と、ぼっち(友達がいない人の事)の私は最近気付きはじめました。
もちろん、私がそうだからといって全てのぼっちがそうとは限りません。
ですがぼっちには私と同じような気質だからぼっちをやっている(になってしまった)方も多いはず。
そこで一人でも楽しめる趣味を探しのぼっちの方に向けて記事を書いてみました。
まず、なぜぼっちと登山は相性がいいと思ったかについてですが
目次
一人でも浮かない。
最近は私のようなぼっち、もとい一人で行動する方が増えているのか
「お一人様」に向けたサービスが充実しつつあります。
一人カラオケ専門店、一人焼肉専門店などがそうですよね。
それまでカラオケはみんなで行くもの、焼肉はみんなで行くもの、という常識がこういったお店の登場でなくなりつつあり、一人でも入りやすくなっております。
ですがそれでもまだ多くの娯楽は一人では楽しみにくいのも事実です。
例えば遊園地やプールなど、一人で行って楽しめるか?
といえば、多くの方はおそらくNOであるはずです。
それは周囲の視線と疎外感を感じるからです。
周りがカップル、親子連れ、友人グループばかりで一人で来ている人が誰もいない状況であれば、人間は居心地の悪さを感じるものです。
これはすでに私も体験済みです。
しかし山はどうかというとグループで来ている人もおりますが半数以上が単独です。
山と渓谷で単独行の特集をしていた号があるのですが
ほぼ単独行のみが全体の30パーセント
主に単独行でたまに仲間と、という方が全体の35パーセント
という統計が出ております。
つまり山ではぼっちはマイノリテイではないのです。
実際に私もほとんどの山行は単独ですが、これまで居心地の悪さや疎外感を感じたことは皆無です。
山頂こそはグループがいたりしますが、それでも私と同じような単独登山者がいるので特に問題ありません。
特に平日でかつマイナーな山を選べばそれこそパーテイどころか人とすらほとんど逢いません。
ぼっちにとってこれはとても大きなメリットだと思います。
オラついた方がいない
オラついた方とは↑のようなオラオラした方のことですね。
こういった方が苦手な人は多いと思いますが、ぼっちの方は特に苦手な傾向にあると思います。
かくいう私もその一人で、山に登り始めた時は
などと怯えていたのですが、今までオラオラした方とすれ違った方は一度としてありません。
オラオラどころかリアルが充実しまくっているような派手な若者もあまりいません。
いや、そういった方はいるにはいますが、なんと言いましょうかぼっちが苦手とするような傾向の方はいない、ということです。
山が好きな人には悪い人はいない、という言葉がありますが
「ぼっちが苦手とする人間は山にはいない」とも言えます。
ぼっちが苦手とする方はどちらかというと山よりは「海」に集まる傾向があると思います。
山で出会う方は落ち着いている方が多く、年齢層は高めです。
特に地味な低山はこの傾向が高いように思います。
逆に若者は標高の高いわかりやすい山を好む傾向があるように感じます。
こういった点もぼっちには安心できるのではないでしょうか?
日本は山がどこにでもあるからはじめやすい
日本は国土の70パーセントが山に覆われた国です。
気軽に登れるような低山もあちこちにあり、どこに住んでいようとはじめやすいと思います。
ぼっちといえば腰の重い方も多いとおもいますが、別にいきなり本格的な装備を揃え無くても選ぶ山さえ間違えなければ登れてしまいます。
自分のペースで行動できる
協調性がないからぼっちになっている方も多いでしょう。
しかし単独であれば、周りに合わせる必要もありません。
自分のペースで登ることができ、休みも自分の都合で自由にとれます。
他の団体競技ではこうはいきませんよね?
ですが登山であれば全て自由です。
全て自己責任の世界ではありますが、単独登山ならばまわりに迷惑がかかるようなことをしない限り、誰にも迷惑は言われません。
1日が非常に充実する
私の山行は大体始発で電車に乗るところからはじまり、時間にして大体6〜7時間ぐらいでしょうか。
そして最後は必ず温泉で締めます。
私と同じようなタイムスケジュールをこなしている方は多いとおもいます。
このようなスケジュールをこなすと帰りの電車の中で何を感じるかわかりますか?
疲れ?
いえいえ、それもありますがそれ以上にあるのが
えもいえぬ「充実感」なのです。
これも私だけでなく多くの方が感じていることでしょう。
達成感や景色もそうですがこの充実感をまた体験したくて、山に登る方も多いはず。
そしてぼっちの方は少し前の私と同じように、ただ無気力に何もせずに過ごしている方も多いとおもいます。
ですがそういった方こそ、一度この充実感を味わえば病みつきになるのでは?と感じております。
自分に自信がつく
自分に自信が無く、うまく人とコミュニケーションが取れないからぼっちをやっている方も多いでしょう。
ですが山を登るようになれば、多かれ少なかれ自分に自信がつくようになります。
山の醍醐味の一つである達成感。
これは標高に関係ありません。
たとえ観光客で溢れる高尾山のような気軽に登れる山であったとしても、達成感は感じるはずです。
仕事などでは決して味わえない達成感を味わえば、徐々に自信がつくようにもなります。
実際私も自分に自信がだいぶついてきて、以前では考えられなかったような
「自分から話しかける」ことができております。
そしてなんと人生初めての彼女まで
・・・はまだ至っておりませんが、いずれ可愛い山ガールの彼女ができてもおかしくはありません。
以上、ぼっちになぜ登山が向いているかとそのメリットについて書いてみましたがデメリットももちろんあります。
ぼっちで登るということは上記でもお伝えしたように全ての責任は自分にあるということです。
最低限の知識と技術、体力、装備は必要となってくるわけですし、何かあれば自分で対処しなければなりません。
ですので一人で登るのであれば、まずは人がたくさんいる山を選び、土日に登るといいでしょう。
そうすれば何かあったとしてもすぐに人に助けを求めることができます。
お勧めは関東であればやはり高尾山でしょうか。
この時は雨の平日でしたがそれでも人はたくさんいましたし、どのコースも整備されているので道に迷うこともまずないでしょう。
服装は一号路であればジャージにスニーカであっても問題ないと思います。
ただ、素材はポリエステルで長袖長ズボンがベターです。
はじめに高尾山にのぼって何も感じなかった。
自分には合いそうにはない、と思ったら無理をしてまで続ける必要はありません。
ただ、少しでも魅力を感じたのであれば徐々に装備を整え、いろいろな山に出向くといいでしょう。
私はぼっちでも山に登り始めてからとても充実していると感じます。
いわゆる「ソロ充」というやつです。
山は厳しい一面もありますが、誰でも受け入れてもくれる優しい一面もあります。
それがたとえ現実では皆に疎まれているようなぼっちであったとしても。
みくぞう
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