登山三種の神器といわれているものがあります。
「ザック」
「雨具」
「靴」
です。
他にお金はかけなくてもこの三つはしっかりとしたものを揃えた方が良いと言われておりますよね。
この三つ、確かにどれも大事なのですが特に重要視すべきなのは
「雨具」
だと個人的には思っております。
特に登山を初めてまもない初心者は雨具にはお金をかけるべきです。
それを今回、説明していきます。
私は正直、登山を始めて間もない頃はまともな装備を持っておりませんでした。
ザックは学校の通学鞄でしたし、靴は普通のスニーカー、雨具はコンビニで売っていたビニールポンチョでした。
はじめはそれでも特に問題はありませんでした。
しかし、ある日それは起きたのです。
下山中、「雨」が降ってきたのです。
当時でも山の天気が変わりやすいことは知っておりました。
だから雨具は必須の装備品だということも知っておりました。
ですから常に雨具は携帯していたのですが…
ビニールポンチョではダメだということは知らなかったのです。
そしてこの時、それを思い知ることとなりました。
当時は初夏ですでにちょっと蒸し暑い時期でした。
それもあり、ビニールポンチョを着るとすぐに猛烈な蒸し暑さが私を襲いました。
しかもビニールが肌に張り付き、不快度指数はマックス。
すぐに汗でびちょびちょになり、ポンチョを着ていても私の全身はずぶ濡れで全く雨具を着ている意味がありませんでした。
この時はただ不快さを味わっただけで済んだのでまだましですが、
しっかりとした雨具を着ていないと低体温症になり、行動不能になることもあります。
真夏でも登山厨二で低体温症で亡くなる方もおり、一歩間違えれば私もそうなっていたかもしれないと考えると少しゾッとします。
ですから命に関わることですので特に体力や知識が不足している初心者は特に雨具にはしっかりと投資をし、良い物を買った方が良いです。
定番ですが素材は「ゴアテックス」の物をお勧めします。
水は通さないが水蒸気は通すという特徴があり、汗をかいても蒸れないのです。
三重にもなっており、高い撥水性も誇ります。
ビニールポンチョからゴアテックスに変えて大げさではなく世界が変わりました。
そして今までお金をケチっていたことを心底後悔しました。
使ってみてわかったのは雨だけでなく、風も防いでくれるということ。
山って山頂付近は結構風も強いことが多く、真夏でも寒いことがあるのですがそんな時に私は雨具を着用しております。
ゴアテックスは高い防風性も備えているため、風が強い時でも風を通さないのです。
ですからウインドブレーカーのかわりにもなってしまうのです。
雨具という本来の役割から防寒着にもなってくれる。
これほど素晴らしいものはそうないと思います。
登山をするならば雨具は是非ゴアテックスを!
みくぞう
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ゴアテックスも蒸れる時は蒸れます
この三種類の中で遭難に至った場合最も重要になるのが雨具であることは間違いありませんが、
安全登山を心掛けた場合、最も不要でかつ高価であり、無駄だと思えるものが雨具です。
確かに蒸し暑い時はゴアテックスでも蒸れますね。
ただ、雨具は防寒着としても使えるので、山に行くには欠かせない装備品だと思っております。