甘く見てませんか?登山時の水分補給の量やタイミングについて

登山時に欠かせない水分補給。

ですが登り始めて間もない時はどれぐらい水を持っていくかわからず、途中で水を切らしてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか?

かくいう私も登山中に水を切らしてしまったことが一度ありました。

当時は夏場に500mlの水筒二本で挑むなど、今考えれば無謀なことをやっていました。

で、行動時間などを考えずに飲んでいたところ切らしてしまった、と。

近くに水場も、当然自販機もないため、喉の渇きを我慢してひたすら下っていくしかありませんでしたが、今考えれば途中で脱水症状で死んでもおかしくありませんでした。

その失敗をしてから登山時には多めに水分は持参するようにしております。

ですが実際、登山をする時にはどれぐらいの水分が必要なのか。

また、水分補給の仕方や注意点などをまとめてみました。

水分補給のタイミング

よく喉が乾く前に飲むべきと言われますが、正確には運動時の30分前に飲むと良いようです。

飲む量は250~500ml。

そして運動時は20~30分ごとに200mlほどを飲む。

大量発汗する登山の場合は200mlよりやや多めでも問題ありません。

注意点としては一度に大量に飲みすぎないこと。

喉が渇いたからといって大量に飲みすぎると体がだるくなったり、腹痛につながったりします。

特にスポーツドリンクは飲みすぎると逆効果です。

スポーツドリンクは水で薄める。

スポーツドリンクは水分だけでなく、糖分も塩分も同時に摂取できる優れものです。

脱水症状だけでなく、熱中症にも有効ですが、スポーツドリンクは飲み易いように糖分の濃度がかなり濃くなっております。

糖分の濃度が濃すぎると吸収するのに時間がかかったり、甘みがいつまでも舌に残りまたすぐに水分が欲しくなってしまいます。

また、甘味料も含まれており、これを摂取すると人によっては下痢になったりします。

登山中に下痢になるのはできるだけ避けたいですよね。

ですが水で薄めて飲むことで吸収率が良くなり、下痢のリスクも減らすことができます。

だいたい1.5倍から2倍まで薄めると良いと言われております。

激しいスポーツである登山にはスポーツドリンクはうってつけですが、水で薄めることでよりパフォーマンスを上げることができます。

どれぐらいの水分が必要か。

これはだいたいの目安があり、体重+ザック×5×行動時間が登山時に必要な水分量だそうです。

ただ、これはあくまで目安なのでこの計算よりやや多めに持っていった方が良いでしょう。

特に夏場は大量に汗をかくので、特に多めに持っておいた方が良いです。

水場に頼りすぎない。

登山前にルート上に水場があるかどうか、確認すると思いますが水場は渇水することがあります。

特に冬季は枯れていることが多いので水場に頼ってあまり水を持っていかないと危険ですので注意です。

プラティパスを使用する

登山時はこまめな水分補給が必要といってもこまめな水分補給って実は結構面倒です。

いちいちザックをおろして水筒やペットボトルを出して飲むのはかなり億劫なんですよね。

ですから頭ではわかっていてもついつい、水分補給がおろそかになってしまう(特に冬場はそうです)

以前の私がそうでした。

ですがそんな問題を解決してくれるのがプラティパスです。

登山時のマストアイテム、プラティパスをレビュー

2017年8月30日

こちらはペラペラの薄い水筒なのですが、ゴムチューブのホースをとりつけることで歩きながらの水分補給が可能という優れものです。

プラティパスを使用するようになってからはこまめな水分補給ができるようになりました。

これならばホースを吸うだけなので、面倒なことは何一つとしてありません。

脱水症状や熱中症対策にも有効です。

ただ、歩行時は残量が確認できないので飲みすぎないように注意が必要です。

まとめ

水分補給は命をつなぐ非常に大切な行為です。

そして水分補給の仕方によってパフォーマンスも変わってきます。

今回まとめたのは一般論であり、そこから自分でアレンジするのもありです。

実際、私は水分補給のタイミングに関しては自分が一番快適なタイミング、量を一定の間隔で行っております。

また、ただの水や市販のスポーツドリンクではなく自分で作ったオリジナルドリンクで水分補給するのもいいと思います。

 

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みくぞう

山の魅力にとりつかれたソロハイカー。 山には主にトレーニングで登っています。 最近はトレランがメインになりつつありますが、ハイキングもあいかわらず好きです。 気づけば山や温泉のことばかり考えているようになったので、細かく役立つ情報を発信していきます。

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