大塚山公園 絹の道を行く

絹の道

八王子の大塚山公園に行ってきたのでレポします。

大塚山公園について



東京都八王子市鑓水にある公園であり、標高は213.4。

かつての絹の道の中継地点でもありました(WIKIより抜粋)

前回訪れたかたらいの路から少し外れたところにありますが、かたらいの路のハイキングコースだけでは足りなかったので前から気になっていた大塚山にも行ってみることにしました。

超低山ではありますが、YAMAPにも山頂登録されていたのでどんな感じか気になったのです。

アクセス


最寄駅はJR片倉駅

とはいっても片倉駅からは2.4キロほどあるので、近いとは言い難いです。

近くにバス停があるわけでもないので、アクセスはあまりよくありません。

大塚山公園の様子

片倉方面からだと長い階段を登っていくことになりますが、実は裏側からも登れます。

裏側からも結構な急坂を登って行くことになりますが…

大塚山公園

裏側からだと給水施設の横を通って公園内に入ることになります。

給水施設

しばらく進んでいくと、すぐに山頂へと続く階段が現れます。

が、私はまず山頂にはいかず左側に行くことにしました。

大塚山公園

片倉駅側からのアクセスだとこの長い階段を登ることになります。

階段

そしてこの長い階段を登り切ると八王子が一望できます。

ここは夜景スポットにもなっているようです。

こちらのサイトを見ると標高こそは低いもののなかなかの夜景が見られるようです。

景色

景色を堪能したあとは山頂へと向かいました。

大塚山公園

山頂には1875年に建てられた道了堂の跡地があります。

この道了堂は峠を通る旅人や村内の安全の為に村でも見晴らしの良い峠の上に、浅草花川戸から道了尊を完成させ、明治7年(1874)に創建したものだそうです。

様々な経緯をえて全体が整備されたのは明治10年で、道了堂建設のいきさつを記したものは明治13年に建てられております。

地元の人々の信仰を集めてかつては繁栄したようですが、しだいに荒れていき昭和58年に倒壊しかけた堂が撤去され、今に至るそうです。

ですが今は山頂を含め公園内はとても整備されており、先日の台風の面影もどこにも見当たりませんでした。

大塚山山頂

道了堂跡の他にはお地蔵様などが残されております。

お地蔵様

ベンチもやたらたくさんありました。

以外と訪れる人は多いのでしょうか(訪れた時は私以外は誰もいませんでしたが)

ベンチ

三角点も一応ありますが、山頂標識は見当たりませんでした。

三角点

絹の道へ

山頂からは絹の道を進んでいきました。

こちらの絹の道はかつては浜街道とも呼ばれており、八王子から原町田を通って横浜まで通じていたそうです(絹の道と呼ばれるようになったのは昭和30年ごろから)

今回はそんな絹の道の一部だけを歩いてみました。

1859年頃、横浜が開港されると安価で上質な生糸は重要な輸出品となり、八王子に集められた絹糸はこの道を通って横浜へと運ばれていったそうです。

横浜に来航した外国人たちもこの道を通って八王子や高尾山などへとも観光に訪れたとのこと。

絹の道資料館の石塔が立つ分かれ道から道了堂入り口までの道は当時の面影を残しております。

絹の道

ここから一キロほどはその当時の面影が残された未舗装の山道を進んでいきます

絹の道

さすがは絹を運ぶ道だけあって非常に歩きやすいです。

絹の道

途中には何かのお店(現在はやっていなさそう)もあります。

お店

ですがあっという間にトレイルは終わり、舗装路になってしまいます。

絹の道 舗装路 標識

こちらは絹の道資料館。

時間があれば寄ってみるといいでしょう。

絹の道資料館

まとめ

正直、単体で訪れるだけの価値があるかどうかは微妙ですので、かたらいの路とセットで回ることをお勧めします。

近くには露天ガーデンという温泉施設があるので、そこをゴールにするのもお勧めです。

また、夜景が綺麗とお伝えしましたが、公園内には街灯はなく夜間は真っ暗だと思われますのでライトは必須です。

 

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みくぞう

山の魅力にとりつかれたソロハイカー。 山には主にトレーニングで登っています。 最近はトレランがメインになりつつありますが、ハイキングもあいかわらず好きです。 気づけば山や温泉のことばかり考えているようになったので、細かく役立つ情報を発信していきます。

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