今回は現在、愛用中のトレランシューズ、285を紹介します。
名作とされていた前作のTRAILROC270を改良したモデルとなります。
inov-8(イノヴェイト)はトレランシューズをたくさん出しているイギリスのブランドです。
2003年に入ってから出来た新し目のブランドではありますが「足裏感覚」で走れることから人気を得ております。
このブランドのシューズを履くのは今回が初めてでしたが、軽量で履き心地も良く・トレランからハイク、ロードランまで幅広く使用しております。
スペック
素材:アッパー:合成繊維、合成樹脂 アウトソール:ゴム底
外観
カラーは水色、赤、黒がありますが私が選んだのは黒。
黒が好きというのもありますが、トレランをするとどうしても靴は激しく汚れるので(初めて買ったトレランシューズは目立つイエローでした)
汚れが目立たない黒をチョイスしました。
ソール部分は派手な蛍光色でして、黒とのコントラストが良い感じです。
足の形状に合わせ、特にフォアフット部分にゆとりを持たせたスタンダードフィットを採用しております。
前作の弱点だった剛性のなさは見事に解消されているようで、アッパー部分は特に強めに補強されているようです。
また、アウトソールのパターンも特徴的で柔らかさ、硬さ、耐久性の違うラバーを組み合わせた素材を採用しております。
見た目ではわかりにくいですが、触ってみると確かに普通とは違う感じがわかると思います。
前作のもう一つの弱点は尖った岩場や硬い路面を走行する際の突き上げ感の強さ。
そこでそれを補うべく、今作では新素材を採用し衝撃吸収力が10%、反発性が25%向上したミッドソールを使用しているようです。
ただ、シャンクを少し薄めにしてあるので、イノヴェイトのモデルである足裏感覚は全く損なわれておりません。
前作でも好評だったグリップ力もそのまま維持されております。
ラグの高さや形状も絶妙で路面とフラットに設置する面積を増やしてあるそうです。
その結果、舗装路や平らなトレイルでもスムーズに走れることができます。
実際、グリップ力が高いモデルでロードを走るとグリップが効きすぎて走りにくかったり、違和感を感じたりすることがありますが、このモデルではそういったことは皆無でした。
ロードもトレイルと同じように違和感なく走ることができます。
アッパーは局部的に柔らかいメッシュ素材が使われており、屈曲ポイントの足あたりが良くなるようにしてあります。
また、通気性も非常に良く、夏場でも蒸れることがありません(逆にいえば冬場は少し不向きかもしれません)
そして多少濡れてもすぐに乾くのも良い点です。
余計なものだけをそぎ落と、必要なものだけを追加されたまさに改良モデルといっていいモデルだと思います。
まとめ
何度か走ってみたところ、トレイルロックという名前はついておりますが岩場はもちろん。
様々なトレイルに対応可能な万能なシューズだと感じました。
そして前作の改良点であるクッション性の向上による岩場での快適走行の効果はよく実感できました。
以前使っていたシューズではまさに突き上げ感があり、岩場やザレ場を走っていると足裏が痛くなりました。
また、他は特に問題なかったのですがザレ場ではよく滑ってしまっておりました。
そこで岩場に強く、グリップ力のあるシューズを探していて出会ったのがこちらのトレイルロック285だったわけです。
その結果は満足・納得のいくものでした。
見事、突き上げ感もスリップするようなこともなくなりました。
履き心地も抜群で、クッション性の改良がされた為か、走っていると包まれているようなフカフカ感があり、気持ち良く走ることができます。
様々な天候や路面でも試しましたが、雨上がりのドロドロのトレイル、岩場・ザレ場などでもしっかりと地面を噛んでくれます。
欠点らしい欠点がこれといって見つからない、優れた一足だと思います。
みくぞう
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