコンセプトがあることに気づきました。

これは多分「仲の良い子供達」ですね。

かかし

「農作業中の夫婦」

かかし

「農作業中の奥さんとサボる夫」

かかし

「遊ぶ孫達を見守るおばあちゃん」

しかしこのかかし達、やたら作り込んであるので何も知らずに夜ここ通ったらまず間違いなく

何やってるんだこの人たちは!?」とビビると思います。

かかし

町分コース登山口へ

かかし達と戯れた後、町分コースの登山道に入ります。

町分コース

はじめからそこそこの傾斜の登りです。

町分コース

町分コースはじめは登山道のよこにやたらお墓があります。

お墓

そして登山道は途中から石段の階段になります。

石段の階段

奇形な墓石との名の墓石。

こちらは即道上人の墓のようです。

奇形な墓石

登山道は小石や小枝が散乱しており、あまり整備されているとは言い難い状態です。

登山道

ですが気をつければ問題のないレベルでもあります。

登山道

登り始めてから15分ほどで開けた場所に出て、まず第一の展望スポットが出てきます。

電線が邪魔ですが、なかなかの眺めです。

景色

そして第一の展望エリアから少し進んだところでも見事な景色が見れます。

景色

ここの分岐点、赤テープも確認できないのでどちらに進むべきか迷いますが右に進みます。

分岐点

この分岐点から傾斜がさらにきつくなり、踏み跡もやや薄くなっていきます。

登山道

そして突如出てくる二番、高岩という案内板。

登山道から少し外れてしまいますが、この高岩からの展望も良いので立ち寄ったほうが良いです。

案内板

先よりさらに景色が良くなりました。

この時点でこれだけの景色ですので、山頂の景色にも期待が膨らみます。

高岩からの景色

そして高岩から先は登山道の雰囲気が変わり、道はなだらかになります。

森の中

こういった植林の道って「味気なくつまらない」と、感じる人も多そうですが私は落ち着いていて大好きです。

植林

林道の途中にあった破壊された案内板。

これは熊か?それともシカ?

案内板

そして林道をしばらく進むとまた道が変化、今度は細尾根となります。

細尾根

ですが傾斜は大したことはなく、歩きやすいです。

片側にはトラロープが貼ってあるので滑落の心配も無し。

細尾根 細尾根 細尾根

ここらへんから微妙に色づいてきた木々が増えてきます。

だけどまだ少しくるのが早かったみたいですね。

紅葉はじめの木

山頂付近から急登が始まります。

道もさらに細くなり、左側は切れ落ちているので滑落に注意です。

急登

ここの痩せ尾根は木の枝が張り巡らされており、滑りやすくなっているのでより慎重にゆっくりと進んだほうが良いです。

痩せ尾根

山頂手前の祠。

雰囲気あります。

祠

山頂へ

山頂

そして山頂からの景色は!

山頂の祠 景色 景色 景色

ご覧の通り、晴天にも恵まれたため最高に良かったです❗️

晴れていれば両神山、浅間山、谷川連峰、雲取山などを一望できます❗️

景色

そして山頂の木々は若干紅葉しておりました。

紅葉の木々 紅葉の木々

強石コースで下山

そして帰りは強石コースで下山します。

山頂付近の強石コースの分岐点まで一旦戻ってきます。

ちなみに落合コースはがけ崩れで通行できません。

案内板

強石コース、はじめは歩きやすいのですが

強石コース

しばらく進むとまた痩せ尾根に変化していきます。

痩せ尾根

ちなみにこの付近も若干紅葉しておりました。

紅葉

ですがこの付近から急な下り坂になります。

下り坂

しかもここ、やたら滑りやすいのです。

補助の鎖やロープを使って、慎重に進んだほうが良いです。

鎖場そしてしばらく下って行くと一旦車道に出ますが

車道ここで終わりではありません。

再び、山の中へ入っていきます。

登山道ですがここからはさきまでとはうってかわって広くとても歩きやすい道へとかわります。

植林の道差し込む朝日が森をキラキラと輝かせてくれます🌟

森ここらへんもとても歩きやすく、とても心地良い道です😃

登山道

登山道この付近は倒木が登山道をふさいでいるので注意です。

登山道この分岐点、まっすぐ進みそうになりますが右に下っていきます。

分岐点分岐点からしばらく下って行くと車道に出ます。

ここから三峰口駅まで長い車道歩きの始まりです。

ここを右に曲がります。

車道しばらくはずっと道沿いに進んでいけばOKです。

車道途中で強石バス停の案内板が出てくるので見逃さないようにしましょう。

案内板そして再び山道へ。

が、すぐにまた車道に出ます。

あとは三峰口駅への案内板が出てくるのでそれに従って進めばOKです。

迷うことはないですが、ここからもまだ結構車道歩きが続きます。

山道

三峰口駅に到着

そして13時前に戻ってくることができました。

三峰口

まとめ

秩父、御岳山。

山頂に至るまでのコースは町分コースにしても強石コースにしてもはっきりいって地味です。

ひたすら植林の同じような景色の登山道を登っていきます。

こういった地味な植林の登山道が嫌な人もいるかもしれないので、評価が別れるところかもしれませんが私はとても気持ち良く歩けました。

ですがビューポイントは多く、特に山頂からの眺めは晴れていれば抜群に良いです。

駅から歩いて登れ、標高差は766m

低すぎず高すぎず、適度に登りごたえがあり、コースも適度な長さです。

それにもかかわらず山頂からの眺めは抜群に良い、ときてます。

このような特徴から初心者の方にオススメ出来る山といえるでしょう。

また、青梅の方の御岳山と違い、こちらの山は平日ということもありましたが道中すれ違った人は1名のみ。

終始、静かな山歩きを楽しむことができました。

人が多い山が苦手、という方にも向いていると思います。

また、大滝温泉に出るルートもあるのでそちらにいけば温泉もすぐに楽しめるのも良いところです。

あまり人気が無い山のようですが、そこそこ登りごたえがあって展望が良く、人の少ない山が好きという人にはぴったりな山だと思います。

青梅の方も良いですが、秩父の御岳山もいかがでしょうか。

 

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みくぞう

山の魅力にとりつかれたソロハイカー。 山には主にトレーニングで登っています。 最近はトレランがメインになりつつありますが、ハイキングもあいかわらず好きです。 気づけば山や温泉のことばかり考えているようになったので、細かく役立つ情報を発信していきます。

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