穴場的存在、静寂の南高尾山稜

高尾山口駅から降りる方のほとんどはそのまま高尾山へと向かうようです。

しかしご存知でしたか?

高尾山口にある山は高尾山だけではないんです!

高尾山口のすぐ近くから登山口へとアクセスでき、しかも高尾山の混雑っぶりとは対照的に静かな山歩きを楽しめて、それでいてきつすぎず登山初心者の方でも歩きやすいコースなのです。

それこそが南高尾山稜なのです。

じつは私も最近、初めてその存在を知ったので早速その実力、魅力はいかなるものかと歩いてまいりました。

高尾山口駅へ

もう何度訪れたかわからない高尾山口駅です。

ですが登山口利用で降りるのは久しぶりかもです。

いつもは縦走のゴール地点ですからね。

ちなみに始発で来たので6:20分に降り立ったのですが、さすがに人もあまりおりませんでした。

高尾山口駅

  

高尾山方面に向かう途中である橋を渡ります。

橋

 

 

 

橋を渡ったらそのままミュージアム方面へと真っ直ぐ進んでいきます。

しばらく進んでいくと左方向にお地蔵さんと小さな案内板があるので見逃さず左へ曲がります。

ここから「関東ふれあいの道」となります。

関東ふれあいの道とは?
関東地方、一都六県をぐるりと一周する長距離自然歩道で、総延長は約1,800kmもあります。

大抵整備されており、歩きやすい道です。

標識

 

細い道

 

細い小道を歩いていきます。

 

また案内板があるので城山方面へと示されている方へ向かいます。

ここまでくれば登山道までもう少しです。

    

はじめは車道ですが

 

すぐに綺麗な森の中に突入します。

 

7月中旬ですが森の中は全く蒸し暑くはなく、むしろ涼しかったぐらいです。

濃い緑の匂いもあり、すこぶる気分が良くなりました。

 

森を直進するとお地蔵さんが現れ

   

その横のベンチにさりげなく案内が書かれております。

 

ここから本格的な登山道がスタートです。

はじめからなかなか急な登りではやくも息が切れ始めます。

草戸峠へ

ですが以外と早くに草戸峠に到着してしまいます。

草戸峠

 

草戸峠からの眺め

 

ここからの眺めはなかなか良かった。

草戸山へ

草戸山山頂

 

そして草戸峠から10分ほどで草戸山へ到着。

草戸山は町田市の最高峰。

高尾山の近くの山で、そこそこ人気はあるのですが高尾山のように混み合うことはありません。

ここまで駅から一時間ちょいでした。

草戸山山頂には神社と

神社

 

 

祠

 

休憩所があります。

 

一休みしたら再び城山方面へと向かいます。

   

   

この南高尾の特徴としては歩きやすくなだらかな道が多いということ。

そして巻道も豊富なので各ピークにたたなくてもまくことも可能です。

周回すると距離はそこそこありますが、登山初心者にもぴったりです。

ですが全てまいても避けられない急な階段もあるので、軽いハイキング程度で歩くと痛い目を見ます。

きちんとした装備と十分な水はあったほうがいいでしょう(高尾山まで水場はないので)

またもう一つの特徴として

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この通り、ヤマユリがやたら多かったです。

これは夏季限定でしょうが、見事なヤマユリが多かったのでこれだけでも見に行く価値は十分あると思います。

ヤマユリ以外にもいろいろとお花はありました。

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そして時折視界が開け、城山湖が顔を出してくれます。

人工の湖のようですが、水面が太陽の光でキラキラと輝いておりとても綺麗でした。

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また、この縦走路はベンチが多いのも特徴の一つです。

ちょくちょく腰を下ろして休憩したいという方にとってはとてもありがたいでしょう。

榎窪山山頂へ

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山頂といっても特に景色が見れるわけでもなく、これといった特徴はありません。

泰光寺山頂へ

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ここもベンチがあるだけでこれといった特徴は無し。

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そして15分ほど進むと見晴台が現れます。

ここには手作りのリュック掛けがあり、ザックをかけることができます。

こういった何気ない気遣いってとてもありがたいですよね😊

そしてここからの眺めもグッドでした

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津久井湖に丹沢山塊、そして微妙に富士山も見え低山とは思わないほどの眺めでした。

久しぶりに天候にも恵まれたこともあり、しばらく見入ってしまいました☺️

大洞山到着

見晴台から40分ほどで大洞山山頂へ到着。

しかしここもこれといって特徴がありません。

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ですがかわりにトカゲさんが出迎えてくれました。

ありがたいことにこちらの撮影が終わってから逃げてくれました。

サービス精神旺盛なトカゲで良かったです。

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大垂水峠へ

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大洞山から下っていくと大垂水峠に到着します。

橋を渡ってちょこっとだけ車道を歩きますが

すぐにまた山道へと入ります。

城山方面への山道は沢があるので夏の時期にはありがたいです。

ですがここからはまたやや急なのぼりがしばらく続きます。

おそらくここが南高尾山稜で一番きついところだと思います。

初心者の方はペースを上げすぎずゆっくりと!

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そしてそののぼりを抜けると奥高尾縦走路へと合流します。

南高尾山稜はそれほど人は多くないのですが、奥高尾縦走路に入ると一気に人が増えるのが特徴です。

ここも多くの登山者、初心者の方に人気の縦走路ですね。

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高尾山山頂へ

そしてお馴染みの高尾山山頂へと到着です。

平日だったのでめちゃくちゃ混んではいませんでしたが、それでも今までの静けさはなんだったのかというほどの賑わいは見せておりました。

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快晴だったので高尾山山頂からの景色もバッチリです。

4号路へ

高尾山でいつも迷うのは下山ルートです。

今回も迷いましたがあまり通ったことのない4号路を使い、1号路へと合流し下山することに決めました。

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これといって特徴のない登山道ではありますが

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吊橋があったり

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どでかい倒木があったりと、それなりに見ごたえはあり楽しめました。

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そして一号路へと合流。

やはりこの道は一番人気のようで軽装の方が次々と登ってきました。

ここでは人が多いし面倒なんで挨拶は無し。

向こうから挨拶してくる人もいませんでした。

そしてなぜか平日なのにもかかわらず若者の姿が多い!

前回下山に使った時も感じましたが一体なぜなのか。

金比羅台付近からの眺めも良好です。

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緑も大変濃く、美しい。

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高尾山口駅に到着

6時間ぶりに戻ってきました。

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最後に

南高尾は

登山道はきちんと整備されている、休憩所多し、看板も多く迷いやすい箇所は無し、危険箇所も無し

おまけに花も景色も良い、と至れり尽くせりな良い道でした。

迷いやすそうなところもありませんし、縦走に初めて挑戦したい、という登山初心者の方にもいいと思います。

最近はトレランも多く、トレラン勢いにも人気のルートのようです(実際、フラットなトレイルが多くトレラン向きな縦走路です)

おまけにとても静かで人も少ないので高尾山の混雑を回避したい場合は特にオススメのルートです。

 

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みくぞう

山の魅力にとりつかれたソロハイカー。 山には主にトレーニングで登っています。 最近はトレランがメインになりつつありますが、ハイキングもあいかわらず好きです。 気づけば山や温泉のことばかり考えているようになったので、細かく役立つ情報を発信していきます。

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2 件のコメント

  • 初めまして! このスタート地点が気になって行ってみましたがお地蔵様のある分岐が見つかりませんでした。たいがいの方は峯尾商店さんの脇道から入っていく登山道を入ってます。高尾ミュージアム向かいのコンビニもカフェになってました。その先には車の祈祷場がありますがもしよろしければ詳しく教えてください。

    • コメントありがとうございます。
      確かに多くの方は峯尾商店からのコースを行くと思います。
      当時はそのコースを知らなかったのです。
      お地蔵様の分岐は見つかりませんでしたか。
      高尾山口駅から結構距離があるのですが、もしかしたら手前で引き返してしまったのかもしれませんね。
      コンビニも確かに以前行った時は無くなっていましたが今はカフェになったのですね!
      それから車の祈祷場については初めて知りましたがこちらのことでしょうか?

      https://www.takaosan.or.jp/sanpai/car.html

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