青梅丘陵ハイキングコースに行ってきたのでレポします。
目次
青梅丘陵ハイキングコースについて
青梅市にある、標高400m前後のピークが連なるハイキングコースです。
登山初心者向けなどと紹介されていることが多く、「ハイキングコース」や「丘陵」という名前がついていることからも「易しい」「歩きやすい」コースをイメージするかもしれません。
しかし青梅丘陵は全長10キロのコース内に「6」ものピークが存在します。
これはどういうことかというと必然的にアップダウンも多くなるということです。
まくことができるピークもありますが、まけないピークの方が多く、名前の響きからなめてかかると痛い目にかかるコースです。
アクセス・コースについて
軍畑駅、または青梅駅が最寄駅です。
どちらの駅からでも登山口まで近く、バスやタクシーを使わずに歩いて行けるのでアクセスはとても良いといえます。
コースの全長はちょうど10キロほど。
累計標高は500前後でしたが、お伝えしたようにアップダウンが多くなかなか侮れないコースです。
ただ、コースは明瞭で各分岐にはしっかりした標識があるので、道迷いの心配は少ないです。
そういったところは確かに登山初心者向きといえるかもしれません。
また、青梅スタートよりも軍畑からスタートしたほうが下り貴重なので若干楽だと思います。
軍畑から登山口まで
軍畑駅から青梅丘陵ハイキングコースの登山口までは徒歩20分ほどです。
高水三山までの案内はありますが、青梅丘陵の案内はないので道間違いに注意、わかりにくくはないのですがこまめに地図を見て進みましょう。
そしてこちらが登山口です。
ハイキングコース内にはこのような標識が随所にあるので安心です。
ですが青梅丘陵はのっけからハード!
このような急な階段がしばらく続きます。
青梅丘陵は階段がやたら多いです。
雷電山山頂
そしてほどなくして雷電山山頂に到着します。
高尾〜奥多摩エリアでおなじみのデザインの標識ですが、青梅丘陵内のピークでこんな立派な標識があるのは雷電山だけです。
ちなみに三年前にも一度訪れているのですが、その当時はこんな立派な標識ではなくこのようなものでした。
当時撮影した標識がこちら。
山頂は一部だけですが、開けておりそこから景色を見ることができます。
雷電山をすぎると比較的なだらかなトレイルが増えていきます。
画像にもちらっと写っておりますが、ベンチもあちこちにあるので、休憩するところには困りません。
辛垣山へ
雷電山から5分ほどで第二ピークである辛垣山へ到着します。
が、ここはまくことが可能です。
この先も小刻みなアップダウンは続くので、体力に自信の無い方は遠慮せずまきましょう。
なお、この時訪れたのは冬だったのですでに枯れておりましたが、辛垣山の近くにシャガの群生地があります。
三年前は5月の初旬だったのでシャガの綺麗な群生がみれました。
ちょっとしたお花畑のようになっており、見応えがありましたよ。
長尾峠到着。
あまり峠っぽくはありませんが、ここにもベンチがあるので一息つけます。
標識にある「鉄道公園」へ向かって進んでいきます。
マスガタ山山頂
ここはマスガタ山というピークらしいですが、山頂標識らしきものは見当たりませんでした。
ここにもベンチがあり、東側が開けているので休憩には最適です。
冬だったのでちょっと地味ではありましたが、三年前の春に訪れた時はツツジだけでなく、あちこちにヤマツツジも見られました。
そしてこの標識をすぎると雰囲気が一変します。
上の標識から先は道幅も広くなり、ほぼフラットなトレイルが続きます。
山というよりは公園のような雰囲気です。
これは好き嫌いが別れるでしょうが、個人的には結構好きです。
矢倉台
そしてこちらが最後のピークである矢倉台です。
辛垣山にはお城があったようなのですが、そこから3キロほど先に位置しており、戦略上重要な物見櫓だったそうです。
ここでしばし夕日を眺めました。
矢倉台以降もちょくちょくこのような景色を眺めることができるスポットが出てきます。
が、ご覧の通りすでに日が暮れてきたのであまり長居はできず・・・
ですが日中であれば休憩には最高だと思われます。
街に出ました。
ここから青梅駅までは下り貴重なので楽々です。
青梅駅でゴール
すっかりと暗くなってしまいましたが、無事ゴールできました。
まとめ
今回、三年ぶりに青梅丘陵を訪れてみたわけですが
「あれ、こんなにキツかったっけ?」
というのが正直な感想です。
私の経験からいってこのような〜〜丘陵といったハイキングコースは比較的なだらかなコースが多いのですが(なんといっても丘陵ですから)
青梅丘陵はそんな私のイメージを覆すなかなかハードなコースでした。
あと、急な階段が多いので階段嫌いな方にはあまりお勧めできないかもしれません。
が、アップダウンは雷電山を過ぎれば少なくなり、矢倉台の手前からはほぼ平坦な公園のような感じになるので辛いのは序盤〜中盤だけといえます。
後半は楽々でしたから。
また、トレランのレースのコースにもなっていることもあり、トレランのトレーニングをする方も多く、トレランにも向いているといえるでしょう。
軽い感じはあまりしませんでした、前半は「登山」で後半は「ハイキング」といった感じですかね?
そこそこタフでハードなコースをお探しの方にはちょうどいいと思います。
逆に体力に自信のあまりない初心者の方には向かないかな。
私は冬と春の二度訪れましたが、やはりおすすめは様々な花が咲き誇り、新緑も楽しめる春の方でしょう。
また、これだけでは物足りない!という健脚の人はお近くの「高水三山」もあわせて歩いてみてはいかがでしょうか?
みくぞう
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