大高取山へと行って参りました。
ここは駅近登山が楽しめる山です。
バスも使わずに徒歩だけで全てが完結できるのです!
太高取山へと行くのは初めてでしたが、奥武蔵らしい地味で(褒めている)渋い魅力があふれている良い山でした。
ただ、大高取山へと行くだけでは歩行距離的に少し物足りない感があるので、周囲のスポットと絡めたハイキングルートにしてみました。
目次
太高取山とは?
埼玉県、越生に位置する376.4mの山。
植林に覆われた地味な山容ながら、山の麓には季節を彩る花がたくさん咲き誇っております。
今回訪れたのは夏だったので確認できませんでしたが、越生は関東三大梅林の1つの越生梅林がある梅の名所でもあります。
2月下旬には一斉に梅が咲き誇り、とても美しい景色を見ることができます。
wikiもないややマイナーな山ですが、梅の時期は観光客で多く賑わうようです。
参考文献
じゃあ、夏はダメなのかというとそんなことはありませんでした。
夏は夏ならではの楽しみ方があります。
それをこれから紹介していきましょう。
アクセス
公共交通機関でのアクセスは大変よく、お伝えしたように今回歩いた大高取山の周回ルートは
駅からバスも使わずに徒歩だけで完結できてしまいます。
そして池袋から東武東上線と東武越生線を使えば越生までかかる時間は約1時間20分ほど
料金は片道720円なので、往復でも1440円
非常にリーズナブルでお財布に優しい登山が楽しめます。
越生駅からスタート
当日の天気はまたもや雨。
今年の8月登山は結局ほとんど雨のみとなってしまいました。
雨と言ってもレインウエアを着るほどではなかったので、そのまま出発します。
これは越生駅から出た直後の写真ですが、そのまま真っ直ぐ直進します。
途中にあった看板。
越生はハイキングに力を入れているようですが、確かにハイキングにはうってつけの良い街だと思いました。
法恩寺へ
先の車道を真っ直ぐ進むと1分ほどで入口が見えてきます。
別に寄らなくても大高取山へは行けるのですが、越生は立派な神社がたくさんあるので是非よっていくことをお勧めします。
ちなみに無料です。
中はそれほど広くはありませんが、見るべきものはこの通り、たくさんありますので是非寄ってみることをお勧めします。
そして法恩寺を抜けて、案内板に従って世界無名戦士之墓、正法寺方面へと向けて進んでいきます。
この案内板を岡崎薬師方面へと進んでいきます。
再び岡崎薬師方面へ
ここからは正法寺というお寺方面へと進みます。
正法寺到着
上の看板から5分ぐらいで到着します。
ここは正法寺、臨済宗建長寺派のお寺のようです。
こちらの正法寺もこじんまりとしたお寺ながら、とても綺麗なので是非見ておきましょう。
そして来た道を引き返し、再び岡崎薬師方面へと進みます。
しばらく進むとのこの案内板にあたります。
左へ抜ければ、そのまま大高取山方面へと向かうことができますが、あえてまっすぐ進んでいきます。
3分ほどでこの案内板が見えてきます。
岡崎薬師まではすぐです。
この車道でありえないぐらい綺麗な虫がいると思ったらタマムシでした。
実物はこの数倍は輝いており、宝石みたいでした。寄り道したおかげで良いものが見れた。
岡崎薬師到着
岡崎氏館ともいいいます。
先のお寺と違って朽ちた感じが漂っていました。
なので、早朝ではありましたがちょっと不気味な雰囲気でした。
そしてまた来た道を引き返し、先の車道をまっすぐ歩いていきます。
その道中で見つけたお花たち。
そして越生小学校横のこの歩道を進んでいきます。
車道横の駐車場を進んでいきます。
五大尊つつじ公園到着
すると程なくして五大尊つつじ公園に到着します。
まずトイレが見えてきますので必要ならばここで済ませておきましょう。
ここはめちゃくちゃ綺麗で嫌なニオイもほとんどしませんでした。
ちなみにここは今はこんなですがつつじの名所であり、4月下旬ごろにはこのような感じになっております。
来るならば4月下旬のつつじが咲き始めてからの方がいいですね。
そして長い階段の上には本尊があるのでそれを目指して進みます。
想像していたより急で長い階段だったので、結構ばてました。
長い剣が祀ってありました。
そして先のトイレ横の脇道から世界無名戦士の墓へと続く道があるので、この道を進んでいきます。
ですがなんと通行止め!!
この先は通行できないようなのです。
しかたないので来た道を引き返します。
が、この通行止めの分岐点の先に道が続いていたので、引き返す前にそちらへと進んでいくことに
ですがこの先は小さな祠が一つあるだけだったので、特に行く必要もないでしょう。
そして来た道を引き返し、先のこの看板の元まで戻ってきます。
だいぶ時間をロスしてしまった・・・
世界無名戦士の墓へと続く道を進みます
公園のような整備された良い道です。
この道の両脇には彼岸花の群生がありました。
彼岸花といえば、巾着田が有名でしたがここもなかなか見事でした。
しかしここから世界無名戦士の墓までが結構長い。
緩やかな坂道ですが、汗が噴き出してきました。
途中で見えた景色。
山には頻繁にいっておりましたが、しばらく景色はお預けの状態が続いていたのでやたら感動してしまいました。
ですがこの上ではもっとすごい景色が見れたのでした。
ちなみに世界無名戦士の墓と続く道の途中でもトイレがあります。
この最後の階段を上ると
世界無名戦士の墓到着
ようやく到着です。
ここは大観山の頂上にある第二次世界大戦で戦死した「無名戦士の墓」も兼ねる兵士の慰霊塔のようです。
ちなみに心霊スポットでもあるようです。
たくさんの兵士が眠る慰霊塔ですからね。
昼間ではほとんどそれっぽい感じはしませんでしたが、確かに夜は怖そうです。
そして両脇の階段で上へと登ることができるのですが、そこから越生の町並みを一望できます。
雲が邪魔ですが、それでもとてもいい景色でした。
晴れていれば最高の景色が観れるでしょう、スカイツリーも観れるとか。
そして世界無名戦士の墓の横に大高取山へと続く道があります。
大高取山へ
ようやく登山道です。
今回は寄り道が多くて、登山道まで来るのに時間がかかりました。
この山道開始直後の道からも越生の景色が見えました。
緩やかな登りです。
大高取山は緩やかな登りと平坦な道が続く感じでしたね。
アップダウンは少なく、とても登りやすいです。
途中で見つけた落雷を受けたらしい木。
わざわざ知らせる必要があるのかは謎。
でも確かに木の皮が派手に裂けておりました。
あとこの大高取山の特徴としてやたら古い案内板とやたら綺麗で新しい案内板が交互に出てくるということ。
古い案内板の方も間もなく、新しい物に変わるのでしょうか?
文字が消えかかっていて見えにくい案内板も多いので、とてもありがたい配慮です。
道も非常に整備されていて歩きやすいです。
身も蓋もない案内板。
山道って…右は山道じゃないのか!?
ちなみにここは大高取山方面へと進みます。
左の方もきになったけどね。
大高取山山頂へ
そしてなんだかあっという間に山頂へついてしまいました。
まあ標高が300mちょいですからね。
ちなみに景色はというと
残念ながらガスってきてしまい、何も見えませんでした。
まあ、一瞬でも景色は見れたんで許します。
ここで昼食。
というか時間的には朝食。
真っ白な景色を見ながらの食事も良いものです(精一杯の強がり)
そして早くも下山です。
しかし歩きやすいだけでなく、綺麗な森です。
やはり霧は森の美しさをより際立たせる効果があるような気がします。
途中で川沿いの道に突き当たり、川のせせらぎを聞きながら歩いていきます。
そしてここで突如、森の中に人工物が
森林ボランテイア活動拠点施設とのことです。
一般の人は中には入れないようです。
この森林ボランテイア活動拠点施設の横に湧き水を発見
ですが恐らく飲めない。
美しい・・・
そして間もなくして山道が終わり、開けたところに出ます。
三満山虚空蔵尊へ
そしてこの道の横へ三満山虚空蔵尊へと続く石段があります。
ここの階段も結構急で長いので地味に足にきます。
なぜか達磨が奉納されておりました。
ここから見えた景色。
うーん、もうひと頑張りってところですかね?
そしてここから越生駅までは車道歩きになります。
しかし山道もそうでしたが、車道に出ても人が全くいません。
越生は大丈夫なのだろうか?と余計な心配をしてしまいます。
ハイキングコースの目立つ看板があちこちにあるのでそれに従って歩けばまず、迷うこともないと思います。
途中でみかけた栗の木。
わかりづらいですが、栗が超デカかったです。
ぐるっと一周回ってきました。
ここからは駅まで来た道を辿っていきます。
ゴール
越生駅へと戻ってきました。
まとめ
またもや天気には恵まれませんでしたが、その分夏とは思えぬような涼しいハイキングを楽しむことができました。
今回登った大高取山は急登やアップダウンもほとんどなく、非常に歩きやすい山でしたので初心者の方にもお勧めできます。
通常、真夏であればこういった低山や車道歩きは灼熱地獄と化すのが恒例ですが全くそういうことはなく、終始快適に歩くことができました。
今回は10キロちょい、といつもよりはやや短めのハイキングとなりましたが、その分たくさんのお寺を見ることができたので満足度は高かったです。
寄り道をしなければもっと短くサクッと回れますが、お寺に興味があればせっかくなので見て回っていくといいでしょう。
越生駅周辺はお寺が多く、今回紹介した以外にもお寺はたくさんあります。
お寺好きであればもっと多くのお寺を渡り歩くのもいいでしょう。
また、この周回ルートでは物足りないようであれば黒山三滝まで歩くこともできますし、日和田山まで縦走して高麗駅まで歩くこともできます。
自分の好みや体力に合わせていくらでもコースを変えることができるので、多くの人が満足出来るエリアであると言えましょう。
また、越生は梅の名所です。
梅まつりが行われる2月下旬から3月下旬
または五大尊つつじ公園のつつじにあわせて4月下旬ごろから5月上旬ごろに訪れればもっと楽しめると思います。
私も次はベストシーズンに、また違ったルートで訪れたいですね!
みくぞう
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